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イヤなことを云ってくれる・・

2010-11-01 05:40:04 | 組織マネジメント改革の実践
社長業を引き継ぐ者としての心得は・・
中小企業の若手経営者の勉強会で議論になりました。

公私混同は避ける・・
オレがオレがの「我」を捨てる・・

社内の誰よりも努力する・・
社外の人たちと交流し人脈を拡げる・・

いろいろな意見が出ました。
どれも心得ておかねばならない、大切な事柄です。

ところで、今までは・・先代の社長に、
「こうしたいと思いますが、いかがでしょうか」とお伺いをたてれば事は済みましたが、
社長業を引き継いだからには、そうはいきません。

引き継ぐからには、社長は物事を決める最終の立場にあるとの自覚、覚悟が必要です。

ギリギリのところでの決断は、社長がやるしかないのです。
それも一歩間違えば、企業の存続すら危うくすることすらあります。

そんな場合、その決断の基準をどこにおいたらいいのでしょうか。

私は創業のころ「人間として何が正しいのか」ということを判断基準にしたと、
稲盛和夫氏云っています。

中小企業といえども社長になれば、社内では権力の座にすわります。

ともすれば自分の欲望がその判断基準になることがあります。
ともすれば自分の狭い考えや価値観が判断基準になることがあります。

人として何が正しいかを判断基準に・・
なかなか難しいテーマですが、社長業を引き継ぐ者として常に自問自答したいテーマです。

権力を持つとモノが見えなくなる・・

腹を割って話のできる真の仲間、ブレーンを持つ。
原理原則を教えてもらう師を持つ。

そして、いやなことを云ってくれる部下を避けないこと・・こんな話になりました。