外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

去り行く同士・・・外国人教師

2010年11月23日 | 日記
11月23日(火) 晴れ

昼食を久々にアメリカ人教師のライアンと共にしました。
彼はアメリカでまだ大学生なのですが、ネット上で応募した企業に面接が
決まり先週1週間かけてアメリカに戻っていたのです。
場所はコネチカット州、ニューヨークの南になります。
英語でこの地名を発音すると’ケネディケ’に聞こえます。
彼の地元アイダホ州から見るとアメリカ大陸を横断した反対側になります。

彼が戻ってきた夜に私の隣のもう一人のアメリカ人教師の部屋のドアで
話しているのが聞こえて、彼が採用されたことを知りました。
昼食の際に祝福すると嬉しそうにしていました。
彼はまだ半年ほど大学が残っているそうなのですが、1月に入社して
1ヶ月働いたあと大学に戻って卒業するのだそうです。
このあたりもアメリカの素晴らしさですね。

ただ、そのおかげで彼の帰国は早まりクリスマス前にはアメリカに戻ることに
なったのだとか。彼の母親は大変喜んでいるようですが、この学校の1学期
終了前に離れることになるので、少々申し訳ないという気持ちもあるようです。

そしてその話の後、また驚くことが・・・
もう一人のアメリカ人教師ケリーもこの1学期を終えてこの学校を離れるのだと。
ケリーは今年の3月からこの学校で働き始めたので確かに1年ですね。
元々は昨年の9月に我々と同時期にここに来たケイトの友達だったそうで
二人でよく遊びに行っているようです。
今年の3月、つまり昨年度の2学期は先輩になるケイトが多くのクラスを担当し
かなり疲れていたのですが、ケイトがいなくなった後、その数がケリーに回り
ケリーがかなり忙しくなっていました。
我々日本人は日本語科以外で授業をすることはありませんが、英語教師は
英語科以外にも貿易関係のクラスで授業を担当する為、我々の倍程度の
授業数があるのですね。市内の大学でも日本人や韓国人はいなくても
欧米系の人間がいる学校はいくらかあるようです。それだけ需要が高いし
給料も高い。

2人しかいないアメリカ人教師がいなくなれば、また新たに募集をかけることに
なるのでしょうが、これもまた大変ですね。外事主任がまた忙しくなりそうです。
ライアンが冗談で「君が教えれば?」なんて言ってきましたので
『ならスペイン語もやるから、帰るまでに教えてくれ』と返しておきました。
彼はスペイン語も話せるそうです。
 
Kさんのご出発が12月1日。
そして今期限りでライアンもケリーもいなくなる。
急に寂しくなりますね。
果たして、2人の韓国人はどうするんだろ?
昨年の12月に韓国人が一人帰国しましたから、同様のことがないとも
言い切れません。しかも、2学期には3年生の授業がなくなるという噂も
出ていますから、そうなると1年生を閉鎖した今年、彼らが教えるのは
2年生の1クラスだけということになります。1クラスに対して外教が2人、
中国人教師が3人。もし一人が離れた場合補充はないでしょうね。

私なりの意見ですが、外国人教師は各国複数が望ましいものです。
というのも、いくら中国人教師が言葉を話せるとはいえ、やはり国の文化や
考え方までは真似できません。何かあった時に相談できるのはやはり
同じ国の人間なのですね。特に中国の習慣に対する愚痴は中国人には
話せないものです。話して理解はされてもいい印象は受けないでしょう。
唯一、外国人同士なら中国に対する批評はできます。
これ以上外国人教師が減らないことを今は祈るばかりですね。

コメント
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