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むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

函館の路面電車・・・・・

2011-10-20 20:38:00 | 車掌@コラム

豊橋の路面電車を撮影してから 手持ちの路面電車画像を整理する意味も含めて このブログにアップしてみることにします。 なにゆえ 撮影時期がまちまちなので リアルタイムなものではありませんが まずは地域ごとに整理したうえで撮り溜めた画像の中からカタログ的に紹介していこうと思います。 

まず初めは 函館の路面電車を取り上げる事に・・・・。

函館の路面電車は公営交通で 正式には函館市企業局交通部というらしい・・・・。工場長としては以前の函館市交通局といったほうがしっくりくるのですけれど・・・・。

それではいきます・・・・・

710形 721号・・・・1961年 新潟鐵工所製・・・・・。 かつては函館の主力電車でした。 当地 函館だけではありませんが 路面電車には全面の車体広告がつきもの・・・・ カラフルなカラーリングも合わせてご覧いただければ幸いです。 また この広告も数年単位で切り替わっていくものなので 現在は既に異なったカラーを纏っている車両があるかもしれません・・・・。

全国区(というより世界的?)の企業広告・・・・コカ・コーラ塗装。 当然ながら赤一色でした。

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800形 810号・・・・・1964年 新潟鐵工所製・・・・・。こちらもお馴染み「BOOK OFF」号。

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2000形 2001号・・・・・ 1993年 アルナ工機製・・・・・。 企業広告には地域性のあるものも多いので 旅人としては それを眺めているだけでも楽しいものです・・・・。

この2000形は 27年ぶりに投入された新型車両。 函館市最初のVVVF制御、カルダン駆動を採用した近代的な車両です・・・。 但し北国という事からか冷房装置はありませんでした・・・・。

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3000形 3001号・・・・・前掲の2000形と同時に登場。 こちらは冷房装置を搭載、回生ブレーキ装備の電車・・・。函館は坂の街なので回生ブレーキは有効なのでしょう。 撮影時にはJR北海道の広告電車として走っていました。 良く見ると車体側面が789系 スーパー白鳥号の絵が描かれています・・・・。

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こちらは801形を車体更新して新たに8000形として登場したもので 1993年 アルナ工機製。更新車という事で足回りは従来の吊りかけ駆動のままで活躍中・・・・・ 御当地の航空会社である AIR  DO の広告が北海道らしさ?を演出しているような・・・・ちょっとイイ感じ?

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最後は 観光用として使用されている30形 37号・・・・通称「箱館ハイカラ号」。 函館市市制施行70周年事業の一環として1993年にササラ電車(除雪用電車)として残っていた車両を復元改造したものだそうです・・・。 元は1910年 天野工場で製作、千葉県成田市で活躍していたものを1918年に函館に譲渡・・・、以来 当地で活躍してきた車両との事。 明治時代ならではの木造車体が忠実に再現され、ブリル製2軸の足回りも非常に魅力的・・・・。運転席は前後のデッキ部分にあります。 春~秋の観光シーズンを中心に運行されているようですが 冬季は車庫で冬眠?してしまうようです・・・・。 ここは函館、酷寒の北国ですから 冬季は運転手さんが大変なのでしょう・・・・。

函館駅前の急カーブで捉えた37号・・・。2軸の足回りは全く衰えを感じさせず ギューンといった感じ?で軽快に加速していきました・・・・・。

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以上、今日は函館の路面電車を紹介してみました・・・・・。


ずいぶんと秋の気配が・・・・・。

2011-10-19 22:49:00 | 工場長の独り言

水曜日・・・・

仕事を定時に終えて家に帰ってみると・・・何と 居間の石油ストーブが今季初稼働!していました。 今週に入ってから 夜間は一気に涼しくなったので当然といえば当然かな? まあ、自分は満員の通勤電車から降りて来たばかりなので さほど寒さは感じなかったけれど 我が家の場合・・・、秋冬と太陽の高さが低くなってくると 一階に日差しが差し込まなくなってくるので 一気に寒くなる、というのが本当のところ・・・。 夕食にしても そろそろ鍋物と熱燗が恋しい季節に入ってきた・・・という事でしょう。

