こんにちわ♪
いよいよ6月も最後の日。1年半分過ぎてしまったんですね…いつものことながらあまりの速さにのシャロンです。
…さて今回は、先週ダニエルと観た映画「さや侍」の記事を書いてみます。
個性的な映像で海外では高く評価されている松本人志監督の第3作。全くの素人さんを主役に起用したことでも話題になりましたね。
もともと、ダウンタウンの松ちゃんにはほとんど馴染みのなかった私です。もちろん前作のことも全く知らず…
たまたま 映画の公開前に某国営放送の情報番組にご本人が出ておられて…この映画への思いを語ってはりました。
その中で、「娘が産まれてなかったら、この映画はかなり違ったものになっていたと思う…やはり父子の繋がりや縁みたいなものはいつも意識している」というような内容のことを話しておられて…またこの映画を、お笑い芸人の作品としてではなく、それとは切り離したいち監督の作品として観てほしい、という松本監督の思いにも魅かれるものを感じました。
ダニエルも、トレーラーの短い動画を観て、なんとなく心揺さぶられるものがあったらしく「僕も観てみようかな…」と。( それだけで、もうウルッときてたみたいです )
それでふたりで初めての時代劇を観ることにしたのです
ストーリーは…
ある出来事がきっかけで刀を捨てて、脱藩したお尋ね者として追われる身となった野見勘十郎。
彼が林の中を息を切らせながら逃げる場面から映画は始まります。そのあとを追う幼い娘タエ。 厳しい表情で父についていきます。
3人の刺客からもなんとかのがれたものの、やはりお縄になってしまう野見。
そして彼と娘の30日の業が始まります。
母親を亡くして全く笑わなくなってしまった若君を笑わせるために毎日毎日、いろんな芸を考え、お殿様や若君たちの前で披露する野見…30日以内にそれが出来なかったら切腹、というシビアな現実の前にひたすら真剣に取り組みます。
…しかしその芸は稚拙でどうしようもないもの…そんな父親のふがいなさに腹立たしさを隠せないタエですが、牢屋番たちの励ましもあって次第に父を応援するようになるのです。
不器用ながらその使命に必死で取り組む姿は町衆やお殿様の共感を呼び、物語はどんどん熱を帯びて…ハッピーエンドになりそうなのですが…
松本さん自らも書いておられるようにこれは、ある種のおとぎ話。
それでも最後には悲しい現実 ( 私からみたら… )が待っているのですが…そのまた後のラスト10分くらいがこの物語の要かな…と、私は感じました。 これから観ようとしておられる方もおられるので詳しくは書けませんが、とにかく温かい厳しい現実を温かい笑いで包み込む…そんな松ちゃんの心意気がじ~んと伝わってきました
最初は、笑いもちょっと薄っぺらい感じがして、野見さん(ご本人の方 ) もぎこちなく「あれ、この映画 失敗…」なんて思ったりもしたのですが ( 後で感想を話した時ダニエルもおんなじやったみたいです )物語の中盤あたりからどんどん引き込まれて…頑張る野見勘十郎を応援する気持ちはスポーツ観戦するときのようでした。
主役の野見さんも役が乗り移ったかのように、目つきが変わってきて、もちろん娘役の女優ちゃんはほんとに上手くて…
とにかく時間の経過とともにパッションが強くなる作品、いっぱい笑っていっぱい泣いて…最後はまさしく泣き笑い なんとなく切なくて、でも爽やかな感動も…不思議な映画でした。
また私はこの映画の音楽もとても好きでした。
物語の最後で歌われる 竹原ピストルさんの曲も話題になっていて…それももちろん良い曲ですが、全編に流れるオリジナル曲がどれも良かった…どことなく品があって、もちろん迫力ある部分も…特に後半、ドラマを盛り上げるのに大きな役目を果たしていたと思います。(音楽担当の清水靖晃さんのプロフィールはこちらをクリックして下さい )
作り手の優しさがじわっと伝わってきて…素直に感動できる良い映画やったと思います。
松本監督の次回作にもちょこっと期待の私たち。 ハレルヤです
