ひつじっく Style♪

♪シャロンとダニエルの夫婦でアカペラ多重録音♪
雨の日も風の日も晴レルヤ!

元気をくれるもの♪(シャロン)

2012年11月23日 | 絵本
ここ数日、寒い朝が続いて、季節が変わっていくのを実感しています、皆さんのところはどうですか?

パート先のお店も少しづつクリスマスモードになって何となくバタバタしてきました
寒いのも、曇り空も、そして忙しいのも苦手な私。 ちょっと心が尖がってきそうな時には…



大事にしている絵本用の本棚から 今回選んだのは、佐々木マキさんのクリスマスミニ絵本。
この3冊がボックスに入って売っていたのを購入したのは、確か娘が2歳くらいの頃やったと思います。

3つとも、どこかコミカルで可愛いお話ですが、私や子供たちが一番気に入っていたのは「ゆきだるまのクリスマス」


道端で見つけた迷子の仔猫ちゃんのために自分の帽子で温めてあげたり エサになる魚を釣ってあげたり、ミルクをもらいに牝牛のところに行ったり……最後には飼い主のおばあさんのところに辿りついてハッピーエンド
優しい、やさしいゆきだるまたちも、わがまま猫ちゃんも…いいんですよ~ 思わず抱きしめたくなるくらいチャーミングなんです そして、ゆきだるま君たちの頭にになにげに書かれた落書きの髪の毛 ? …たしか娘が書いたもの。みんな頭が寒かったら可愛そう…って思ったのかな…この絵本のすべてのページに書かれてるんですよ、笑えますね



懐かしい絵本をゆっくり味わいたい時には、声に出して朗読することにしてるんです、そうするとタイムスリップして、子供たちとの楽しかった時間が戻ってきたみたいに幸せ気分になれるんですよね!
そして、余裕を無くしかけてた心も、じわ~っと解れて…どんなことも大したことないし、きっと上手くいくよ!! な~んて本来のノーテンキな自分に戻れるんです 不思議ですね

もう20年近く前に、子供たちのために何度も読み聞かせた絵本が…今は大切な私の元気のもとになってるんですよ、ハレルヤです

これから暫くは パートのシフトが増える季節になるので、ブログ更新も週に1~2回になるかも…(^_^;)
それでも、ブロ友さんたちのところにお邪魔して、いろんな記事を読ませていただく時間も私の元気のもとなので…時間を作って訪問させいてただきますねっ!

今回コメント閉じてますm(__)m いつも温かい励ましやコメント感謝です



~Dear JAPAN プロジェクト~(シャロン)

2012年09月20日 | 絵本
前回の記事では、ダニエルのバースディに温かいコメントをいただき感謝でした

シヤロンを大いにビビらせた大雨も 翌日にはウソのような晴天に変わり…やっと爽やかな秋の風が吹きはじめた滋賀地方です。
あの台風が去ってから特に、夜は肌寒いくらいなんですよ! 季節の変わり目も極端になってきた気がします~

さて、ブログの方は…ちょっと味のあるイラスト葉書の紹介です


この絵葉書たち…株式会社アート絵本さんプロデュースの「Dear JAPANプロジェクト」の作品は 数日前にシャロンの職場のある長浜市の市役所で購入したもの。
同じく長浜市の市立図書館に展示してあったのを見たのがきっかけです。

約1年半前の東北の震災を受けて、世界中の絵本作家さんたちが希望を込めたメッセージをイラストにして下さったんです
なにげに絵本好きなシャロンですが、このプロジェクトのことはつゆ知らず…今回初めて 絵葉書を目にして、お気に入りを何枚かゲットしました。

それぞれのはがきには裏面に作家さんの名前とメッセージが印刷されてるんです。


今回 特に気に入って額に入れて飾ることにした↑ の作品にはイタリアのマッダーレ・ジェルリさんの「花はまた咲く。こころから冬を追い出してくれる」というメッセージが。

他にも「ひとりじゃない、いつだってそこには希望がある」…などなど絵本作家さんらしいシンプルで 解りやすいメッセージばかり。

震災に遭われた方だけでなく 日々、いろんな思いの中で生きている私たち皆の心に響くメッセージやと思います

このポストカードに興味のある方は、↑の茶色の文字をクリックしてみて下さいねっ!  
(オンラインでも購入でき、売り上げの一部は被災地に寄付されるそうです。)

