今日は、キリスト教会で最も大切な復活祭(イースター/パスカ)というお祭りです。救い主が、すべての人の罪を背負って十字架にかかられたのが金曜日、三日目の日曜日に死を滅ぼしご復活された、それが復活祭です。
なぜキリスト教会は日曜日に礼拝をするのか、それは、主のご復活を記念して礼拝しているのです。そして自分たちも同じように復活する約束を与えられているのです。
実は、主イエスが十字架にかかられるとき、弟子たちは皆恐れて、誰もかばうことができませんでした。これは、私たち人間の弱さです。 自分たちの不甲斐なさのせいで、主が何の罪もないのに死刑となってしまった。取り返しのつかないことをしてしまった。あぁ、これからどうやって生きていけばいいんだ…… 弟子たちは自責の念に駆られていたでしょう。
しかし、その責めの鎖から解き放つために、ゆるしを命を携えて、救い主はご復活されました。
すべての人が死から命へと招かれている。それを喜び歌う、それがこの復活祭の賛美歌です。
この賛美歌について、YouTube に書いた解説を以下に引用します。
ダマスコの聖ヨハネという古代教父の作詞による 8世紀の古い賛美歌です。
キリスト教会の命である復活の喜びを高らかに賛美する素晴らしい賛美歌です。
曲は 19世紀のスコットランド長老教会の牧師、ヘンリー トーマス スマート(Henry Thomas Smart)によるもので、1836年の音楽祭の地名にちなんで、Lancashire と名づけられました。
元来は別の賛美歌の歌詞のための曲だったのですが、26年後の1862年に英国聖公会司祭のジョン メイソン ニール(John Mason Neale)がダマスコの聖ヨハネの賛美歌歌詞を英語に翻訳したときに、この歌詞とそのスマート牧師の曲とが合体し、この賛美歌が生まれました。ちなみに、ニール司祭は、20か国以上もの外国語や正教会、カトリックなどに造詣が深かったようです。
この賛美歌はその後、主にアメリカで広く普及しました。そして、アメリカ経由で日本にも伝えられました。
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