外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

あっという間に挫折寸前

2012年03月16日 | 日記
3月16日(金) 小雨

先週1週間を乗り切った安心感からか今週は少し緊張感がほどけたようです。
中国特有の午休(昼休み)を取る余裕がないせいか、夜の眠気が早いのですね。
一昨日昨夜と10時には瞼がかなり重い状態になりあっさりベッド行き、ただ疲労困憊という
訳ではなく4時頃に目が覚めるのですね。通常はこの時間に目が覚めてもトイレに行くくらい
ですぐにまた寝付けるのですが、早く寝だけでいつも通りの睡眠時間は経過しているので
後はなかなか寝付けない。仕方なく昨日と今朝は本や衣類の整理などをしておりました。

先週から雪の依頼で彼女の友達で同じ外国語系に所属する学生にマンツーマンで日本語を
教えています。始まったばかりでひらがなカタカナから。雪は横で一人1級対策の勉強を
います。昨夜も部屋に来まして、ひらがなを全て覚えたということなので簡単な言葉の
聞き取りテストをしたのですが、まだまだ。本人は私を前に緊張している、と言うのですが
それを考慮してもまだまだ。杜先生の他学部向けの授業を紹介しその教科書も調達し、その
授業に参加できるようにと基礎を教えているのですが、どうにも文法を気にしすぎているの
ですね。ひらがなとカタカナをマスターしなければいくら文章や文法を勉強したところで
右から左であることを説明したのですが、はたしてどこまで理解しているやら。

いつもどおりに水曜日に部屋にいらっしゃった杜先生に話を伺ったところ、五十音から発音の
課が終わり本文に入ったあたりから日本語は難しいという空気になっているのだとか。
杜先生によると、クラスの大部分がひらがなもカタカナも覚えていないようで。つまり、授業
には参加するものの復習を一切していないようなのですね。
元々が英語に苦手意識を持っている学生の集まりですから仕方が無いのかもしれません。
ノートやテキストを試験前に一気に勉強すればいい一般の概論とは違って、語学は日ごとの
積み重ねがないと身につきませんからね。
杜先生はとても穏やかな方なので、学生にそれを押し付けることはないでしょうね。。。
それができれば授業の質はぐっと上がると思えるのですがね。

とはいえ、この制度は教育の一環というよりは教師に授業数を振り分ける為の措置ですから
回数をこなせばOKといった類のものでもあります。そう考えるとテスト等で自分に負担を
かけるよりは理解度関係なく淡々と数をこなすほうが正解なのかもしれませんね。
コメント
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