ちなみに…このアート絵本の主催者の 山本知子さんのメッセージにとても共感する部分があったので抜粋させていただきますね。

[……日本ではずっと、絵本は子どものものだと思われています。
でも、本当にそうでしょうか?
人生の浮き沈みを経験してきた人、今まさに人生の壁につきあたっている人にこそ、絵本に心揺さぶられ、そのメッセージから多くを得ることができる。大人の絵本にはそういう力があると、わたしたちは考えています……]


私もまだ30代の頃に 子供に読んで聞かせていた絵本の中で、今でも無性に読みたくなる…というかそのイラストの世界にどっぷりつかりたくなる絵本が何冊かあって…年齢とともに感じることが変わってきたりして、「絵本はシンプルな分、深いんやなぁ…」なんて実感してるんですよ、ハレルヤです

そして、本日おまけの写真は…昨日、お店の定休日を利用してオバスリーでお喋りランチ

今回初めて行った、長浜市の「ナデシコダイナー」のバスタがものすご~く美味やったので、思わずケータイでパチリ

↑のは「サーモンクリームパスタ いくら添え」。いくらの量が半端なく…次回もコレ、食べたいシャロンです


Yさんたちは「たらことシラスの和風パスタ」…こちらの方がカロリーは低かったかも…


スパニッシュイタリアン&ワインバル
NADESHICO DINER ( 0749 62 7731 )

今週はちょっと遊び過ぎ…?? 週末は節約のオニ!! になりそうです…






~しろいゆき あかるいゆき~(シャロン)

2012年01月12日 | 絵本
冬が来て、雪が降ると読みたくなる絵本…そのベスト1は、私の中ではずっと キーツの名作絵本「ゆきのひ」やったのですが…最近みつけたこの絵本、読むたびに新しい発見があって…とっても、とっても気に入ってま~す
しろいゆき あかるいゆき    
( 画像クリックでアマゾンへ。)

アメリカの児童文学者、アルビン・トレッセントの 詩のような流れる文章が 江國香織さんの訳で楽しめます。
冒頭の詩のさわりはこんな感じ…

しずかなよるに ふうわりおっとり  きたのそらから しいんと しろく

ひひとふる ふりつもる  こっそりと まいおりて

しずかなよるに ふうわり おっとり …


…ね、いい感じやと思いませんか? 雪が降るとすべての音が吸い込まれて 心地よい静寂があたりを包みます。
冷たい雪が運んでくる静けさですが、その包み込むような雰囲気はとこか温かい…不思議な雪の夜。

そんな雪を迎えるために準備をする街の人々 ( ゆうびんやさんやおひゃくしょうさん、おまわりさんや、そのおくさん、こどもたちやうさぎさんまで…)、そして何日も降り続いた雪が 街をしろくあかるい世界に変えてゆきます

夜の中でキラキラの凍った雪や ゆきの粉、つららのしずく…この物語のどんな文章の中にも、作者の対象物に対する愛情がたっぷり詰まっている感じがして…何度読んでも 味わい深い作品なんですよ!! 
ハレルヤです

春の新しい命が、ゆきどけの街の風景をどんどん変えていくラストの描写も…力強く希望に満ちていて好きでした。

ロジャー・デュボアサンの挿絵は、柔らかな白やグレーのグラデュエーションの中に抑えた感じの赤や黄色…なんとなくカラーのセロハン紙を思わせるようなレトロな色合いが印象的です。



    しろいゆき あかるいゆき  アルビン・トレッセント作 ロジャー・デュボアサン絵 (ブックローン出版) …コールデコット賞受賞

本日おまけの写真…昨日、今年初のT子とのお喋り新年会で撮ったニャンコのスナップで~す
 
玄関先でのお出迎えは尻尾のご挨拶

今回はカメラを向けるとレンズに突撃~の激しい場面が何回かあって…少し離れてシャッターを押したうちの2枚。
 

相変わらず、へっびん猫ちゃんでした ! 

