先週末の土曜日
予約修理車はCB350F
以前、点検整備を依頼されたがご存知のように預かりの枠の空きは無い
提案したのが割高にはなるが優先順位を付けこの日はここまで、翌月はここまでと計画的に良くしていきませんか?と
そのときに試乗も含め軽く診ると
オイル漏れ、スイングアームはガタガタ
ブレーキもいつ開けたか判らないという
スイングアームはピボットカラーがまだ出来てこないため
オイル漏れを先にやることにした
朝9時お客様はお越しになった
リフトに乗せる
覗き込むと
けっこう出てきていますね
Lカバーを外します
チェンジシャフトオイルシールが外れかけている、完全に浮いていますね
ゴムは熱にさらされ硬化して縮むので緩くなります
ミッションのオイルシール外周からも出ていますね
ここも同様の理由です。ただし外れないのでコーキングでお茶濁し
セルモーターの根元のOリングも硬くなって漏れています
ちょっと気になりマフラー出口を触る
うわぁベタベタ、オイル噴いています
オイルレベルを確認
まったく付かない
傾けても無理???
お客様に確認
半分くらいになってるけど
足す?抜く?
お客様青くなって「交換してください」と
抜いてみると
ドレンボルトを外したとたんさらっとしたオイルじゃないものが落ちた!?
えっ!何?何??
上澄みをジョッキに移す
1.25ℓといったところ
オイル交換でだいたい2.8~3ℓ
フィルターまで換えると+0.2ℓくらいか
半分どころじゃなかったわけだ
トレイに底には......
「きゃ~~~~!!」
なぜ水が居る!?
いたずらか?それとも....
お客様に聞いてみた
「オイル交換と一緒にフィルターも交換することある?」
「あります。」
「フィルターケースってパーツクリーナーで洗浄してる?」
「してます。」
「完全に乾かしてから組んでる?」
「いえ、洗ってそのまま組んでいます。」
「金属部品は結構結露します。速乾性のパーツクリーナーはなおさら結露しますよ」
「知りませんでした」
当店でもフィルター交換ではケース、ボルト等洗浄をします
しかし、必ず乾燥させて結露が無いのを確認してから組み立てます。
でないとケース内に残った水分がそのまま送られオイルパンに溜まってしまうのだろう
皆さんもご注意くださいね
ではLカバー内部の漏れ箇所の洗浄
店主の好みは遅乾または中速乾、あまり早く乾くのは洗いづらい
ケーヨーD2のは最高だったが廃盤となり現在作業ではMOTULを使用
速乾はトレイの洗浄用などに使用
きれいになって作業開始
チェンジシャフトオイルシールを組むときは専用グリスをリップ面に塗布し組み付け
オイルポンプのOリングも全交換
エンジンは終わって車体をチェック
バッテリー液少ない
端子もおかしなことに
+側は穴が10mmくらいあるし
-側は朽ち果ててるし
クラッチケーブルの調整部....緩んでる???
っていうか下側のナットブーツが引っ掛かる溝のところで遊んでるし
これでは締まらない
正解はマニュアル見れば出てますよ
上側でダブルナットで固定します。
エンジンオイルはMOTUL5100指定
さぁ完成しました。
来月は.....
スイングアームのセンターカラーが出来上がってくればスイングアームのO/H
間に合わなければ
フロントブレーキのO/H
他に色々出てきそうなのでどきどきです。
この日はもう一台CB400F
ふくちゃんの様子伺いにお越しになりました。
気にかけていただいてありがとうございました。
明けて日曜日
この日の予約修理車はCB400F
依頼事項はヘッドカバーからのオイル漏れ
到着次第早速冷却
これくらい涼しくなると早く冷えるので助かります。
冷えて工場内へ
結構漏れていますね
当店のキットで自分でO/Hしたキャブレター
鉄部品もキャブクリーナーに長時間浸してしまったか....
表面のメッキが無くなり地が見えている
メインハーネスの取り回しがおかしいな
408だからコイルの上だが現車は下を通っている
IGコイルの配線を一緒に結束で留めてある
「やめて~」
ヘッドカバーをばらします
舐めかけてるタペットキャップは6角のレンチが安心
結構汚れていますねぇ
完全にヘッドカバーとまっ平ら
ガスケットを剥がすとゴムのり
ブリーザーカバーガスケットも黒いし
まさかヘッドカバー開けるの初めてのエンジン???
