拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

ipodでもジャルジャルを

2009-06-03 23:42:13 | テレビ
最近芸人・ジャルジャル漬けだ。もう大好き。ムーディー勝山がブレイクした2006年末のオールザッツ漫才。その時にジャルジャルが披露した家庭教師とオナラが止まらない生徒のコントをYouTubeで見て以来(某掲示板ではムーディーよりもむしろジャルジャルが話題になってた。ネットが無ければ2007年の正月にジャルジャルを知るなんて無理だったな)、ずっと気になる存在だったけど、今もう完全に彼らの虜だ。現在出てる二枚のDVDを観て、そしてYouTubeやVeohに流れてる関西ローカルの番組『鉄筋base』を観て、大阪吉本の若手で一番実力あるよぁと確信したけど、関西人からしたら「今更かよ」って感じだよね。着眼点も発想も表現力も、なんだか完全に別格。突飛なキャラとかに頼らずに、「しつこさ」を追及し続けてあそこまで変な世界を構築するなんてねぇ…そんなコンビどこにいるよっていう。
このネタも衝撃的だったなぁ。「考えろ考えろどうしたらええねん!」って…。


そいえば今日『爆笑レッドシアター』見てたら福徳が「ツッコミ選手権」なるコーナーで普段のネタではあまり見られない(こともないけど…)王道ツッコミを連発して優勝してたな(笑)。リストラネタで「ほんまにリストラ嫌なんですぅ!!」とか発狂してる人が、あんなにちゃんとしたツッコミもキメるなんて凄いなぁと改めて感心。相方の後藤の「これが大阪のジャルジャルやでぇ!」というコメントもナイスだった。『鉄筋base』でコーナーのMCとかしてるジャルジャルはそんなにに面白くないから、ずーっとコツコツ、ネタだけをやり続けて欲しいなぁ。
冒頭に「ジャルジャル漬け」って書いたけどそれは本当で、家帰ったらとりあえずBGM的にDVD流してる。なんか落ち着くし、気が紛れるし(病んでるのか私!?)。そのせいでTVとかあんまり見れてないなぁ。欠かさず見てる番組は『しゃべくり007』と『レッドシアター』ぐらいだ。で、通勤時もipodでジャルジャルのネタ聴いてる。DVDの特典ディスクとして付いてたCDに入ってるショートコント集と、彼らの自作の曲集を(笑)。CDに入ってる音声のみのショートコントは当然会話で笑わせるネタが中心なんだけど、これがまたねぇ…粗削りっぽいのに凄くよく出来てるものばっかり。泣きじゃくる赤ちゃんに対し後藤が「ど、どうしたらええねん!」と、うろたえ続けるだけのコントとか、CDじゃなきゃ絶対できないよね。ジャルジャル自作の曲は、彼らのネタにもよく出てくる、才能ない路上ミュージシャンが歌ってそうなボンヤリしたポジティブげな曲や抱腹絶倒ラップ曲など。「I'm just forever」というフレーズがしつっこく連呼されるラップ曲は電車で聴くのは危険。7月には三枚目のDVDが出るらしい。また特典CD付いてくるっぽいぞ。
とにかくまぁ、疲れた日々をうるおしてくれるのはジャルジャルだ。後藤の笑顔とかマジで癒されるわ。あのポワンとしたルックス、実は超好みだ。なんか、「実写版碇シンジ」って感じ。もしエヴァが実写化されたらシンジ役は普通にイケメン少年が選ばれるんだろうけど、庵野秀明の脳内でのシンジのイメージはジャルジャル後藤みたいなのだと思うね。
そんなジャルジャル。今年はぜひキングオブコントとかで活躍して欲しいね。審査基準がM1グランプリよりも謎な賞レースで勝つ事にどれほどの意味があるかわかんないし、優勝したら「なんであいつらが!」って無駄に叩かれそうだから決勝に出るだけで良い。全国区のゴールデンで、フルで「変装」や「葬式」や「変なキャラ練習させられてる奴」などのコントクラシックスが見られたら…想像するだけで泣けんじゃないっすか?昔からのファンの人達は。記者会見も最高だったな。自作の「そうじゃないよ絶対」を熱唱したり、既にやりたい放題(「歌ではふざけたくないんです」という後藤の真顔でのコメントが秀逸すぎる)。