今回コメント閉じてます  いつも温かいコメントや励ましありがとうございます




絵本原画展~市川里美とバーナデット・ワッツ~ ( シャロン )

2010年07月27日 | 絵本
相変わらず猛暑が続きますが、皆さん夏バテは大丈夫でしょうか
毎日、「暑ーい、だるーい」を繰り返しながらも何とかフツーに過ごしているシャロンです。

さて、今回は17日に行った 佐川美術館 の絵本原画展の記事を書いてみたいと思います。

 
琵琶湖のやや南、守山市の湖岸にあるこの美術館は、豊かな水とオブジェが素晴らしい、癒し系の建物




 

そしてこの夏、ここで開催されているのは「市川里美とバーナデット・ワッツ/ ヨーロッパ珠玉の絵本原画展」です。

こちらは市川里美さんの作品群。
20代でフランスに渡り、独学で絵の勉強をしてイギリスで絵本作家としてデビューした彼女のことを恥ずかしながら、初めて知ったシャロンです。
その作品はしっかりしたデッサン力と緻密な表現力が素晴らしく、原画の一枚一枚がものすごく値打ちのある絵画のよう…
そして、いろんな動物や ( 特にクマ ) 子供を描く時の愛情溢れたまなざしが彼女の作品をとても温かいものにしています。



シャロンが買った市川さんの絵葉書と自分用の絵本。

そしてこちらはバーナテッド・ワッツさんの絵葉書と作品群

子ウサギのジヤックが目の見えないお友達のもぐらのチャーリーに風がどんなものか教えてあげるお話し…絵のタッチもとても温かみがありました。


ワッツさんは日本でも比較的ポピュラーな絵本作家のひとり。
彼女の作品を「見たことあるかも…」と感じる方は多いはず。
その作品はとても透明感のある美しい色彩と、小さな動物たちへの愛に満ちていてどれも溜息が出るような秀作ばかり
シャロン的には特に、「雪の女王」や「ヘンゼルとグレーテル」の原画が圧巻でした~

現在、パリに住む市川さんとイギリスの田園地方に住むワッツさんはとっても仲良しだそうです。
画風は違うけれどおふたりの絵を観ていると、なんとも懐かしいような優しい気持ちになりました。そして多分、100枚以上はあると思われる作品はどれも見応えたっぷり
一時間の予定が気づけば閉館時間ぎりぎりになっていました

原画展は初めてだったダニエルは感動の連続
絵本に印刷された絵ももちろん素敵ですが、それとは比べ物にならないくらいの感動を貰えるのが原画展のいいところです。
やはりそれぞれの作家さんの魂が一枚一枚に込められていて、それが観る人のに伝わるのでしょうね

素敵なふたりの作家さんにハレルヤです。

佐川美術館 077-585-7800 ( 月曜休館 )




「12の贈り物」 ( シャロン )

2010年07月02日 | 絵本
本日はハッピーフライデー
ゴスペルのレッスンの日でした~♪

思いがけず、メンバーのひとりが来れなくなったり、子供ちゃんの参観日で途中で抜けるメンバーもいたりしてイレギュラーではありましたが、10日にむけてのレッスンは順調に進みました。
7月からの新しいお仲間が二人も来て下さったのもハレルヤでした。

そして…シャロンには特別嬉しい日に…

12の贈り物―世界でたったひとりの大切なあなたへ

メンバーのひとりで、黒井 健さんのファンであるОさんからのプレゼント
清里にある [ 黒井健 絵本ハウス ]にたびたび遊びに行かれるОさん、今回も嬉しいお土産です

[ 世界でたったひとりの大切なあなたへ ]というセカンドタイトルのついたこの本。
私たちが生まれた時に頂いた12の贈り物について書かれています。
それは…

力、美しさ、勇気、信じる心、希望、よろこび、才能、想像力、敬う心、知恵、愛、誠実

それらのひとつひとつに黒井さんの優しい挿絵が…

私が今回、一番心に響いた4番目の贈り物「信じる心」のページには例えばこんな風にかかれています。

あなたには、信じる心がさずけられています。

たとえ、誰かがあなたを傷つけたとしても、

あなた自身が大きなまちがいをおかしたとしても、

けっして自分や他人を見はなすことのないように。

あなたには、自分も他人も信じる心があるのです。


どうです? グッときませんか
今のシャロンにはちょっとウルッとくる言葉でした。

他のページも、愛と優しさに溢れた宝石のような言葉ばかり…
その時の自分の状況によって響く言葉も変わってくるのでしょう…
作者のシャーリー・コスタンゾさんが自身の子供さんたちの為に書かれたメッセージ、なんだか、大人にこそ必要なものばかりのように感じました。

Оさん、ホントに素敵な絵本をサンキューです。
この先の人生の大切なパートナーになりそうな一冊です。

実物の表紙はこんな感じ。
中表紙のイラストが懐かしい雰囲気を…


極めつけはこのサイン
見ず知らずの私のために、黒井さんが…ものすごーく嬉しいです~

Оさん、いつもアリガトねっ


クリスマスの絵本Vol 1( シャロン )

