拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

SexyZone初体験~真実と幻想とリアルとセクシー

2013-05-08 23:50:23 | ライブ
デビューシングルリリース直後に出たMステで、神曲「SexyZone」を歌う彼らの強烈なオーラに動揺し、爆笑し、しかしとてつもなく惹かれてしまったあの日から、約一年半。遂に行ってしまった…ジャニーズ最年少グループ、セクゾンことSexyZoneのアリーナツアーへ…。しかも横浜アリーナに遠征までして。本当は地元公演狙ってたけどチケット取れなかったのよねぇ。結論から言えば、横浜まで行って本っっっ当によかった!すーごく良い思い出になりましたよ。というわけで、Sexy Zoneの5月4日の横浜アリーナ夜公演の感想ですよ。


私はSMAP以外のジャニーズコンサートに行ったことが無かったから、今回のセクゾン@横浜アリーナは見るもの全てが何もかも新鮮だった。とにかくねぇ、私はびっくりしたよ……セクゾンのバックで踊る、ジャニーズジュニアの少年達の数の多さに!コンサート一曲目を飾る「SexyZone」のキラキラシンセのイントロに乗ってわらわらと登場し、アリーナ外周をぐるっと囲むように設置された花道の上に隙間なくズラーっと並び踊るジュニア達。ステージ両脇からスタンド後方の端に向けてにゅーっと設置された階段にもガンガンジュニアが出現し、客席に笑顔でアピール!近い!でも私のお目当てはジュニアではなくセクゾンなので、油断してるとジュニアに紛れて見失いそうになるセクゾンメンバーを必死で目で追った。花道を縦横無尽に駆け回るセクゾンメンバーが入れ替わり立ち替わりで近くに来てくれるたびに、キャーキャー騒いでしまったよ。私の席はスタンドだったんだけど、花道との距離が凄く近かったので、本当にすぐ目の前でパフォーマンスを目撃できた。セクゾンメンバーの表情とか、本当によく見えてドキドキしたなぁ。で、ガンガン客席に向かって笑顔で手を振ってんの。 心なしか、菊池ふうま君と佐藤勝利さんが、他の子よりも多めに来てくれたような気がするけど気のせいかな。途中、スタンド席のブロックとブロックの間の狭い空間(説明難しいなあ。あれ横アリ特有かな?日本ガイシホールとかには無いし)に、ふうま君の乗ったトロッコがにゅーっと入ってきたときはマジでびっくりした。「ちょ、近い近い!ふうま近いってオイオイ!!」と動揺したぜ。ドーム公演ではちょっとありえない距離でセクゾンを体感出来て、ジャニーズのアリーナコンサートの免疫が無い私はすっかりハマってしまった…。
セットリストは1stアルバム収録曲中心。リリース作品がまだ少ないグループなので、持ち歌ほぼ全部披露する勢いだった。ジャニーズ最年少だけあって、ハイテンションで攻めまくるアッパーな曲が多いので、コンサートは終始大盛り上がり。もう、ネタとかじゃなくて本当にセクゾンを愛聴している私は、聴きなれた愛すべき楽曲たちが次々と披露されていくのを見てるだけで幸せで楽しくて仕方なかった。「Sexy Zone」のクライマックスの、セクゾンセンターの佐藤勝利さんの必殺ウィスパーフレーズ「セクシィローズ…」や、「Ladyダイヤモンド」での勝利さんの俳句パート、「思い切って握りしめる てのひらラビリンス」というフレーズを歌う中島健人さんの変な手の動き、「Sexy Summerに雪が降る」のラストで各メンバーが一言ずつメッセージを発する部分で、みんな長々としゃべるもんだから最後の勝利さんは曲の尺が足りなくなるというハプニングなどなど、コンサート冒頭だけでも爆笑ポイントは盛りだくさん。でも笑いだけじゃなくてかっこいい部分もたっぷり。異色?のファンクなダンスチューン「IF YOU WANNA DANCE
」や、ジュニア達がひっこんで、センターステージで5人だけで披露された「We can be one」などでは、クールなダンスをばっちりきめていた。
ちょい残念だったのは、まぁ事前にわかってたことなんだけど、1stアルバムに収録されている中島とふうまろ君それぞれのソロ曲ではなく、新しいソロ曲が披露されたこと。アルバム収録の中島のソロ「Teleportation」は、彼のキャラにぴったりなロマンティックで熱い歌詞が印象的な王子系エレクトロダンスチューン。この曲をクールにバシっと踊っている中島を見て心をがっつり掴まれたので、このツアーのセットリストに組み込まれてないと知った時はマジでがっかりしてしまった。そんな中島さんの新ソロ曲は、本人作詞の激甘ラブリーポップチューン「Candy」。女子アイドルでもこんな甘ったるい曲出さないだろ!というような、中島の世界観が大爆発した超珍曲であった。客席に「ラブ!ケン!ティー!」というコールを強要し、曲終りにはキャンディー型のひらひらしたやつを会場に降らせる中島。一体なんなんだよお前は。対してふうま君ことふうまろは、ラッパー風にダボっとしたパーカーのフードをかぶり、極太ビートが印象的なトラックに乗せてハーコーなラップをシャウト。お前もなんなんだよマジで。