食事~入浴と済ませて 自室にて平日の夜間操業へ・・・・。 只今入場中の185系電車のディテールアップ作業を続けます・・・。毎日 約1時間半程度の作業時間なので なかなか進まないような感じだけれど まあ、いずれ報われる日?が来る事でしょう・・・。実際・・・先に試行した車両の屋上を眺めてみると 手を加えて正解!って思えますから・・・。 こんな地道な作業って・・・・それこそ秋の夜長に持って来いの工作だったりして・・・・。

と・・・・面相筆を持ちながら 小さな車両と格闘していましたが なぜか足元にひんやりとした空気が漂ってきて・・・・。 当方 喫煙者なので 部屋の窓を少しだけ空けているのですが どうやら これが原因の様子・・・。 そろそろ就寝時間だし、そろそろ窓を閉めようか・・・と 外の様子を確かめると それは外気の冷たいこと。 このところ 日中と夜間の温度差がますます大きくなっている感じもするし 体調管理にも気をつけないとね・・・・。


福井つながりで 「えちぜん鉄道」のはなし。

2011-10-18 22:59:00 | 工場長の独り言

会社帰りの西武線・・・・、いつもの時刻・・・池袋駅のホームに上がってみたら何故か電車が遅れている・・・・。「???」と思ったのも束の間のこと・・・・駅の構内放送からこんな案内が聞こえてきました・・・・。「本日の西武ドームの指定席券は完売しました・・・・・」だって。 それで初めて気が付いた・・・・今夜は西武ドームの最終戦で地元ライオンズのCS出場が掛った試合があったんだ・・・・。 電車の遅れも この混雑が影響していたようです・・・・。 まあ、今年のライオンズを振り返ると 地元民であっても優勝なんぞ早々に諦めていましたし、何よりホークスの圧倒的な強さを見せつけられると ライオンズがたとえCSを勝ち抜いたとしても なんだか変な気分になってしまう。 結果として今年は3位で良いんじゃないの? って思ってしまうのは仕方のない事だと思ってしまいます。 もともとCSの在り方に疑問を感じている我が身ですから 今夜の試合もさほど興味がありませんでした・・・・・。 それにしても今夜の混雑具合・・・・、今年一番じゃなかったのかな? 地元を走る狭山線も19時過ぎにもかかわらず 西武ドームへ向かうファンで結構混んでいましたから・・・・。 普段のナイターでは ちょっと考えられない光景でした・・・・。

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さて 話は変わって・・・・・

昨日 福井鉄道の記事を書くにあたって 画像ファイルを眺めていたら 福井県を走る もう一つの私鉄  「えちぜん鉄道」についても触れたくなっちゃったので 追記する事にしました・・・・。まあ、最近ネタが少ないので 過去ネタの使い回し感は否めないけど 勘弁下さいまし・・・・。

「えちぜん鉄道」については 本ブログを始めたばかりの頃 話題にした事がありました・・・。女性アテンダントが乗務してる事やら何やらと・・・・。 でも今回は車両の話題を中心に進める事になりそうです。

「えちぜん鉄道」・・・旧京福電鉄が運営していた鉄道事業を引き継いだ 第三セクター方式の地方鉄道。 会社の変更とともに 急速な鉄道施設の近代化を断行し、見事な転化を遂げました・・・・。

そんなえちぜん鉄道の車両を紹介・・・・

まず初めはMc5001形電車から・・・。京福電鉄時代の末期に新造されたもので 「えち鉄」唯一の20m級車体の電車・・・。カルダン駆動の足回りに空調完備と 都会の電車と比べてもヒケを取りません・・・。 2両製造されたものの 京福時代に起きた列車正面衝突事故で5002号が廃車・解体となり 現存するのはこの5001号車 1両のみ。 個性的な車体デザインに「えち鉄」カラーが似合っていました・・・・。

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現在の「えち鉄」を代表する電車・・・・Mc6000/Mc6100形。 愛知環状鉄道で不要となった車両を一部改造の上 使用しています。初めてこの車両を見た時には 正直・・・、てっきり新造車かと思っていました。 車体のカラーリングが変わるだけでも印象がガラリと変わります・・・・。

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それにしても この「えち鉄」・・・・、日中の電車は殆どが単行(1両)のワンマン運転・・・・。こんなところが地方鉄道らしいところでもありますが これはこれで非常に新鮮に感じました。