2009年12月05日 | 絵本
昨日は2週間ぶりのゴスペルのレッスンで、おなじみのメンバーといろんなハモリを楽しめてとってもハレルヤでした。

そして…予想外のこんなプレゼントも
そろそろクリスマスの絵本記事を書きたいなって思っていたのでグッドタイミングでした。

ギフト版 12月24日―クリスマス・イブの日にギフト版 12月24日―クリスマス・イブの日に

メンバーのひとりで黒井健さんのファンであるОさんが、自ら清里の[ 黒井健 絵本ハウス ]に出向いて購入されたもの。
絵本好きの私の為にОさんからお奨めの一冊、だそうです。

わくわくしながら家に帰ってすぐにページを開くと…
いつもの黒井さんのほんわか柔らかい、それでいてどこか透明感のあるパステル調の世界が広がっていました。
私は黒井作品は特に雪の描写や、冬のしんとした感じが秀逸だなぁって思っているのでこの本も一度で大好きになりました。

世界中の子供たちが12月24日を特別な日として楽しみにしているのと同じように北の国のこのおじいさんにとっても大切なこの日を心をこめて準備していく、その様子が黒井さんの優しい視線で丁寧に描かれています。
ここに出てくるサンタさんはとっても普通のおじいさん。
この日の朝ご飯もかりかりに炒めたペーコンに野菜スープ
今夜の働き者のトナカイにもたっぷりの干し草をあげます。

この本には派手なツリーやプレゼントはいっさい描かれていないのにも関わらず、クリスマスへの喜びがどんどん高まってきます。
それは大切なイブのために黙々と準備を進めるおじいさんの真心が読者の心にとても暖かい灯りをともしてくれるから…
そしてサンタさんに限らずプレゼントを準備する( もちろん物質的なものでなくても)ってとっても厳粛なことで、素敵なことだなぁと思わせてくれる本でもあります。

この絵本の為にフィンランドに取材に行ってトナカイにも会われた黒井さん…
作者の深い思いが伝わってくるようなホットな作品です。
小さい子供ちゃんにはサンタさんの存在がとっても身近に感じられる絵本、黒井さんの美しい絵とともに印象ぶかい一冊になりそうですね。

Оさん、ありがとうでした~
しばらく黒井さんにハマりそう
北風が吹く寒~い日、もしくは雪のしんしん降る夜に暖かい部屋で黒井ワールドに浸りたいシャロンです





ほのぼのミステリー? ( シャロン )

2009年11月25日 | 絵本
今日は久々に絵本の紹介です。

たしか、下の娘? が幼稚園に行ってた頃に入手したこの本、派手さは無いのですが娘のお気に入りの一冊で、読み聞かせサークルの時もとっても人気がありました

ふしぎなおきゃく
ストーリーは…
ひとりでラーメン屋さんを切り盛りする主人公のけんさん、[とんちんけん]のラーメンはとっても人気でお客さんは皆、スープも残さずたいらげるほど
…そんなお店にある日、ひとりのミステリアスなお客がやって来ます。
マフラーと帽子で顔をほとんど隠し、いかにも怪しげ。( ここで騒いでいた子供たちも興味津々に…)
しかも、大人気のけんさんのラーメンを一口食べて帰ってしまいます。
そして、次の日もやってきて、今度はふたくちだけ…
真面目で職人かたぎのけんさん、このお客の時は特に念入りにスープの味やめんの具合も確かめてラーメンを作るのですが、相変わらずちょこっとしか食べないお客です。
眠れないほど悩んだ末に、帰っていくお客の後をつけることにしたけんさんです。
街をはずれて、雪深い森の中に帰ってゆくふしぎなおきゃく…
そこでけんさんが見たものは…

以外な展開のラスト。心がホワッと暖かくなってラーメンも食べたくなる、不思議な絵本です。




作 肥田美代子  チャイルド社発行







駒子さんのこと(シャロン)

2009年09月11日 | 絵本
MOE (モエ) 2009年 10月号 [雑誌]

昨日、久々に図書館に行き、雑誌の閲覧コーナーをぶらついていたらこの本を見つけました。
かつては何度か買って読んでいた、絵本好きのための月刊誌「МОE」
最近はご無沙汰だったのですが、表紙を見て目がに!
なんと私の敬愛する絵本作家の、酒井駒子さんの特集ではありませんか
中をペラペラと捲ると、彼女の挿絵の絵葉書までついて…
これは、手元に置きたいなぁ…すぐに本屋に向かったシャロンでした

