外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

シャドウイング定着へ

2018年11月03日 | 日記

11月2日(金) 晴れ

今朝の日本文学史の授業、『源氏物語』の項目の「光源氏」に言及する
部分で試しにジャニーズで誰が好きか尋ねてみました。
予想通り「嵐」が人気なのですが、木村拓哉さんが好きかどうか尋ねると
あまり反応がありませんでした。以前はSMAPは知らずとも木村拓哉さんの
ファンは多かったものですが、これも時代の流れでしょうかね。

さて、1年生のグループレッスンは現在調整段階に入っていますが
個別の発音指導は依頼が入ってきており、今日も午後から夜にかけて
3組を迎えました。
来週実施する会話と発音の試験に向かっての指導依頼です。

拗音だったり促音だったりと個人の希望チェック内容はそれぞれですが
会話文については即シャドウイングにしました。
午後の最初の二人組には私が彼女らの音読を私のスマホで録音しておき
シャドウイングを開始。

0.8倍のスピードでまずはサイレントを2回行い、その次にボソボソ声の
マンブリングを2回、そして通常の声に戻させていわゆるスクリプト。
スクリプトの際に再度彼女らの音声をスマホで録音しました。

音声を聴かずに独自の発音で録音したものと、シャドウイングをしながら
の発音とアクセントの違いはハッキリしています。彼女たちも納得して
いました。これを週末にたくさん練習しなさい、と伝えると笑顔で
帰っていきました。

自らの声を録音させて聴かせる、というのは笈川先生がある講演会で
紹介されていた方法です。非常に分かりやすいですね。

次の組は一人が既に40回ほど自身でシャドウイングを試みており
かなりいい声調で読んでいます。もうひとりの一人もかなり声調が良く
なってきました。

最後の組は男子二人で、まだ会話本文を読み込んでいなかったようで
やはりサイレントから始めさせたら、綺麗に読み上げました。

横でずっと仕事をしていた大学の先輩が、
「シャドウイングでこんなに変わるものだんだね」と驚いていました。
個人レベルでやってみるとその変化が分かり面白いものです。
もちろん、本人がやる気があって来ているわけですから、飲み込みも
早いのですけどね。

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今日の気になる話題
<日本が原発を止めている間に、シナが日本の技術で日本を抜いた!
 反原発はシナのためにやっていたのか…>
https://blogs.yahoo.co.jp/bonbori098/35303071.html?fbclid=
IwAR0KJvheVHou9uVah7NmhHLBA730LLkesJr6zgkgiYrFdUz5CUUfzNCzoTk

習政権が原発を推進しているという記事を見たのは2年位前だったと
思いますが、なるほどメディアが報道しなかったのはこういう状況に
するためだったのでしょうかね。
中国で原発が進んでいる、と分かっているのに日本だけで反原発なんて
矛盾しています。
メディアの「報道しない自由」ですね。

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中間試験

2018年11月02日 | 日記

11月1日(木) 晴れ

こちらに赴任して4週間が経とうとしています。
この状況で来週が折り返し地点というのはかなり慌ただしいですね。

この学校は必修選択に関係なく中間試験実施必須です。
以前のような教師の自己判断ではありません。

中間試験を実施し始めたのは淄博時代だった覚えがあります。
聴講していた留学生課の中国語の教師が
「中間試験の成績を見て後半への発奮材料にさせる」といったことを
仰ったので、それはいい考えだと取り入れたものです。
その分教師の仕事は増えるのですが、試験前のあの張り詰めた
緊張感はいいものです。

ただ、この学校では学校の決まりですから試験問題を作成した後
色々面倒な作業があります。
第一、日本語科主任のサインを受ける
第二、外国語学院の承認印を受ける
第三、学校本部?の認証を受ける
第四、印刷所で印刷してもらう

前職では一から四まで全行程を外教担当がやってくれました。
淄博では独自に印刷するならどうぞ、学校の印刷所に頼むなら伝票を
出すから主任にサインしてもらってね、というスタンスでした。

私が筆記試験を担当するのは3年生の「日本文学史」と双学位の
「基礎日本語」で、今日は「日本文学史」の試験問題を完成させて
第二まで進めました。
なんでも、主任が出張中だそうで副主任と思しき教員も会議等で
忙しくなかなか捕まらず、夕方になってサインをもらったものです。

あとは双学位の試験問題、試験実施が来週末なので、まだ時間に余裕は
あるものの、週の前半に1年生の会話と発音の試験が控えており
そのチェックを考えるとあまり時間を取れそうにありません。

ちなみに1年生の授業は「特別授業」というカテゴリになっており
学校のシステム内には存在せず、成績は基礎日本語の参考点としてだけ
反映されます。どれだけ加味されるのかさえ分かりません。
頑張って意味あるんかな?と何度か自問自答してしまいます。

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