へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

悪ふざけ

2017年05月28日 | 日記
母と同じくらいに認知症になった、友人のお母さん。

時々、現状を言い合うと、ああそうそう、うちも、という事があります。

以前、友人のお母さんが、病院で“多幸症”と言われたそうです。

いつも楽しそう、嬉しそう。テンション高め。

暗いより良いのではと思いがちですが、やがてお葬式など深刻な場でも

笑ったりするようになるそうです。


母もこの頃テンション高めなので、

ふと多幸症という言葉を思い出しました。


その友人に、テンション高めの時が多い、と言うと、

「吸い取られるよね」と。

母親のテンションが上がれば上がる程、こちらは生気を吸い取られて下がる、と。



…そうなのです。

母は人から、“明るくて元気なお母さん”と言われるけれど、

私には悪ふざけとしか思えなくて、白ける時も。



ホームセンターでスダレを買ったら、母が「持つ」と言うので持たせました。

縦にして腕に抱えて、私の後ろを歩いていたのですが、

「ほら」

と声がしたので振り向くと、

スダレを肩にかついで、おみこしのようにしていました。

得意そうに。

混んでいたのですぐ後ろに人がいるというのに。

私は、すみませんすみませんと謝りつつ店を出ました。




明るくハイになるのはアルツハイマー型の特徴でもあるようですが、

悪ふざけが続くとしんどい。














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