外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

恋は盲目

2012年03月17日 | 日記
3月17日(土) 霧のち曇り

4度まで気温が上がった今朝、外に出ましたら深い霧が立ち込めていました。
昨夜QQでチャットした雪の友達が朝の太極拳に参加すると宣言していたのですが、姿は
見せず、他に誰も現れなかったので練習は無しとしました。こちらの学生の言葉は適当に
聞いておく、彼女もその一人ですね。

先週の土曜日実家で用事があるから、と学校に来なかったたけしに今週は私が授業を始めた
日本語学校が協賛している留学フェアがあるから参加するようにと話しておいたのですが
今朝確認しましたらまたもや急用があるから自宅に帰ると言い出したのですね。
先週の話は確かに重要な案件だったのでその関連かと尋ねましたら、なんと帰ってきた答えが
「彼女と喧嘩したのでこれから会いに行きます」だと。
彼女とたけしは同じ故郷、彼女は現在山東省の東端の街に就職して住んでいるのです。
てっきり故郷に帰ってきているのかと思いきや、その街まで会いに行くのだと。
その街まで維坊からは列車で6時間、バスで5時間の距離。

たけしと彼女は一度交際した後別れて復縁したのですが、別れたときのいきさつをたけし
から聞いており、私も彼女に3度ほど会ったことがあり、復縁して付き合うほどの相手なのか
と疑問を抱いていたので
『国内で編入したとしても日本に留学ができたとしても遠距離になるのだから、
潮時じゃないのか』と諭したのですが、
もちろん今のたけしに聞く耳はなく、反感の目でこちらを見ておりました。それでも
『悪いが、今爆笑したいのを我慢しているよ』と言い放ち、私がアメリカにいた当時、好意を
抱いていた女性に振られ失意の中、ホストファミリーの息子から教わった一言をたけしに
教えました。

There is more fish in the sea

日本語で言えば、【他にもいい女(男)はいっぱいいる】
もちろん、当時は私もその言葉を受け入れることは出来ませんでしたが、約1ヵ月後に新しい
彼女に巡り合ったのですね。

昨夜は眠れなかったというたけしにこれでもかと追い討ちをかける私を恨んだでしょうが
『今のお前は彼女以外何も見えてないし、俺が何を言っても自ら経験しないと分からんな』
『来年か2年後には金と時間の無駄遣いをしたことが分かるよ』と止めを刺しました。(笑)

その言葉で少しは考えてみようかという気持ちになったようです。
それにしても、恋にそこまでエネルギーを注げる若さが羨ましくもあり、その為に一生懸命に
なっていたあの時代が懐かしくもありました。
コメント
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