Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

「知らない」ことは恥ずかしいことではない!

2010-05-28 22:38:00 | ノンジャンル
当店に来る問合せやメールなどでよく
「自分は無知なんですけど」
なんてことを言われる方がたまにいらっしゃいますが

誰でも最初は知らない(解らない)ものです。
知らないものを「知らない(解らない)」と言うことは恥ずかしいことではないのです。
教えを乞うことは恥ずかしくないのですよ。
逆に知ったかぶりをするほうが恥ずかしいのではないでしょうか?
問題はその後です。
人間興味があることはどんどん頭に入っていきます。
「知りたい、覚えたい」というどん欲さが大事なのです。
いろんな資料を読み、いろんな車両を見て、いろんなパーツを見て
どんどん覚えていけばよいことなのです。
急ぐ必要はありません
昨今、「当時もの」と言われている昔の社外パーツなどがもてはやされていますが
現物を見たことが無いのに大騒ぎ
インターネットオークションなどでも「おいおい、違うだろう」っていうものに高値が付いていたり
書かれていること、聞いたことを鵜呑みにするでなく自分自身で見て頭に入れておく(記録して置く、画像を残しておく)ことが大事です。
私なんかも高校出て即ホンダSFに入社して純正路線まっしぐらですから
当時モノは詳しくありません
よく問合せがあるのですが
「申し訳ありませんが私は当時モノに興味が無い為良くわからないのです。
その辺のマニアな方のほうがよく知っていますよ。」
と正直に答えます。

また、前記のような発言が出るのは
おそらく私が普段からこのブログで厳しいことを書きすぎているのも有るかもしれませんね。
「考えろ!」の連発ですから。

技術的な相談でもサービスマニュアルを見て(パーツリストを見て)どうしても解らないこと、自分で努力して解らないことは喜んで助け舟を出します。
逆に資料も無く「買うのももったいないし、その都度聞けばいいや」こんな方々はおそらく何度説明してもその場しのぎで頭に入らないでしょう

これから先、長く付き合うバイクだからこそいろんなところから知識を得て、蓄積し
不具合が起きた場合にはどんな症状で何処を修理して(調整して)治ったと
ノートに記しておくなどそんな姿勢が大事なのです。
将来的にそのデータが助けてくれることになるのです。
キャブレターのセッティングと一緒です。
1箇所いじったら(JET交換したら)走って、インプレッションを記録しておく
良い所に行っても、悪くなるまで進めて
あとからデータを見直して一番良いところで合わせる
無論、日付、天気、気温、湿度も記録しておく
バックアップをとることは非常に大事なことです。

昔は夜な夜な仲間で集まって深夜までバイク談義に花を咲かせていました。
このようなところでもいろんな情報が飛び交います。
さしずめ今時ではネット上のバーチャルな集まりになるのでしょうか
見ていると結構デマが飛び交うこともありますね
突っ込む方もネット上で顔が見えないから高飛車な言い方
云われた方も怒って、またお祭り好きも居ますから即炎上!
良くありがちな話です。
好き者同士で集まってお互いに知識、スキルを高めていく
大事なことです。

当店でもそうですが直接の会話は大事だと考えます。
お客様でも話がしたくて来る方も居ますから
土日はお客様対応で終ることもしばしば
たまに行列状態になることもありますから
その場合は是非、恥ずかしがらずに他のお客様と話をしてみてください
新たな情報が得られる場合もあるのです。
当店は敷居が高い分腰掛けるにちょうど良い段差がありますので
腰掛けながら情報交換、故障自慢、楽しそうでしょ!




コメント (1)