世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

区議会第4回定例会・初日

2006年11月28日 | 議会報告
   (写真:区役所中庭の紅葉)

今年最後の議会初日。熊本区長の召集挨拶に続き、代表質問が行なわれました。

今日は、「民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合」、「せたがや政策会議」、「共産党」、「自民党」まで。

ウチの会派の質問になると、議場の空気が変わるのを感じます。ぐーっと周囲が集中して聴いているな、という雰囲気になるのです。議場全体の空気が壇上の質問者の声に集まってくるような。

さて、「せたがや政策会議」の代表質問ですが、
1)23区の再編について
2)子どもの健康の現状から見た和食文化の継承と食育について
3)在宅で暮らすということ

この中で、特に、「子どもの健康」については、様々なデータを紹介しながら質疑をしたので、驚きの実態を伝えることができたと思います。

例えば、千葉県の八日市場市が行なっている5歳児検診(全国で唯一、ここだけが血液検査を含め詳細にやっているのです)の結果では、動脈硬化指数の高い子が13%、コレステロール値の高い子が11%、肥満傾向の子が10%、と、小学校入学前から、3人に1人の子どもに成人病の初期病変が見られる、ということ。

また、“背筋力指数”を用いて今の子どもたちの体力が危機的状況にある、ということを説明したのですが、それは、親世代に比べると今の子どもたちは、背筋力が落ちている(男子の半数が介護に耐えられない、女子の半数が育児ができないくらい、背筋力=身体を支える腰の力が衰えている)という結果が出ている、ということです。

今、改正だなんだと騒がれている「教育基本法」ですが、その第1条には、「教育の目的は心身ともに健康な国民の育成」と謳われていて、それは与党改正案でも野党案でも変わっていない、ということを考えれば、教育の重大さがわかるというものです。

学校現場では、学力だけ考えればいいのではなく、もっと、子どもたちの体力、健康について、そしてその基礎となっている食事と睡眠について、指導しなければならないのではないか!と思います。

「在宅で暮らすということ」については、思ったよりいい答弁が引き出せました。やはり、地域と地域住民の力を効果的に活用して、在宅生活を意味のあるものにすること、は、これから大変重要になってくる施策だと思います。そのための拠点づくりを、空き家や空き店舗などの効果的利用で進めてほしいと思います。

帰り際に、「いい質問でしたねー!」と、他の会派の議員の方に声をかけていただきました。

そうなんです、原稿作るの、苦労しましたからねー。会派のみんなで最終的に仕上げるまでの工程と言ったら、たった20分の質問に、どれだけの時間を要しただろうと思います。だから、非常に中身の濃い質問となっていると自負しています。

富永さなえ議員の語り口もとてもよかったと思います。(お疲れ様でした~!)

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