車検車両の続き
今回はフォークブーツ交換のためフォークを外すので曲がり確認はダイヤルゲージで正確に点検
両方とも曲がり無し
33φフォークは結構曲がりやすい、ちょっと転んだだけでも曲がることがある
これはHAWKやCB250RS、クラブマンでも同様
預かる前に言われていた
「最近ギヤー抜けが多くなってきた気がします。
1速に入れてあるのに発進時にニュートラになったり高速走行中に1段下がったりするときもあります。」
ギア抜けでCB400Fで良くあるのがポジティブストッパーの破損
シフトリンケージのアームが折れることでシフトアップ時またはシフトダウン時のいずれか片方で抜けやすくなる
それ以外にチェンジアームの位置も関係している
たとえばこの車両預かり時は
ポンチマークの位置は合っているが
シフトダウンするとアームがLカバーに当たる
整備作業中、Lカバーを外すので診てみると、当たっていたところは磨耗し凹んでいる
もう少しというところで止まってしまう
1速~2速間は間にニュートラルがあるので若干ストロークが長い
走行中なら2速から1速はスムーズに入ると思うが
信号待ちなどで1速に入れたときに引っかかったまま入りきれておらず、発進時にニュートラルに戻ってギア抜けを起こす場合がある
分かりやすいのが、センタースタンドで車体を立てて手でシフトペダルを下げたままリアホイールを回すともう「ガチャ」ってもう少しストロークする場合がある
(もちろんすんなり奥まで入るときもある)
その中途半端な位置のままだと抜けるようです。
スプラインが合っているのに何故?
これはあくまでも憶測だが長いシャフトゆえに捻れが生じているのではないか?
たまにシフトダウン時にかかとでガンガンやる人がいるが
そんなことすりゃ捻れるだろうな
対処としてはスプラインを1コマずらす
充分すぎる隙間ができました
最後に省電力化
お客様の意向からヘッドライトだけはハロゲン球
12V60/55W→35/35W、ただしハイワッテージバルブのため60/60Wクラスの明るさは確保できる
ウインカーとテール/ストップ球をLED化
ウインカーは3個が社外品で1個純正
フロント右=社外品
あれ?ビス緩んでいるし
しかしまぁ社外品は簡素です。
パッキンはゴムじゃなくスポンジで引っかかる段差は無し
リア左=社外品
ここはパッキン不在、そのためか錆びています。
ウインカーレンズとボディの間に挟まりシールしてくれれば良いのですが
この車両の社外ウインカーは期待できない
リア右=純正品
ボディ自体がダイキャストでしっかりしている、社外は樹脂(プラスチック)
内部構造がまるで違う、パッキンもゴム製
値段も純正1個(フロント¥3580、リア¥4040)の金額で社外は1台分買えたりするのでは?
もちろんパッキンが収まる段差があります。
組み終わってバッテリー端子電圧のチェックをすると
フルLEDよりは劣りますが
ライトONで2000rpmで13V、3000rpmで約15V出ていて
ウインカー点滅させ、ブレーキランプ点灯させても落ち込みは少ない
以前とは雲泥の差
これで夜間も安心して乗れますね
ほぼほぼ完成
週明け(今週)陸事に持ち込むだけです。
明けて11/30(土曜日)
この日の予約修理車は同様にLED化
ニュートラル以外、ヘッドライトも含すべてをLED化
この車両は店主号と同様スタンレー製のH4タイプのヘッドライトが付いているので
装着実績のあるスタンレー製のLEDバルブを装着
実際自家用車で車検通っているので安心
しかし、ヨンフォアのライトケースの場合は加工が必要になる。
合わせてヨーロピアンウインカーから純正ウインカーに変更依頼
インジケーターBOXの交換も依頼事項
フロントヘッドライトステーのウインカーが付く部分に半分くらい塗膜がある
万一アース不良があると(将来起きても)嫌なので塗装をはがす
白い線までウインカーが入るのでそこまで処理
完成
この車両のオーナーさん、鯨食堂へ一度連れて行ったらハマッてしまい
この日も間に合えば行きたいとフライングで9時前には到着していた。
もう一方部品購入のお客様が是非行きたいとすでに到着済み
で、揃って鯨食堂へ
店主はいつもの
鯨寿司(松)
※画像忘れ
カキフライ
慌ててマイタルタル忘れ
シェア用に竜田揚げ
部品購入のCB1100Rのお客様は鯨の竜田揚げは小学生以来!あまりのおいしさに感激していました。(リピーター確定らしいよ)
12時の開店時間までには店に戻ってきた。
翌日12/1(日)は休みとあってお客様が続々
この日の予約修理2件目
フロントフェンダーステー固定用ボルトを締めていて折ってしまい、
自力で外そうとして失敗し逆タップを折れ込ませてお手上げ状態で泣きついてきた。
普通締めすぎて折ったのなら簡単に外れるのだがどうしたことか
上からワッシャーを溶接してチャレンジ
ボルトがボトムケースの面より内側なので全周溶接が出来ず
ちょん付けでは負けてしまいNG
切削除去で対処
専用の冶具をフライスにセットしてボルトを削ってしまいます。
その後はヘリサートを打って完了
聞けば下穴を大きく開けすぎたうえに逆タップを結構打ち込んだらしい
ボルトが広がってしまいボトムケースのねじ山に食い込んだのでしょうね
これくらい寒くなると皆さんオーバークール対策に余念が無い
この日は店主は忘年会に呼ばれていて途中退場
翌日はイベントに行くため朝が早いので車で行ってアルコール無し
この歳になって
寝不足はきついし
アルコールの抜けは悪いし
いろいろ我慢が必要になる
今回はフォークブーツ交換のためフォークを外すので曲がり確認はダイヤルゲージで正確に点検
両方とも曲がり無し
33φフォークは結構曲がりやすい、ちょっと転んだだけでも曲がることがある
これはHAWKやCB250RS、クラブマンでも同様
預かる前に言われていた
「最近ギヤー抜けが多くなってきた気がします。
1速に入れてあるのに発進時にニュートラになったり高速走行中に1段下がったりするときもあります。」
ギア抜けでCB400Fで良くあるのがポジティブストッパーの破損
シフトリンケージのアームが折れることでシフトアップ時またはシフトダウン時のいずれか片方で抜けやすくなる
それ以外にチェンジアームの位置も関係している
たとえばこの車両預かり時は
ポンチマークの位置は合っているが
シフトダウンするとアームがLカバーに当たる
整備作業中、Lカバーを外すので診てみると、当たっていたところは磨耗し凹んでいる
もう少しというところで止まってしまう
1速~2速間は間にニュートラルがあるので若干ストロークが長い
走行中なら2速から1速はスムーズに入ると思うが
信号待ちなどで1速に入れたときに引っかかったまま入りきれておらず、発進時にニュートラルに戻ってギア抜けを起こす場合がある
分かりやすいのが、センタースタンドで車体を立てて手でシフトペダルを下げたままリアホイールを回すともう「ガチャ」ってもう少しストロークする場合がある
(もちろんすんなり奥まで入るときもある)
その中途半端な位置のままだと抜けるようです。
スプラインが合っているのに何故?
