外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

良い知らせとその裏にある残念な結果

2012年03月02日 | 日記
3月2日(金) 晴れ

昨日昼から降った雨が今朝は上がったものの、残った水が夜の冷気で凍り、朝のトラックは
歩くのさえも危険な状況でした。しかし人工芝は問題無いのですよね、素晴らしい技術です。

午前中にある学生から電話がありました。ホテルやレストランに研修生を派遣している学校に
入って先日面接試験を受けた卒業生です。
真面目で明るくリーダーシップを持ち合わせており、笑顔がいいので大丈夫だろうとは思って
いたのですが、「いい知らせです」という声を聞いたときはホッとしました。
かつてほどの人数がいなくなったその学校は現在10人前後の研修生しかいないようですが
それでもその面接に合格したのが彼女だけだったようです。
その面接には2年生の男子学生も参加したようなのですが、不合格だったのでしょうね。

面接があった日の翌日、その男子学生から珍しくメールが入ったのです。
他の派遣会社の状況はどうなのかと。自分を鍛えるために日本へ行きたいから助けて欲しいと。
どうやら面接の手応えがなかったのでしょうね。
しかし、先学期私の授業から逃げていた人間の言葉ではありません。
会話力を鍛えるならその学校で勉強したほうがよほどいいので、合格を祈る旨返信をしたの
ですが、願い叶わなかったようです。なにせ、私がゆっくりと話す言葉でもほぼ理解して
いませんから、接客の仕事ができるとは見なされないでしょうね。

彼がこの学校に帰ってくるのかどうか分からないのですが、もし出国が決まるまでその学校で
勉強できるのであればその方がいいと思っています。この学校に戻ってきてもぬるま湯に浸かる
だけになりますからね。

若いときの苦労は買ってでもしろ、という言葉の重みを感じますね。
なんでも吸収できる彼らの年齢で睡眠時間を削ってでも高みを目指すか、誘惑に誘われて楽な
方向に進むのか。8割以上の学生が後者になる中、彼は後者から前者になれるチャンス。
彼が会話力を上げるのは初心者から始めるのと同じくらいの特訓が必要になるでしょうが、
彼らの年齢ならその気になればできるはず。ここで人生を変えて欲しいものですね。
コメント
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