Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

よくある風景

2010-05-24 20:45:00 | CBX400F/550F
オイル交換でお越しになったCBX400F
なにげにいい塩梅で乗りっ放し風味

オイルを抜いている間に各部のチェック!(あら捜し?)

なんと、エアクリーナーケース内に蜘蛛を飼っていらっしゃいました。

新品のエアクリーナーと比較すると..........合掌!
(すこしグレー色になったら感度のいい人なら微妙に調子が悪くなるので解りますね)

ドライブチェーンもノーメンテ状態


摺動部のグリスUPもされていない。錆びて赤い粉が出ています。


また、おなじみの前後サスペンションのへたり
&おそらくグリス切れだろうステムベアリングの動きが渋い
前後足回りO/Hで御見積り
フロントはオリジナル品のスプリングに交換(単品非売品)、フルO/H
リアはショックアブソーバーの詰まりによる作動不良
沈んだら戻りにくい(戻らない)、本来は非分解でお手上げだったのですが
最近純正ショックのO/Hが比較的安く出来るようになったので助かりますね。
リンク周りのフルO/H、たいがいグリス切れで錆びて動きが悪くなっている
キャップ、カラー全交換(キャップがシールになってるのを解っている人がどれだけいることやら)
スイングアームピボットのベアリング、シールの交換
あとは先ほどの前後スプロケット&チェーン交換

もちろん総合点検も行います。
(基本メニューでスイングアームの分解まで含むため内容によっては併用したほうがお徳ですね。)
それでもトータル20万円越え
実際作業に掛かるとさらに増える可能性もあり。

作成した御見積りを見てうなってしまいました。
気持ちよく乗りっ放ししたツケがこの通りです。

リアショックアブソーバーみたいに分解できないものや
(定期的なオイル交換でも劣化したオイルの結晶化は遅らせることは出来るかもしれません)
フロントフォークのスプリングのようにへたるものは仕方ないですが
グリス切れで不具合起こさせるのはオーナーさんのメンテナンス不足の賜物です。
浪費を防ぐ為にもマメにメンテナンスを行って欲しいですね。