拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

『VAMPS』試聴/めでたい夜に

2009-05-09 01:08:38 | 音楽
●VAMPS1stアルバム『VAMPS』、知らない間に曲目発表&全曲試聴キテター!こんなに発売が待ち遠しいと思える新譜、宇多田ヒカルの『HEART STATION』以来だな。とにかく楽しみ。以下、ワクワク増幅の曲目。

1 BITE
2 LOVE ADDICT
3 COSMOS
4 SECRET IN MY HEART
5 EVANESCENT
6 VAMPIRE DEPRESSION
7 REDRUM
8 DEEP RED
9 I GOTTA KICK START NOW
10 TIME GOES BY
11 SWEET DREAMS
12 HUNTING
13 SEX BLOOD ROCK N'ROLL

全13曲。とりあえずHYDEは6と13にこだわります。1曲目は映画的な雰囲気のあるイントロダクション。おそらくバンパイアに襲われたであろう女性の叫び声が聞こえてくる。作品世界に一気に引き込むぜって感じだろうね。で、2曲目以降、HYDE本人が言ってた通りテンションの高いアッパーな曲が連発される!特にドラムに圧倒されますな。ツアーのメンバーでもあるアーリーのドラムすげぇわ。風雪暴れ太鼓。HYDEのソロワークス史上、最高に振り切った演奏が聴けそう。ライブへの期待も高まるねぇ。試聴段階では、ハードな音に「あー、もう、HYDEのその辺のキーの声大好き!」って感じの歌声が溶け込む「SECRET IN MY HEART」、名曲「JESUS CHRIST」を思わせる絶唱、ヒステリックに暴れるギター、シンセ、ドラムが印象的な「VAMPIRE DEPRESSION」、轟音とシャウトと「♪フッフッフー」というキャッチーかつ軽薄なコーラスが絡み合う「SEX BLOOD ROCK N'ROLL」辺りに特に心奪われたねぇ。そんなアッパーな曲達の間にクールに、そよ風のようにサラっと収められてる「EVANESCENT」や「TIME GOES BY」も良いアクセントになってる気がするし、終盤の静かなバラード「SWEET DREAMS」!あ、あま~い…。もうどうすんのコレ。早くも名盤の予感がする。ちなみに今回のアルバムには、百戦錬磨のベーシストChirolynが参加してるらしい。HYDEの相方、KAZとはhide with spreadbeaver以来の共演ですな。
それにしても、なんでこう…HYDEの生み出す音楽に、逐一たまらなく惹かれてしまうんだろうねぇ。一年前は「ラルク休んで別のバンドやるのか、寂しすぎる…」って思ってたはずだけど、結局今はVAMPSに夢中だ。HYDEのやることなすこと、はっきり言って全て私のツボにヒットしてる。やっぱ自分にとって、ラルクが生まれて初めてハマったロックバンドだったからかなぁ。嫌いになることは一生無いだろうなぁ、もう。

●ライムスター宇多丸がギャラクシー賞ラジオDJ部門を受賞したため、先週土曜、5月2日の生放送での宇多丸は開始早々浮かれまくりだった。そりゃ浮かれるだろう。「高校時代、駿台模試現代文で3位」をいまだにたまに口にする人だし。しかし番組終盤、ギャラクシー賞を受賞した名誉ある(?)アホトークを繰り広げる宇多丸の元に、「臨時ニュース」として忌野清志郎氏の訃報が入ってくる。小声で「これ俺が読むのかよ、くそっ…」とつぶやき、アホトークから一転してシリアスな口調でニュースを読み上げた宇多丸。ヒップホップにハマる前まではRCサクセションに夢中で、ライムスターとして彼の曲で客演したこともある宇多丸にとって衝撃的なニュースであることは言うまでもない。そんなニュースを自分が電波にのせて伝えるなんて夢にも思わなかっただろう。しかもギャラクシー賞受賞直後というおめでたい夜に。その後、番組終了まで思い出を語ったり、思い入れのある曲をかけたりして放送は終了した。共演時の思い出を、涙声にも聞こえるシリアスな口調で語る宇多丸。聞いてて鳥肌立ったな。

その部分のポッドキャスト
12分20秒ごろから臨時ニュース。直前まで「原宿竹下通りに居る黒人さんたちはどんな人生を送っているの?」をテーマにアホトークが繰り広げられていたのだが…。