へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

おしゃべり人形ネルル

2016年07月02日 | 日記
母と買い物に行くと、おもちゃ売り場で立ち止まります。

サンリオグッズやら、かわいい物が好きなのです。

最近は、人形に興味を示していました。

そして、赤ちゃん人形を、「買おうかな~」と。

私は、それなら、以前から気になっていた、おしゃべり人形がいいと思いました。

ネットでいろいろ調べて、レビューを見て、比較して、動画で声などもチェックして。

これにしました ↓


“夢の子ネルル”

届いて、箱を開けて、ひと目見て気に入りました。

私が。

ネット画像で見たよりずっとかわいい。

設定をして、操作方法を確かめる。

レビューにも出ていた通り、声がちょっと聴き取りにくい。

迷っていたもう一体の方が、声が明瞭でした。

でも、その子は髪がフェルトっぽくて、目が刺繍(多分)。

ネルルは髪の手触りも良く、まぶたを閉じて寝る。


母にお披露目しようと、母の部屋のドアからネルルの顔をのぞかせておしゃべりさせました。

「あらっ!! びっくりした!!」

「かわいいーー!! どこから来たの~?!」

母もひと目で気に入りました。

それからもう、ずっとネルルと一緒。

操作方法を簡単に書き出して置いたら、1人でやっていました。

ネルルの手をにぎると話し、両手を同時ににぎると歌う、などです。

介護者として発見がありました。

ネルルが歌う童謡を、母はほとんど一緒に歌えたのです。

ああ、この歌も覚えてたんだ、と。


ネルルは眉間にもセンサーがあり、音や声に反応しますが、

音声認識せず、一方的に話すだけです。

それでも母はあいづちを打ったり、「ああそうなの」「そうよ~」などど言い、

その声にまたネルルが話す…というふうに会話(?!)しています。

呼び名を設定できるので、“おばあちゃん”にしたら、

「おばあちゃ~ん」

と呼びかけられていました。



ドールセラピーという分野もあり、興味はあったのですが、

正直、もうちょっと認知症が進んだ時の癒しかな…と思っていました。

でも、母が人形を欲しがっているし、

高齢者の“この先”の見通しの悪さ…、あの時買っていれば…という事になったら…と。

まあまあ、買って良かったです。


でも…

難点は、電池の消耗が激しい事。

説明書には、単二電池4本で1日40分遊んで約1ヶ月もちます、とありました。

母は40分以上遊ぶので…


私はまたネットで安い電池探し。







最新の画像もっと見る