せっかくだからタコメーターギアオイルシールも交換します。
叩いたらすんなり抜けた
遅かれ早かれここも漏れたでしょう
あれ、良く見ると#3プラグがおかしいぞ
抜いてみると(左が#2、右が#3)
半分くらいしか入っていないのが判る
そう、斜めに入っていたのだ
正規の角度にタップを切りなおす
これは難しい
正確な角度で、元のねじ山を壊さず、切削粉を内部に落とさないように
慎重な作業が要求される
(この辺はノウハウなので詳しくは教えない!)
なぜこんなことになるのか
慣れていない人間が横着してタンクも外さず作業
先っちょのねじ山が掛かったら固かろうがぐいぐい締めこんでこんなことになる
悪いことは言わない
面倒だがタンクを外して作業
組む際は手でパッキンが当たるまで締める
止まったらレンチをつけて締めこむ
目安としては
新品プラグなら約1/2~3/2回転
使用済みプラグなら約1/12回転
※ガスケットが潰れているかどうかで角度が変わる
話を元に戻して
ガスケット面の修正~外したロッカーアームの組み立て
この溝の掃除だけでも結構時間がかかるもの
使うのはもちろん純正部品
ヘッドカバーを載せたときにタコメーターギアがうまく噛んでいるか確かめる
ギアの歯の先端同士が当たったまま締めると割れてしまいます。
組みあがって外でエンジンを掛けようとしたら
「うるさい!」
復刻ヨシムラのラージバッフルでした。
ご近所迷惑になるのでサイレンサー装着
これから先、さらに車両を絞る場合に真っ先に考えるのが
○うるさいマフラー
○絞りハンドル
夏は身体が柔らかいから良いが涼しくなってくると身体に違和感が出始める
昨日少なかった分たくさんお越しになりました
パトロール車両が続々
昨日に引き続き今日も
初めてのお客様を連れてきてくれました。
なんと18歳!!!
「なんでヨンフォアを?」と聞くと
「漫画の影響」とのこと
今日はメインスタンドが外せない、横からパイプを幾ら叩いても外れないという
この場合スタンドとピボットパイプが錆びて固着している
メインスタンド側でカットしないと外れない
「やるときは予約いてれくださいね」
一応他もチェック
ん~オイル漏れが激しいな
そのうち友人がCBXで登場
迫力ありますねぇ
入れ替えでおなじみ車両
この日も暗くなるまで皆さん井戸端会議は続きました。
予約修理車はCB350F
以前、点検整備を依頼されたがご存知のように預かりの枠の空きは無い
提案したのが割高にはなるが優先順位を付けこの日はここまで、翌月はここまでと計画的に良くしていきませんか?と
そのときに試乗も含め軽く診ると
オイル漏れ、スイングアームはガタガタ
ブレーキもいつ開けたか判らないという
スイングアームはピボットカラーがまだ出来てこないため
オイル漏れを先にやることにした
朝9時お客様はお越しになった
リフトに乗せる
覗き込むと
けっこう出てきていますね
Lカバーを外します
チェンジシャフトオイルシールが外れかけている、完全に浮いていますね
ゴムは熱にさらされ硬化して縮むので緩くなります
ミッションのオイルシール外周からも出ていますね
ここも同様の理由です。ただし外れないのでコーキングでお茶濁し
セルモーターの根元のOリングも硬くなって漏れています
ちょっと気になりマフラー出口を触る
うわぁベタベタ、オイル噴いています
オイルレベルを確認
まったく付かない
傾けても無理???
お客様に確認
半分くらいになってるけど
足す?抜く?
お客様青くなって「交換してください」と
抜いてみると
ドレンボルトを外したとたんさらっとしたオイルじゃないものが落ちた!?
えっ!何?何??
上澄みをジョッキに移す
1.25ℓといったところ
オイル交換でだいたい2.8~3ℓ
フィルターまで換えると+0.2ℓくらいか
半分どころじゃなかったわけだ
トレイに底には......
「きゃ~~~~!!」
なぜ水が居る!?
いたずらか?それとも....
