わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

ハリケーンの性差別

2014-06-02 | 日記
 お昼のために家に帰る途中、ラジオで聴いた小話(会社への通勤時間3分につき、ランチタイムは家に帰ることが多いのです)。

 かつて、ハリケーンは女性の名前ばかりでしたが、1979年に男女差別だということで、男性名と女性名が交互に使われるようになりました。Wiki先生によれば、この名前リストは6年毎に同じリストが使われるのだそうです。但し、大きな被害のもととなった名前は「引退」になるんだって。最近、アメリカで大きな被害をもたらしたのは、2005年にルイジアナ州ニュー・オリーンズを襲ったカタリナと、2012年にニューヨークを中心に東海岸を襲ったサンディー。どちらも女性の名前であるにもかかわらず、女性名のハリケーンは男性名のハリケーンほど警戒心を持たれないという調査結果が発表されました。また、同じ女性名でも「オフィーリア」や「シンディー」などの柔らかな響きの名前は「バーサ」なんて強そうな名前より軽んじられる傾向にあるそうです。

 そして、その結果が、実は女性名のハリケーンの方が、男性名ハリケーンよりずっと多くの死者を出しているという事実。名は体を表わしていない。それにしても、女性大統領が実現化しそうな女性が強いこのお国で、未だに女性名のハリケーンが軽んじられるとは、驚きです。この調査研究を紹介する Wahington Postページは、こちら、そして、実際の照査結果発表のページはこちらから閲覧できます。

 ところで、お天気予報の大御所、Weather.comのページは、たぶん私が最も頻繁にチェックするページの一つなのですが、このページでは、詳しいお天気予報に加えて、スクリーン上部でちょっとしたニュースの短いクリップが紹介されてるのですが、何故かこれが暗い話題といいますが、不幸なお話が多い。他人の不幸は蜜の味とはいいますが、お天気を知りたいだけなのに、ついでにサメに食われた人やら、子供の事故死なんて話を見せつけられたくないよ~!