以前も書いたのですが(8月11日の絵本の記事)、彼女の作品は、少し前のヨーロッパの作家さんを思わせるような、柔らかい線とレトロな色遣いが印象的。
特に子供の挿絵は秀逸です。
子供が持つ ぷくぷくした肌の感覚や、ふとした瞬間にみせる独特なしぐさや表情が見事に再現されていて…
そこにまさしく子供が存在するような 不思議な錯覚にとらわれます。

絵本だけでなく本の装画も描いておられるので、なにげに目にしている方も多いかも…(「マギーの約束」 「だれかのいとしいひと」など多数あります)

この「МОE」の中には駒子さんのアトリエや飼っている猫ちゃんや作品のモデルにもなった羊ちゃん(もちろんお人形です、念のため) などが紹介されていました。 
もちろん作品の生み出されるコンセプトなんかも…
そして、新刊「BとIとRとD」のことも…

駒子さんファンはもちろんのこと、少しでも絵本に興味のある方なら楽しめるはずです。


マギーの約束―赤い手袋の奇跡

酒井さんの装画です

勇敢な猫の物語 (シャロン )

2009年08月28日 | 絵本
風車小屋ねこカッチェ
風車小屋ねこカッチェ

今日は可愛くて勇敢な猫が主人公の絵本を紹介したいと思います。

この絵本はオランダでの実話をもとに書かれました。

粉やのニコと風車小屋でのんびり暮らすカッチェ。
ある日、お嫁さんを連れてきたニコ…かわいい赤ちゃんも生まれてカッチェは居場所がなくなります
このあたりで、カッチェが捨てられて悲しい展開になったらどうしよう…って少しハラハラするのですが、大丈夫

カッチェの新しい友達は生まれたばかりの赤ちゃん、アッケネ。
ニコたちの目を盗んでは ゆりかごの中でアッケネと遊びます。

そんなある日、村に大洪水がやってきて…

アッケネと遊ぶカッチェの表情とかがすごく可愛くて、ねこにはあまり馴染みのない私でも 心ひかれました
洪水の場面の波の描写など、絵も個性的で見応えがあります。
(最後はハッピーエンドなので安心して読んでくださいね)

グレッツェン・ウェルフレ&ニコラ・ベイリー  BL出版

やさしいかいじゅうたち(シャロン )

2009年08月19日 | 絵本
かいじゅうたちのいるところ

 先日、ある方のブログで見たのですが、センダックの「かいじゅうたちのいるところ」が映画になって来年には日本でも公開されるとのこと
あの楽しくてかわいい、かいじゅうたちが実写で登場
テンションが上がった私は、さっそく本棚の奥から 懐かしいかいじゅうたちを引っ張りだしました

あまりにも有名な、センダックの代表作であるこの作品ですが、なじみのない方のためにストーリーをちょこっと…

おおかみのぬいぐるみをきた いたずらっこの主人公マックスは、おかあさんにしかられて夕ご飯ぬきでしんしつにほうりこまれます。
ひとりになったマックスのまわりににょきりと木が…森になった寝室から船に乗って かいじゅうたちのすむ島にわたったマックス。
見かけは怖いかいじゅうたちを従えて、マックスのショータイムが始まります
めいっぱい自分を解放して、かいじゅうたちと踊ったり、木登りしたり…
この時のマックスの表情が最高
思わず感情移入してワクワクしてしまいます
大きなからだでマックスにつき従う、やさしい、やさしいかいじゅうたち。
(彼らのかわいらしさが、水木しげるさんの描く妖怪ににてるって思うのは私だけ?  )
やがてはしゃぎ疲れたマックスが寝室に戻ると、ほかほかのゆうごはんが…

最後には自分のいちばん たいせつなものをみつけたマックスでした

物語のクライマックスである、島での楽しい時間は挿絵だけで表現されていて、こどもたちは たいがいここが一番好き。
オリジナルな「かいじゅうおどり」を踊ったり、不思議な歌を歌いまくったり…
とにかく盛り上がるこの演出、センダック、ブラボーって感じです

この楽しくて、ほのぼのするシーンを映画がどう表現するのか…
想像しただけでもわくわくします
(予告映像をちょっと観た感じでは、絵本の、抑えた色合いや どことなく哀愁のあるかいじゅうたちの表情など、独特の世界感が再現されてたような気がしました)