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福井口駅隣接の車両工場脇を抜けていく・・・・。 急カーブの上、かなりのカント(傾斜)があるので 単行電車でも 結構な迫力を感じます・・・・。

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こちらは やはり旧京福時代からの引継車であるMc2201形電車・・・・。 旧阪神の3301形電車を足回りの近代化と冷房装置搭載の上、京福に譲渡したもの。 計4両が存在しましたが 1両は京福時代に事故廃車・・・、さらに老朽化により2両が廃車となり 現在残るのは この2204号一両のようです・・・。

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一応 反対側も・・・・。

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最後の登場は こちらも旧京福時代からの引継車であるMc1101形電車。 こちらも旧阪神5321形電車の車体を用いて更新した車両なので 前掲の2201形電車と車体デザインが酷似していますが こちらは両開き2扉の車体となっています。 現在 「えち鉄」に残る唯一の吊り掛け駆動車で その走行音は 今では懐かしいものとなりつつあります・・・・。 撮影時は たまたま稼働しているところに遭遇・・・、慌てて福井駅のホーム上で撮影しました。

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ここ「えち鉄」でも古い車両のために行先方向板が用意されていました。 省力化に伴い電動方向幕やLED、LCD等の表示装置にとって代わられている このような備品も今では貴重な存在なのです・・・・。 でも この1101形についても余命は幾ばくも無いとの話も聞いていますから その時こそ 「えち鉄」における行先方向板も終焉を迎える事となるのでしょう・・・・。

そんな訳で・・・方向板の付いた格好良い 顔のアップをもう一枚・・・・!

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こんな記事を書いていたら 何故か 久しぶりに北陸に行きたくなっちゃった!

そういえば 福井鉄道も えちぜん鉄道も・・・・どちらも出張仕事のオマケだったんだ。

早々にプライベートで出掛けてこようかな・・・・? 

とりあえず代休と旅費はあるんだけど・・・・・。 あ、あとは「連れ」がいないだけなのか?

現地調達出来れば それはそれで嬉しい事ではありますが・・・・・まあ、それは余計な事か。


補足の補足で福井鉄道のこと。

2011-10-17 22:03:00 | 工場長の独り言

このところ・・・再び書くネタが無いので 再び昔話?の話題でも取り上げてみます・・・。

先週紹介した豊橋鉄道の流れで 福井鉄道の話に辿り着いた訳ですが 本来の?福井鉄道には独自に導入した素晴らしい車両があるのでここに掲載しておきます・・・。 昭和30年代~40年代にかけて 陸路の輸送は未だ鉄道が主力・・・、今のようにマイカーが普及する以前の事で 当然ながら それは地方鉄道の盛況ぶりを物語るものでした・・・。当然ながら車両新造や増備等、地方私鉄においても精力的に行われていた「良い時代」だったのです。

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時代は変わり・・・モーターりぜーション全盛期を迎え、自家用車が普及・・・、これは地方鉄道においては極めて致命的な経営悪化をもたらしました・・・。全国各地で相次いだ路線縮小・・・、さらには鉄道事業からの撤退・・・。 そんな中で 21世紀になっても必死に活路を見出そうとしている地方鉄道も数多いのです・・・・。 この福井鉄道もその中の一つに思えます。 そして 福井鉄道にはファン好みの車両が未だ健在!というのも頼もしいところなのです。 ここに取り上げる200型電車は まさに福井鉄道のオリジナル車両・・・・。1960年(昭和35年)に日本車両で当時最先端の技術を用いて製造されました・・・。201~206までの2両編成x3本があり、 2車体連接構造の車体に 並行カルダン駆動の足回りを持った電車は 現在のインターバーンの先駆けともいえる存在かもしれません。 登場後、早50年が経過しましたが 未だ衰えを見せずに活躍中のようです・・・・。

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これが福井鉄道200型電車・・・・こちらはそのトップナンバーである201編成。

車体デザインの各部に 当時の日本車両製標準車の特徴が見られて好ましいもの。 前頭部にある厳めしい排障器は 福井市内の一部区間にて路面上を運転するためであり これもこの電車の特徴といえるでしょう・・・・。路面上での乗降のため 客用ドアには自動昇降式のステップを装備しているのも魅力です・・・・・

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時代の変化に合わせ 列車無線の装備や冷房化工事の実施など・・・・

今でも現役で活躍できる理由がよ~く判ります・・・。

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203編成は福井鉄道初期の急行専用車塗装が再現されてました・・・・。正面の(福鉄)のマークが良い味出してくれています・・・。 他の車両にも共通していえる事ですが この福井鉄道の車両たち・・・・、どの車両も非常に良く整備されており 車両への愛情が感じられるもの・・・・これは凄い事だと思います。

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武生新駅(2010年3月に越前武生駅に改称)構内でお昼寝中のところをパチリっ!

