きぼう屋

生きているから生きている

怪獣

2006年08月13日 | 平和のこと

次男(年長)と三男(年中)が一緒に遊んでいる。
ウルトラマンの怪獣の人形がてんこもり。



四男(1歳)の赤いバスのおもちゃを持ってきた。
ヒモがついていて引っ張って遊ぶ木で出来た赤いバス。
屋根はなくて、そこに何でも入れられるバス。



そのバスに

詰め込むわ詰め込むわ
この怪獣にあの怪獣

バスは超満員。

「いってきまーす」と三男。
思わず
「どこに?」。

「ウルトラマンのところ!」。

「何しに?」。

「たたかいごっこ!」。

「ごっこ?」。

「ごっこ!」。

そうか
ウルトラマンはたたかいごっこだったのか。
うんうん
たたかったらあかん!
ごっこはええ!

へいわへいわ

怪獣たちでぎゅーぎゅーのバス

かわいいんよねえ
これ。

へいわへいわ

週報巻頭言

2006年08月13日 | 教会のこと
8月13日の京都教会の週報巻頭言です。

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 今月は平和を覚える時だ。
61年前の戦争で死んだアジアの二千万人と日本の三百万人の死に様と生き様を覚える時だ。できないが、できないことをつなぎ役の主イエスを信じる中で覚える。
 そこで知るのは戦死者たちが不自由であったこと、大きな力に強制、洗脳され生き、死んだことであろう。また、その戦死者を、遺された者がありのまま覚える自由もなく、国や靖国神社などの力により死者の覚えるべき姿が強制、洗脳されてもいる。今も見事に不自由だ。
 6日は広島に、9日は長崎に原爆が落とされ、それぞれ14万、7万のいのちが一瞬で死んだ日だ。その広島における式典で、秋葉市長が今年も平和宣言を読み上げた。そこ一部を紹介したい。
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放射線、熱線、爆風、そしてその相乗作用が現世の地獄を作り出してから61年―悪魔に魅入られ核兵器の奴隷と化した国の数はいや増し、人類は今、全ての国が奴隷となるか、全ての国が自由となるかの岐路に立たされています。(省略)一点の曇りもなく答は明らかです。
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 ここでは今を生きるいのちの不自由が語られる。
 みんな核兵器の奴隷だ。みんな核兵器はなくすべきと知っているのになぜ?
 でも、私たちはこのように最も強いモノの奴隷となる。自分を守るためには、最も強いモノが悪とわかっても、それが自分を奴隷とし不自由になっても、なぜか私たちは、逆にその悪たる強い力を自分の自由な選択で選ぶと言う仕方で、自ら不自由を選択しはじめる。
 日常で言うならお金や名誉がそうだろう。それらをこれまでどおりか、それ以上に得るため、自由を放棄してしまう。
 自分の利益と安全が第一となり、他者のそれらが第二、第三となる時、その優先順序の誕生と共に、私たちは不自由の道に入り込む。性なのか、私たちは大きな力の傘の下で自分の安全を確保することを好む。
 でも同時に知る。その窮屈さに精神が参っていることも。
 キリストを信じる者はそこから解放される。不自由から解放され優先順序が崩れ、ただキリストという力のみが、みんなのために働くことに身を置く。   
 ただキリストを信じ、それ以外の諸力から解放されたくはないか。自由はキリストから起こされる。平和は彼が創られる。キリスト者は平和の鍵を握る。キリストが鍵を手渡す。
 キリストよ。我々を平和の道具となさせたまえ!アーメン。