へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

認知症2年目・上半期

2023年05月17日 | 日記
《認知症2年目・77歳》

〈1月〉
2日に「暮れだからお雑煮作らないと」。その後何日か「お雑煮作らないと」を繰り返す。
元旦に作ってもらったよと言うと「私本当にばかになった」

脳外科。MRI変化なし。長谷川式テスト19点(前回24点)

私が体調を崩したので、母に買い物を頼む。行き来の交通、買う物をメモして渡す。無事バスで行き来できたが
メモを見なかったようで買い忘れ多い。父に頼まれた物が買えていなかった、怒られると気に病んでいた。

体調の悪い私のために、りんご煮とくず湯を作ってくれた。

〈3月〉
何か刺激をと、雑誌の定期購読。

夜、少し地震があり、私は玄関を開けたりしたが、母は「お父さんが」と父を起こそうとした。
父は気づかず寝ていた。

雑誌のクロスワードパズルなど、ヒントを出すと解ける。「私の宿題」と意欲的。
問題に、○チ○○○とあり、答えはイチダイジのところ、タチケテ〜と書いていた。

朝からこたつで寝てばかりの父にイラつくようで、「お父さん施設に入らないかな」

一緒に買い物に行き、メモを母に渡して、商品を見つけてカゴに入れるのをお願いする。
メモにない物も入れたけれど、まあまあできた。

脳外科でアリセプトの処方を私が申し出る。

〈4月〉
アリセプト、3mgから5mgに。

母が昔の話をすると、認知症が進んだようで嫌だったが、昔の話をすることで脳が活性化するというし、
なんでも話したいことを話せばいいのだ。

1年前くらいからやめようかなと言っていた、長年続けていた体操の教室を、とうとうやめることに。
他の人のお手本になるくらい上達し、健康のためにもいいし、唯一の習い事、外に出ることで、
友達もできたので励ましてきたけれど。菓子折りを持ってあいさつに行った帰り、
「はい、母の用事終わり」と言うので、送迎をしてもらって私に悪いからやめるみたいに言わないで、と
言ってしまう。

100円ショップで漢字ドリルを購入。書きが苦手だが楽しんでやっている。

父と言い合うことが多い。父はすぐ「ばか」と言い、自分が何か言われると「耳が悪いからね、聞こえませんよ」
と悪びれる。そして母激昂。

〈5月〉
編み物をしている。母は若い頃、洋裁、編み物を習っていた。60代で工芸なども。手先が器用。
手先を使うと認知症にならないという説、立証ならず。

外食。和食バイキングへ。システムがわかってからは、1人で料理を取りに行ったり楽しんでいた。

私の顔を見れば、「よ〜くしびれるねぇ〜」(自分の足)

〈6月〉
コンロの火をつけたまま他のことをする。


⭐︎母の家での過ごし方、父との関係の悪さにがっかりしつつ、まだできること、
 今できること、続けられること、今後のことを模索。
 





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