いよいよ6月も最後の日。1年半分過ぎてしまったんですね…いつものことながらあまりの速さにのシャロンです。
…さて今回は、先週ダニエルと観た映画「さや侍」の記事を書いてみます。
個性的な映像で海外では高く評価されている松本人志監督の第3作。全くの素人さんを主役に起用したことでも話題になりましたね。
もともと、ダウンタウンの松ちゃんにはほとんど馴染みのなかった私です。もちろん前作のことも全く知らず…
たまたま 映画の公開前に某国営放送の情報番組にご本人が出ておられて…この映画への思いを語ってはりました。
その中で、「娘が産まれてなかったら、この映画はかなり違ったものになっていたと思う…やはり父子の繋がりや縁みたいなものはいつも意識している」というような内容のことを話しておられて…またこの映画を、お笑い芸人の作品としてではなく、それとは切り離したいち監督の作品として観てほしい、という松本監督の思いにも魅かれるものを感じました。
ダニエルも、トレーラーの短い動画を観て、なんとなく心揺さぶられるものがあったらしく「僕も観てみようかな…」と。( それだけで、もうウルッときてたみたいです )
それでふたりで初めての時代劇を観ることにしたのです
ストーリーは…
ある出来事がきっかけで刀を捨てて、脱藩したお尋ね者として追われる身となった野見勘十郎。
彼が林の中を息を切らせながら逃げる場面から映画は始まります。そのあとを追う幼い娘タエ。 厳しい表情で父についていきます。
3人の刺客からもなんとかのがれたものの、やはりお縄になってしまう野見。
そして彼と娘の30日の業が始まります。
母親を亡くして全く笑わなくなってしまった若君を笑わせるために毎日毎日、いろんな芸を考え、お殿様や若君たちの前で披露する野見…30日以内にそれが出来なかったら切腹、というシビアな現実の前にひたすら真剣に取り組みます。
…しかしその芸は稚拙でどうしようもないもの…そんな父親のふがいなさに腹立たしさを隠せないタエですが、牢屋番たちの励ましもあって次第に父を応援するようになるのです。
不器用ながらその使命に必死で取り組む姿は町衆やお殿様の共感を呼び、物語はどんどん熱を帯びて…ハッピーエンドになりそうなのですが…
松本さん自らも書いておられるようにこれは、ある種のおとぎ話。
それでも最後には悲しい現実 ( 私からみたら… )が待っているのですが…そのまた後のラスト10分くらいがこの物語の要かな…と、私は感じました。 これから観ようとしておられる方もおられるので詳しくは書けませんが、とにかく温かい厳しい現実を温かい笑いで包み込む…そんな松ちゃんの心意気がじ~んと伝わってきました
最初は、笑いもちょっと薄っぺらい感じがして、野見さん(ご本人の方 ) もぎこちなく「あれ、この映画 失敗…」なんて思ったりもしたのですが ( 後で感想を話した時ダニエルもおんなじやったみたいです )物語の中盤あたりからどんどん引き込まれて…頑張る野見勘十郎を応援する気持ちはスポーツ観戦するときのようでした。
主役の野見さんも役が乗り移ったかのように、目つきが変わってきて、もちろん娘役の女優ちゃんはほんとに上手くて…
とにかく時間の経過とともにパッションが強くなる作品、いっぱい笑っていっぱい泣いて…最後はまさしく泣き笑い なんとなく切なくて、でも爽やかな感動も…不思議な映画でした。
また私はこの映画の音楽もとても好きでした。
物語の最後で歌われる 竹原ピストルさんの曲も話題になっていて…それももちろん良い曲ですが、全編に流れるオリジナル曲がどれも良かった…どことなく品があって、もちろん迫力ある部分も…特に後半、ドラマを盛り上げるのに大きな役目を果たしていたと思います。(音楽担当の清水靖晃さんのプロフィールはこちらをクリックして下さい )
作り手の優しさがじわっと伝わってきて…素直に感動できる良い映画やったと思います。
松本監督の次回作にもちょこっと期待の私たち。 ハレルヤです