外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

採点終了

2018年11月14日 | 日記

11月14日(水) 曇り

中間試験の採点が漸く終了です。
筆記試験、日本文学史と双学位は比較的楽だったのですが
問題が発音試験でした。

発音試験の要点
1.1組2組で担当が違うので成績の平均を合わせる?
2.試験問題は別途用意して、そこに教師がチェックを入れ
  学生に返却(会話試験も同様)
3.特別授業扱いのため、成績はシステムには反映されず
  基礎日本語の成績の参考となるのみ

一足早く試験を実施された同郷の先輩教師(以下郷教)から
「平均点を合わせたいので相談しましょう」
「今年はみんな頑張って平均点がとても高くなりました
 88.7点でした」
と連絡がありました。

88.7で高い、ということは例年の平均点はいくつ??
しかも、試験内容が違うのに平均点の相談とは・・・・。

色々謎なのですが、仕方がないので採点に工夫をしました。
設問は3つなのですが、最も重要視している文章の音読には
配点を大きくしました。
配点とはいえ、加算方式ではなく、減算方式ですので
間違いが多ければその分点数がどんどん減ります。

その結果、私のクラスの平均点は2点低い86.2になりました。
あれだけ毎週毎週個人指導をされている郷教よりも高いのは
さすがにマズいだろ、というどうでも良い忖度です。

この採点に費やした時間、約5時間です。
私は前職の時から会話の試験は全て録画しております。
その理由は学生の姿勢や表情、身振り手振りまで一度で
見るのは絶対不可能、いや私には無理という理由からです。

発音の試験では表情などの外見は見ませんが、やはり声調
などはその場では分かりづらいものです。

自ら作成したチェックシートに発音やアクセントの間違いを
映像を見ながら記入していきます。

郷教が一人4分程度の試験、と言うので、それに合わせた
つもりが、速い学生で5分超、遅い学生で12分でした。
33人の合計が4時間です。これを映像で見直して、
さらに文章音読は再度見直しに1時間費やしました。

この時間を別の事に使えたら、とも思いましたが、一方で
重要でなければ、プレッシャーを感じることもないので
気持ちは楽とも考えられます。
2度3度と映像を見直すことで、担当する1組の学生に
ついては名前と顔がかなり一致してきました。

会話の方は二組とも私の担当なので、自由に成績を出せます。
二組とも平均はほぼ90点でした。

一昨日先輩から聞いた話では、期末試験には不文律があり
一つのクラスから90点以上を2割以上出してはいけない
のだそうです。
会話は乱発していますが、システムに関係ないので没問題
ですね。

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今日の気になる話題
<【日本国紀】弁護士「根拠となる参考文献が一切引用されていない。
 主張の正当性を検証できず、説得力もない。」
 → 『ほお…』百田氏の返しが話題に>
https://snjpn.net/archives/77766?fbclid=IwAR1T28FQL80
d4weTcX7KblMpbnqvi-_7babN9OTxoiT4nDg0fyRhd0Q4gNw

百田さんの本ですから、必ずこういう輩が出てくるのでしょうね。
百田さんの切り返しは見事ですね。

我々が学校で習った歴史はどこまで事実なのか、分からないですね。
多分にWGIPと日教組の影響が強いです。

送料が気になって二の足を踏んでいますが、早く読みたいですね。

 

コメント
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