へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

認知症13年目・1〜3月

2023年06月21日 | 日記
《認知症13年目・88歳》

〈1月〉
入院が長引いているので、メンテナンスも含めてレンタル介護用ベッドなどを
一旦引き上げたいと連絡があり、搬出。

歯科検診、髪のカット。カットは事前に連絡があり、お願いすると行われる。実費。

花を口に入れたと連絡。飲み込んだかは不明。口の中の物は取り出して医師に報告、
様子見に。今後気をつけるとのこと。

近隣に住む母の妹夫婦にリモート面会に行ってもらった。現状を知らせるのと、母が
覚えているうちにと思ったが、わからなかったようだ。「寒いからあっちに行く」などと
席を立とうとするなど。

筋力が落ちないように院内散歩、リハビリなどしている。食事は集中が続かないが
食べないことはない。

〈2月〉
苦しいと言うことがあり、院内の循環器内科受診。体内の余分な水分、塩分を排出し、心臓の
負担を減らすため、利尿剤。おおむね普通に過ごしているとのこと。

病院から書類と一緒に昨年のクリスマス会、元旦の写真届く。クリスマス会の表情は硬かった。
元旦は少し笑っていた。母の写真はずっと笑顔しかなかったので、気落ちしつつ受け止めた。

内科主治医の話(コロナ禍のため電話)。2月に入り胸の苦しさ、痛みをうったえる事が多い。
薬の効き目も悪くなっている。認知症がひどく、診察に抵抗する。急変、突然死があることを
承知していて下さい、と。

弄便は落ち着いていると聞いていたが、便がついた手で触ったり、便を中に入れてしまうので、
コップをもうひとつ用意、との連絡。

リモート面会では元気そうな様子。

〈3月〉
イスに手が当たって内出血、様子見との連絡。

リモート面会で、私の名前をいつもの呼び方で呼んだ。これが呼んでもらえた最後になった。
兄のことは自分の兄弟の名前で呼ぶ。いつもの手踊り。歌は珍しく『野崎小唄』

服が何セットか必要、との連絡。上はかぶって着る、ボタンのない物。ボタンや飾りは食いちぎって
しまう。

髪のカット、今後は連絡せず、2ヶ月に1度やっていいかとの伺い。

発熱。インフルエンザは陰性。座薬で様子見。その後、微熱が続き、検査し、薬で調整。
本人は活気ありとのこと。

リモート面会も混んでいるので思うように予約取れず。



⭐︎当初の入院予定の3ヶ月を過ぎたが、退院の見通しなく。たびたび体調も崩す。
 突然死の可能性は前年夏に心臓で別病院に入院した時から言われていたので、ずっと緊張が続いていた。
 リモート面会は慣れていないのでもどかしいし、集中力のない母の気を引くのにとても疲れる。
 兄はハイテンションで、私はドン引き。



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