塗り替え間もない頃だった事もあって 車体はピカピカ! 眩しいぐらいでした。

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旧来の名車といえども経年による老朽化により引退していく車両も少なからずあります。 この際の車両更新は大手私鉄からの譲渡車が充当されるケースが殆ど・・・・・。 かつてのように自社発注による新造車の導入などは困難な事なのでしょう・・・。 その譲渡車も 近年ではステンレス製車体を持った車両までも譲渡対象となってきました・・・・。 無塗装で画一的デザインのステンレス車両は 無機質な都会の町並みには似合ったのかもしれませんが いざ 地方にやって来ると 何故かどことなく沿線風景に溶け込めていないような気がするのです・・・。 

今回取り上げた200型電車を見ていると 本当に綺麗に整備されていて この車両に対する愛情さえ感じられる。 こんな特徴的な車両が一日でも長く活躍できたら・・・・・それこそ 地方鉄道復活の活力になるような気がするのですが・・・・。


何故だか185系をいじる・・・・。

2011-10-16 18:44:00 | 工場長の独り言

いつものように模型棚の整理をしている時・・・・、ふと手に取ったKATOの185系電車のケースを開けてみると な、なんと購入以来 一度も手をつけていなかった?事が判明・・・、急遽 これに手を加える事になりました。 田町区の新塗装バージョン・・・、基本10両+増結5両の計15両編成。 購入時の試験走行後、手持ちの塗装済PS16パンタに換装し、信号炎管等のパーツは取付済・・・、けれども側面方向幕シール等は一切手をつけていなかったのでした。

そうとなれば まずは側面方向幕部分から加工する事に・・・。 付属のシールを切り出して貼付してやればいいのですが そのままだと どうもシールが目立たない・・・。 あらかじめ方向幕部分に白を差した後、このシールを貼付すると かなり見栄えが良くなります・・・。 ひと手間掛けて仕上げるのも 模型への愛情?と思う反面・・・、延べ15両ともなるこの作業・・・・意外に面倒だったりするのです。 故に 購入時、直ぐさま手を付けなかった・・・・というのが本当のところでしょう・・・・自分の事ながら その時の事は 全く以って思い出す事が出来ません。

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結局・・・、方向幕部分への色差しのため・・・1両ごとに車体を分解して車体から窓ガラスを外す 大掛かりな作業になってしまいました。 色指し後は 再び車両を組み上げていけばよいのですが ここで新たな閃きが・・・・。 KATOの185系・・・、なにぶん古い設計のため 屋上機器が別パーツ化されていない。 それはそれで仕方のない事なのですが せめてクーラー部分のみ 最近の更新車両に見られるSUS製のキセを取り付けたものに出来ないか? なんて思ってしまった。 要は屋根板部分のクーラー以外をマスキングしてシルバーを吹付けてやれば良いのです。 但し、このマスキングも結構面倒な作業となりそう・・・・。 でも 銀色クーラーとしたら 模型的にかなり見栄えが良いのでは? という強い意志?を貫く事にしました・・・・。

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まずは試験的に増結5両分の屋根で試してみる事に・・・。屋上部分のマスキング・・・・案の定、かなり面倒な作業でしたが 何とか終了・・・。 塗装の乾燥を待ってマスキングテープを剥がしてみると やっぱりイイ感じ!。 今までの単調な屋上に銀色のアクセントが効いています。 こうして 一足先に 付属5両編成のみ クーラー換装?した編成となって無事に出場する事となりましたが、残りの基本編成10両分はどうしようか・・・・? 只々 考えているうちに いつしかまた先送り?となってしまいそう・・・・。

本当・・・・そうなんだよね。

それにしても 何故 今頃185系をいじっているのか・・・・・

作業中・・・いつしかこんな事を思ってしまったのです。