でも良いんだ。二人とも物凄く輝いていたからね。生で見て思ったけどこのセクゾン年長組コンビ、本当に華がある。しなやかにふわふわ舞ったかと思えばバキバキ踊る中島さんと、クールにキメたかと思えば時折アザラシのようなキュートな表情でファンと向き合うふうまろ君。ジュニア時代から早い段階で、二人セットで扱われていたという二人。若手メンバー中心のSexy Zoneの中で、ジュニアとしての数年の下積みがあるのは彼ら二人だけだという。見てみたかったなぁ、昔の彼らも。今の二人の個性は、いつごろ確立されたものなんだろう。コンサート中、そこら中に散らばるジュニア連中を見ながら、「中島やふうまろもジュニア時代は、先輩の平成ジャンプとかに可愛がられながらバックダンサーとして活躍し、健気にファンに笑顔振りまいてたのかな…」なんてぼんやりと思いを馳せたりした。
あと、もうこれファンの間では散々言われまくってることだけど、年上組の中島・ふうまろ・勝利と、年下組の松島・マリウスとの間に存在する格差、どうにかならんもんかねぇ。年上組の衣装は華やかで、年下組の衣装はジュニアと一緒だったり、年下組はリフターに乗せてもらえなかったり、ジュニアに紛れてたり。こういう差をコンサートで見せつけられると切なかったなぁ。SMAPとかも、中居・木村の2トップがそれぞれバラエティ番組やドラマに出て、グループの知名度向上に貢献したりしてたから、華のある子たちが全面に出てガンガン点を取りに行く戦略は間違ってない…それはわかってるんだけどね。でも、CDのジャケットとか、ツアーのパンフレットの表紙でさえ5人揃ってないとか、そういうのは問題だと思うぜ!SMAPだってそこは6人揃ってたわ。
そんな格差問題をカバーしようとしたのか、長~いMCタイムでは、ふうまろや中島が松島・マリウスにガンガン話を振り、そして弄り倒していた。特にふうまろは「大丈夫?怒られない?」ってぐらい松島君を弄りまくってたなぁ。セクゾン内では見慣れた光景といえばそうなんだけど。男子校ノリでガンガン脱線しまくる行き先不明のMCが進行し、何故かゴールデンボンバー「女々しくて」を踊りだす謎展開。そんな会話になかなか入れない佐藤勝利さんは、トーク内容があまりにもおかしな方向に行きそうな時に「ちょ、ちょっと!」とつっこむのが精一杯であった。彼はきっと真面目。
コンサートで聴いて特にグッと来た曲は「キミのためボクがいる」や「Silver Moon」とか。「キミのため~」はストリングスがきゅるきゅる駆け巡る爽やかポップス。グループ年少組が、年長組よりも地味な衣装を着せられてるのを見て切なくなってたりしたんだけど、5人がそれぞれのイメージカラー(ってわけでもないか)の可愛い衣装を着て、揃って元気に踊っててきゅーんとした。「Silver Moon」はオルゴールのような音で始まる幻想的な曲。この曲は、グループ内で一番不安定な歌唱力を持つ勝利さんのソロパートから始まるので、イントロ鳴った瞬間、「おぉ…勝利さん大丈夫?大丈夫?」と若干笑いつつ心配したんだけど、まぁ普通に曲は進行して。で、中島やふうまろのソロパート、年下メンバーのユニゾンを経て、サビで5人の歌声が合わさった瞬間のあの高揚感!そうだね…私も残業でしんどい夜は空に浮かぶ銀色の月を見上げるよ…そうしたら明日もがんばれる気がするよ…なんて思いながら、ちょっとだけ泣きそうになったのは内緒な。…疲れてるかな?私。
アンコールでは「風をきって」「High!High!People」と、シングル「Ladyダイヤモンド」収録の名カップリング曲が披露された(この2曲はセクゾンで好きな曲ベスト5に入るね)。ここではなんとスタンドの上の方の通路にメンバーを乗せたトロッコが出現!なんと手厚いファンサービス。「High!~」の、大大大好きなふうまろのソロパート「寂しい夜は早送りして時間を進めたいね」も無事聴けて大満足!

というわけで、まぁ盛りだくさんのコンサートでした。ふと思ったんだけど、セクゾンがデビューした2011年の秋って、ちょうどラルクが20周年ツアー真っ最中だった時だよね。完全にラルクに夢中だったあの頃の私の心の中に、強引に侵入してきたセクゾン。やっぱ彼らは特別な存在だわ、私にとって。今回のライブは、ラルヲタ仲間のまゆこちゃんと一緒に行ったんだけど、ラルヲタのハートに火を付ける何かが、セクゾンにはあるのかも(ねーよ)。あぁもう全然まとまんないわ文章。でも本当、また行きたいなコンサート。入るか、できたばっかのファンクラブ…。