きぼう屋

生きているから生きている

涙もろく

2008年10月22日 | 「生きる」こと
日本バプテスト連盟の
憲法改悪に反対する私たちの共同アクションニュースレターの
最新号の巻頭言

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四十手前になって昨今涙もろくなっています。
映画、小説、漫画、歌や詩などに、
私の心で生きる人たちや出来事たちの反応するのが、
わかるようになってきたのかなあ、と思います。

そして彼らが私になおつながってくれることに感動して、
涙がでてきてしまいます。

だから一番大変なのは聖書を読むときです。

冗談でなく、いつも手元にタオルを用意しています。
京都教会のある男性に、
「牧師室の机にはいつもタオルがありますね。暑いですからねえ」
と言われたことがあります。
汗拭きでなく涙拭きです・・・
とは言えませんでしたが・・・。

たとえばローマ8章26節はどうしても泣くから、
読むのに覚悟が必要です。
こんなにまでして聖霊がかかわってくれることに
感動しっぱなしです。

また同じように、
現在の日本国憲法の前文と第9条を読むときも、
タオルが必要です。

私の心に住む人たちの叫び、嗚咽が、
前文と第9条の言葉に反応し、
私の精神全体を揺さぶります。

そこでは、
9条を読んでみんなが確認できるところの、
人間の限界を超えた地球規模の平和が、
さらに私なりに言うなら、
宇宙規模のキリストの平和が、
こんなにも嘆き悲しむ私たちに
なおつながってくれることに、
感動して涙を流してしまいます。

みなさんはどうでしょうか。

(日本バプテスト京都教会 大谷心基)