これまでに酷いCBXの臨床例は数多くUPしてきましたが
感じることは「ヤンチャ系カスタム車両」でのパターンが多いこと。
今回もマフラーの色から想像できると思いますが
そんな風味のカスタム車両。
よっぽどの車両はホームページのTOPページで
規制項目を設定しているので
「シオハウスではノーマル車両しか診てくれない」ともっぱらの噂になっているそう
今回は総合点検その他でのお預かり
さてさて、まずはざっと見積り出すために早速車両を見ると.....
うそ!?エンジンマウントのボルトが脱落して居ない!!!!!!!!!



他のボルトも全部締まっていなかった
恐ろしい!
これまたよくありがちな風景

フェンダーレス化されていますが
「美しくない!」
バッテリーのドレンホースが不在

真横にマグネットスイッチが居ますから端子の腐食、はてはマグネットスイッチ自体の不具合につながります。
リアマスターシリンダーが他車種流用.....きちんと付いていれば良いのですが

これまたシリンダーに対してロッドが斜めになっている。
ボルト穴位置(スパン)が合って、ペダルが動けばいいかといったおっつけ仕事
よくないなぁ
ピストンもいい塩梅に錆びている様子


ここは定期的にメンテナンスしたいところですね
シール類は基本は車検ごと
最低でも4年に一回はO/Hして欲しいです。
エンジンがシビれます。
#3プラグが緩まない!?
奥まで入っているので斜めに入れたというより
かじらせてしまったのでしょう
慎重にプラグを外してみると

アルミが溶着しています。

穴の方もねじ山が終わっています。
ヘリサート修正が必要になりますね
プラグホールのタップ掛け、ヘリサート処理は注意が必要です。
切削粉が中に落ちては意味が無い
万一バルブに噛んだら圧縮漏れの原因となります。
慣れていないビギナーがやるにはリスクが大きい作業です。
置いておくだけでエンジン下にオイルが落ちる酷いオイル漏れ
いたるところ液体パッキンが使われています。
普通にガスケット交換すれば液体パッキンまで塗ることはめったに無く
開けてガスケット交換していないのは明らかですね
オイルパンもはみ出た液体パッキンに注目

こんな場合は再使用しているのは明白ですが

それどころか切れているじゃないですか!酷いおっつけ仕事
カラーも不在です。
漏れて当然です。
そんな状態ならもちろん
オイルフィルターも確認します。
ん、緩まない!馬鹿ぢからで締まっています。(危険、危険!)

外してみると....液体パッキンてんこ盛り!フィルターにまで付着しています。

案の定スプリングシートも入っていませんでした。
いたるところ液体パッキンが使われています
クラッチカバー

スターターカバー

オイルパスプラグからオイル漏れ......
Oリングが終わっています。
ヘッドカバーを見ると

ヘッドカバーガスケット、マウンティングラバーともに液体パッキンで再使用
総合点検にはタペット調整も含みますから、開ける為交換します。
見落としたのが
スロットルケーブル
基本的に1本引きの車両はお断りしています。
本来、トラブルが起きてもスロットルを戻せるように戻り側のケーブルがあるのですが
コールを切る為にスロットルの動きを軽くする為1本引きにしている車両が多いのです。
自分で手を入れた車両がコール切られて乗られるのは堪らなく嫌なのです。
(エンジンにやさしくないですからね~思いやりを感じられません)
セルモーターにもオイルが見られます。

内部を確認するとブラシが使用限度を超えて終了寸前、オイルも混入し始めています。
要O/Hです。
ACジェネレーター側を開けると........

これまで見た事が無いくらいブラシのあたり面が段付き磨耗
一体、何万Km走っていることやら(付いてるメーターは5万kmだが..)
酷いのはガスケットが入っていない!!!!!!!
こちら側のオイルパスプラグのOリングも終わっています。
何故かタコメーターケーブルが外れている

繋いでみると....激しい異音が......
軸とメタルが焼きついています。
これも音が出てからでは遅いです。メーター屋にO/H出しても
部品交換でとんでもない金額になってしまいます。
ライトケースも配線通すのに酷い穴あけ
バリで配線傷つけたら大変です。
結局、見積り20万円超え
またばらさないと分からないスイングアームピボット、ホイールベアリングが追加になる場合があります。
作業進行中に出てきた不具合は都度お伺いして作業を進めます。
いっぺんに全部ばらしてお見積りって言うわけにはいきませんからご了承いただきます。
念のため予備費用ということで数万円載せておきますが、あまりに酷いとオーバーすることもあります。
もちろん余った分は最後に清算します。
この車両も見積りを送付してこれからお客様とご相談
感じることは「ヤンチャ系カスタム車両」でのパターンが多いこと。
今回もマフラーの色から想像できると思いますが
そんな風味のカスタム車両。
よっぽどの車両はホームページのTOPページで
規制項目を設定しているので
「シオハウスではノーマル車両しか診てくれない」ともっぱらの噂になっているそう
今回は総合点検その他でのお預かり
さてさて、まずはざっと見積り出すために早速車両を見ると.....
うそ!?エンジンマウントのボルトが脱落して居ない!!!!!!!!!



