視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
TwitterID @seibou_udoku

朝日ジャーナル創刊50年

2009-04-15 04:55:19 | 文化
朝日ジャーナル 2009年 4/30号 [雑誌]

朝日新聞社

このアイテムの詳細を見る


小生の世代には懐かしい「朝日ジャーナル」の一回だけの復刊です。

http://publications.asahi.com/journal/

「片手に朝日ジャーナル・・・」の当時、読んでもチンプンカンプンでした。
でも毎週買っていた。

今回の復刊で読んで面白かった記事(しかし、理解したとは言い難い)。

P20
鼎談「思想」は希望を語れるか 浅田彰・宇野常寛・東浩紀
司会 中森明夫
「言説空間」が失われ批評と物語が衰弱したいま
「ゼロ年代」とは何だったのか。「思想」は希望を語れるのか。
共有する物語や言葉が失われつつある今、
批評家は何を問うべきなのか。
世代の違う「知」のリーダー3人が、日本と批評の未来を語った。


1月末、東工大世界文明センターで開催された公開シンポジウム「アーキテクチャと思考の場所」の登壇者3名の鼎談。
今回は浅田彰氏も脱走せず、宇野常寛氏も沈黙せず語っているようです。


P59
赤木智弘・思想の源流
本誌・小泉耕平
「希望は、戦争」貧困層から染み出す叫び
衝撃的な「戦争待望論」を掲げて登場した赤木智弘(33)は、
「フリーター」から「フリーライター」になった今も、
ワーキングプアの立場から社会に対する発言を続けている。
彼の望む「戦争」の正体とはー。

>彼の著書「若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か」は衝撃的でした。
でも若者より先に老人(団塊世代も含めて)が見殺しになるのが世の倣い(怖)。
赤木智弘氏は東京大学先端技術研究センター「ジャーナリスト養成コース」の出身者なのですね。
かれがこのコースで何を学んだかは、下の著書に書かれています。

若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か
赤木 智弘
双風舎

このアイテムの詳細を見る



P27
国家と資本ー反復的構造は世界的な規模で存在する
柄谷行人


P29
~現代の情勢は、1930年代よりも、はるかに1880年代に類似するといわねばならない。~

2001年に発刊された柄谷氏の著書のタイトル<戦前>は「太平洋戦争前」のことではありません。これから来る「戦争」のことです。

“戦前”の思考 (講談社学術文庫)
柄谷 行人
講談社

このアイテムの詳細を見る


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ツツジ | トップ | 観光コースでないベルリン―ヨ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

文化」カテゴリの最新記事