これはあくまでも憶測だが長いシャフトゆえに捻れが生じているのではないか?
たまにシフトダウン時にかかとでガンガンやる人がいるが
そんなことすりゃ捻れるだろうな
対処としてはスプラインを1コマずらす
充分すぎる隙間ができました
最後に省電力化
お客様の意向からヘッドライトだけはハロゲン球
12V60/55W→35/35W、ただしハイワッテージバルブのため60/60Wクラスの明るさは確保できる
ウインカーとテール/ストップ球をLED化
ウインカーは3個が社外品で1個純正
フロント右=社外品
あれ?ビス緩んでいるし
しかしまぁ社外品は簡素です。
パッキンはゴムじゃなくスポンジで引っかかる段差は無し
リア左=社外品
ここはパッキン不在、そのためか錆びています。
ウインカーレンズとボディの間に挟まりシールしてくれれば良いのですが
この車両の社外ウインカーは期待できない
リア右=純正品
ボディ自体がダイキャストでしっかりしている、社外は樹脂(プラスチック)
内部構造がまるで違う、パッキンもゴム製
値段も純正1個(フロント¥3580、リア¥4040)の金額で社外は1台分買えたりするのでは?
もちろんパッキンが収まる段差があります。
組み終わってバッテリー端子電圧のチェックをすると
フルLEDよりは劣りますが
ライトONで2000rpmで13V、3000rpmで約15V出ていて
ウインカー点滅させ、ブレーキランプ点灯させても落ち込みは少ない
以前とは雲泥の差
これで夜間も安心して乗れますね
ほぼほぼ完成
週明け(今週)陸事に持ち込むだけです。
明けて11/30(土曜日)
この日の予約修理車は同様にLED化
ニュートラル以外、ヘッドライトも含すべてをLED化
この車両は店主号と同様スタンレー製のH4タイプのヘッドライトが付いているので
装着実績のあるスタンレー製のLEDバルブを装着
実際自家用車で車検通っているので安心
しかし、ヨンフォアのライトケースの場合は加工が必要になる。
合わせてヨーロピアンウインカーから純正ウインカーに変更依頼
インジケーターBOXの交換も依頼事項
フロントヘッドライトステーのウインカーが付く部分に半分くらい塗膜がある
万一アース不良があると(将来起きても)嫌なので塗装をはがす
白い線までウインカーが入るのでそこまで処理
完成
この車両のオーナーさん、鯨食堂へ一度連れて行ったらハマッてしまい
この日も間に合えば行きたいとフライングで9時前には到着していた。
もう一方部品購入のお客様が是非行きたいとすでに到着済み
で、揃って鯨食堂へ
店主はいつもの
鯨寿司(松)
※画像忘れ
カキフライ
慌ててマイタルタル忘れ
シェア用に竜田揚げ
部品購入のCB1100Rのお客様は鯨の竜田揚げは小学生以来!あまりのおいしさに感激していました。(リピーター確定らしいよ)
12時の開店時間までには店に戻ってきた。
翌日12/1(日)は休みとあってお客様が続々
この日の予約修理2件目
フロントフェンダーステー固定用ボルトを締めていて折ってしまい、
自力で外そうとして失敗し逆タップを折れ込ませてお手上げ状態で泣きついてきた。
普通締めすぎて折ったのなら簡単に外れるのだがどうしたことか
上からワッシャーを溶接してチャレンジ
ボルトがボトムケースの面より内側なので全周溶接が出来ず
ちょん付けでは負けてしまいNG
切削除去で対処
専用の冶具をフライスにセットしてボルトを削ってしまいます。
その後はヘリサートを打って完了
聞けば下穴を大きく開けすぎたうえに逆タップを結構打ち込んだらしい
ボルトが広がってしまいボトムケースのねじ山に食い込んだのでしょうね
これくらい寒くなると皆さんオーバークール対策に余念が無い
この日は店主は忘年会に呼ばれていて途中退場
翌日はイベントに行くため朝が早いので車で行ってアルコール無し
この歳になって
寝不足はきついし
アルコールの抜けは悪いし
いろいろ我慢が必要になる
ブログのネタになれたことだけが収穫でしたw
次は?ちゃんと外せるようになりたいと思います!(違)