他のボルトも全部締まっていなかった
恐ろしい!
これまたよくありがちな風景

フェンダーレス化されていますが
「美しくない!」
バッテリーのドレンホースが不在

真横にマグネットスイッチが居ますから端子の腐食、はてはマグネットスイッチ自体の不具合につながります。
リアマスターシリンダーが他車種流用.....きちんと付いていれば良いのですが

これまたシリンダーに対してロッドが斜めになっている。
ボルト穴位置(スパン)が合って、ペダルが動けばいいかといったおっつけ仕事
よくないなぁ
ピストンもいい塩梅に錆びている様子


ここは定期的にメンテナンスしたいところですね
シール類は基本は車検ごと
最低でも4年に一回はO/Hして欲しいです。
エンジンがシビれます。
#3プラグが緩まない!?
奥まで入っているので斜めに入れたというより
かじらせてしまったのでしょう
慎重にプラグを外してみると

アルミが溶着しています。

穴の方もねじ山が終わっています。
ヘリサート修正が必要になりますね
プラグホールのタップ掛け、ヘリサート処理は注意が必要です。
切削粉が中に落ちては意味が無い
万一バルブに噛んだら圧縮漏れの原因となります。
慣れていないビギナーがやるにはリスクが大きい作業です。
置いておくだけでエンジン下にオイルが落ちる酷いオイル漏れ
いたるところ液体パッキンが使われています。
普通にガスケット交換すれば液体パッキンまで塗ることはめったに無く
開けてガスケット交換していないのは明らかですね
オイルパンもはみ出た液体パッキンに注目

こんな場合は再使用しているのは明白ですが

それどころか切れているじゃないですか!酷いおっつけ仕事
カラーも不在です。
漏れて当然です。
そんな状態ならもちろん
オイルフィルターも確認します。
ん、緩まない!馬鹿ぢからで締まっています。(危険、危険!)

外してみると....液体パッキンてんこ盛り!フィルターにまで付着しています。

案の定スプリングシートも入っていませんでした。
いたるところ液体パッキンが使われています
クラッチカバー

スターターカバー

オイルパスプラグからオイル漏れ......
Oリングが終わっています。
ヘッドカバーを見ると

ヘッドカバーガスケット、マウンティングラバーともに液体パッキンで再使用
総合点検にはタペット調整も含みますから、開ける為交換します。
見落としたのが
スロットルケーブル
基本的に1本引きの車両はお断りしています。
本来、トラブルが起きてもスロットルを戻せるように戻り側のケーブルがあるのですが
コールを切る為にスロットルの動きを軽くする為1本引きにしている車両が多いのです。
自分で手を入れた車両がコール切られて乗られるのは堪らなく嫌なのです。
(エンジンにやさしくないですからね~思いやりを感じられません)
セルモーターにもオイルが見られます。

内部を確認するとブラシが使用限度を超えて終了寸前、オイルも混入し始めています。
要O/Hです。
ACジェネレーター側を開けると........

これまで見た事が無いくらいブラシのあたり面が段付き磨耗
一体、何万Km走っていることやら(付いてるメーターは5万kmだが..)
酷いのはガスケットが入っていない!!!!!!!
こちら側のオイルパスプラグのOリングも終わっています。
何故かタコメーターケーブルが外れている

繋いでみると....激しい異音が......
軸とメタルが焼きついています。
これも音が出てからでは遅いです。メーター屋にO/H出しても
部品交換でとんでもない金額になってしまいます。
ライトケースも配線通すのに酷い穴あけ
バリで配線傷つけたら大変です。
結局、見積り20万円超え
またばらさないと分からないスイングアームピボット、ホイールベアリングが追加になる場合があります。
作業進行中に出てきた不具合は都度お伺いして作業を進めます。
いっぺんに全部ばらしてお見積りって言うわけにはいきませんからご了承いただきます。
念のため予備費用ということで数万円載せておきますが、あまりに酷いとオーバーすることもあります。
もちろん余った分は最後に清算します。
この車両も見積りを送付してこれからお客様とご相談