お客様に聞いてみた
「オイル交換と一緒にフィルターも交換することある?」
「あります。」
「フィルターケースってパーツクリーナーで洗浄してる?」
「してます。」
「完全に乾かしてから組んでる?」
「いえ、洗ってそのまま組んでいます。」
「金属部品は結構結露します。速乾性のパーツクリーナーはなおさら結露しますよ」
「知りませんでした」
当店でもフィルター交換ではケース、ボルト等洗浄をします
しかし、必ず乾燥させて結露が無いのを確認してから組み立てます。
でないとケース内に残った水分がそのまま送られオイルパンに溜まってしまうのだろう
皆さんもご注意くださいね
ではLカバー内部の漏れ箇所の洗浄
店主の好みは遅乾または中速乾、あまり早く乾くのは洗いづらい
ケーヨーD2のは最高だったが廃盤となり現在作業ではMOTULを使用
速乾はトレイの洗浄用などに使用
きれいになって作業開始
チェンジシャフトオイルシールを組むときは専用グリスをリップ面に塗布し組み付け
オイルポンプのOリングも全交換
エンジンは終わって車体をチェック
バッテリー液少ない
端子もおかしなことに
+側は穴が10mmくらいあるし
-側は朽ち果ててるし
クラッチケーブルの調整部....緩んでる???
っていうか下側のナットブーツが引っ掛かる溝のところで遊んでるし
これでは締まらない
正解はマニュアル見れば出てますよ
上側でダブルナットで固定します。
エンジンオイルはMOTUL5100指定
さぁ完成しました。
来月は.....
スイングアームのセンターカラーが出来上がってくればスイングアームのO/H
間に合わなければ
フロントブレーキのO/H
他に色々出てきそうなのでどきどきです。
この日はもう一台CB400F
ふくちゃんの様子伺いにお越しになりました。
気にかけていただいてありがとうございました。
明けて日曜日
この日の予約修理車はCB400F
依頼事項はヘッドカバーからのオイル漏れ
到着次第早速冷却
これくらい涼しくなると早く冷えるので助かります。
冷えて工場内へ
結構漏れていますね
当店のキットで自分でO/Hしたキャブレター
鉄部品もキャブクリーナーに長時間浸してしまったか....
表面のメッキが無くなり地が見えている
メインハーネスの取り回しがおかしいな
408だからコイルの上だが現車は下を通っている
IGコイルの配線を一緒に結束で留めてある
「やめて~」
ヘッドカバーをばらします
舐めかけてるタペットキャップは6角のレンチが安心
結構汚れていますねぇ
完全にヘッドカバーとまっ平ら
ガスケットを剥がすとゴムのり
ブリーザーカバーガスケットも黒いし
まさかヘッドカバー開けるの初めてのエンジン???
せっかくだからタコメーターギアオイルシールも交換します。
叩いたらすんなり抜けた
遅かれ早かれここも漏れたでしょう
あれ、良く見ると#3プラグがおかしいぞ
抜いてみると(左が#2、右が#3)
半分くらいしか入っていないのが判る
そう、斜めに入っていたのだ
正規の角度にタップを切りなおす
これは難しい
正確な角度で、元のねじ山を壊さず、切削粉を内部に落とさないように
慎重な作業が要求される
(この辺はノウハウなので詳しくは教えない!)
なぜこんなことになるのか
慣れていない人間が横着してタンクも外さず作業
先っちょのねじ山が掛かったら固かろうがぐいぐい締めこんでこんなことになる
悪いことは言わない
面倒だがタンクを外して作業
組む際は手でパッキンが当たるまで締める
止まったらレンチをつけて締めこむ
目安としては
新品プラグなら約1/2~3/2回転
使用済みプラグなら約1/12回転
※ガスケットが潰れているかどうかで角度が変わる
話を元に戻して
ガスケット面の修正~外したロッカーアームの組み立て
この溝の掃除だけでも結構時間がかかるもの
使うのはもちろん純正部品
ヘッドカバーを載せたときにタコメーターギアがうまく噛んでいるか確かめる
ギアの歯の先端同士が当たったまま締めると割れてしまいます。
組みあがって外でエンジンを掛けようとしたら
「うるさい!」
復刻ヨシムラのラージバッフルでした。
ご近所迷惑になるのでサイレンサー装着
これから先、さらに車両を絞る場合に真っ先に考えるのが
○うるさいマフラー
○絞りハンドル
夏は身体が柔らかいから良いが涼しくなってくると身体に違和感が出始める
昨日少なかった分たくさんお越しになりました
パトロール車両が続々
昨日に引き続き今日も
初めてのお客様を連れてきてくれました。
なんと18歳!!!
「なんでヨンフォアを?」と聞くと
「漫画の影響」とのこと
今日はメインスタンドが外せない、横からパイプを幾ら叩いても外れないという
この場合スタンドとピボットパイプが錆びて固着している
メインスタンド側でカットしないと外れない
「やるときは予約いてれくださいね」
一応他もチェック
ん~オイル漏れが激しいな
そのうち友人がCBXで登場
迫力ありますねぇ
入れ替えでおなじみ車両
この日も暗くなるまで皆さん井戸端会議は続きました。