先日部品購入のお客様から
「CBX550Fのコンロッドメタルを1箇所焼きつかせた、
部品注文したいのだが400用を注文すれば良いのか?」
との問い合わせ
「いえいえ、クランクピンの太さが違うのでパーツリスト上別設定ですよ
ちなみに新品は廃盤で手に入りません」
「ホンダで聞いたのですが太さは一緒だと言われた、また部品番号が違うのも真ん中のアルファベットが入った番号は作っている工場の違いなので一緒じゃないか?とのこと」
いったい何処のホンダで聞いたのやら?
あながち無くはない話
質問された車種に詳しくなく、パーツリスト、マニュアルを見ながらの対応では可能性がある

(NetShopには載せていませんが在庫はしていますよ~)
なぜならこのCBX用のパーツリスト、マニュアルは問題あり
特にマニュアルは誤記載やわかりづらい書き方の嵐
パーツリストのクランクシャフトのページを見てみよう

右余白に勘合表が載っていますが
良く見ると

クランクピン32φ......
550じゃん!!
ちなみにクランクピンの径ですが
400は30φ
550は32φ
まぁアルファベットと数字の合わせ方とメタルの色は一緒なので書かれている数字が違うだけで問題は無い
次にサービスマニュアルを見てみると


こちらはちゃんと30φ
ただし、整備情報を見てもクランクピン径は出ていない

エンジンでの400との違いがある部分としてカムシャフト、シリンダー、クラッチスプリング、カムチェーンだけしか書かれていない
これでは詳しくない人には判らないだろう
また
「1箇所だけ焼きついたのは材質不良」
なんて云ってるので
「いえいえ、それよりも基本クランクの設計がイマイチの気がしますよ、
大昔CBXのエンジンO/Hもやってた頃は#3コンロッドの焼きつきを良く見かけましたよ。
本題に戻って、部品に関しては中古で使えるものを手に入れないといけないが単品では色は判らない(裏面に打たれている記号数値はまったく関係無し)
中古のエンジンなりコンロッド付きのクランクを手に入れてコードNoから判断するしかないでしょう。」
大昔のブログの記事でも1箇所だけの焼きつきやメタルの剥離の記事があるでしょう
左上の検索で適当なワードを入れて検索かけると出てくると思います。
(「砂の恐怖」シリーズもけっこうシビれますよ~)
あと、部品番号の真ん中の3文字は機種コード
MA6=CBX400F
MA7=CBX550F
製造会社の違いは最後の数字3桁です。
(対策品、設計変更、表面処理、特別管理などいろんな要素があります。)
ちなみにCBX、CBRなどは修理部門の取り扱いから外しているので技術相談はお受けできません
今回は部品の購入に関しての話からの流れで対応しただけですから
どうかご理解くださいね。
「CBX550Fのコンロッドメタルを1箇所焼きつかせた、
部品注文したいのだが400用を注文すれば良いのか?」
との問い合わせ
「いえいえ、クランクピンの太さが違うのでパーツリスト上別設定ですよ
ちなみに新品は廃盤で手に入りません」
「ホンダで聞いたのですが太さは一緒だと言われた、また部品番号が違うのも真ん中のアルファベットが入った番号は作っている工場の違いなので一緒じゃないか?とのこと」
いったい何処のホンダで聞いたのやら?
あながち無くはない話
質問された車種に詳しくなく、パーツリスト、マニュアルを見ながらの対応では可能性がある

(NetShopには載せていませんが在庫はしていますよ~)
なぜならこのCBX用のパーツリスト、マニュアルは問題あり
特にマニュアルは誤記載やわかりづらい書き方の嵐
パーツリストのクランクシャフトのページを見てみよう

右余白に勘合表が載っていますが
良く見ると

クランクピン32φ......
550じゃん!!
ちなみにクランクピンの径ですが
400は30φ
550は32φ
まぁアルファベットと数字の合わせ方とメタルの色は一緒なので書かれている数字が違うだけで問題は無い
次にサービスマニュアルを見てみると


こちらはちゃんと30φ
ただし、整備情報を見てもクランクピン径は出ていない

エンジンでの400との違いがある部分としてカムシャフト、シリンダー、クラッチスプリング、カムチェーンだけしか書かれていない
これでは詳しくない人には判らないだろう
また
「1箇所だけ焼きついたのは材質不良」
なんて云ってるので
「いえいえ、それよりも基本クランクの設計がイマイチの気がしますよ、
大昔CBXのエンジンO/Hもやってた頃は#3コンロッドの焼きつきを良く見かけましたよ。
本題に戻って、部品に関しては中古で使えるものを手に入れないといけないが単品では色は判らない(裏面に打たれている記号数値はまったく関係無し)
中古のエンジンなりコンロッド付きのクランクを手に入れてコードNoから判断するしかないでしょう。」
大昔のブログの記事でも1箇所だけの焼きつきやメタルの剥離の記事があるでしょう
左上の検索で適当なワードを入れて検索かけると出てくると思います。
(「砂の恐怖」シリーズもけっこうシビれますよ~)
あと、部品番号の真ん中の3文字は機種コード
MA6=CBX400F
MA7=CBX550F
製造会社の違いは最後の数字3桁です。
(対策品、設計変更、表面処理、特別管理などいろんな要素があります。)
ちなみにCBX、CBRなどは修理部門の取り扱いから外しているので技術相談はお受けできません
今回は部品の購入に関しての話からの流れで対応しただけですから
どうかご理解くださいね。