世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

“遺伝子組み換え”の脅威

2006年11月07日 | 視察&勉強会
11月2日のブログで報告しました「食の未来~遺伝子組み換えで広がる緑の砂漠~」勉強会の続きです。

勉強会の3日後、11月5日の日経新聞でも、「遺伝子組み換え作物どこに?」「海外と異なる表示ルール」「不使用で、混入した例も」というタイトルの記事が大きく取り上げられていました。
        
遺伝子組み換え技術自体は、医学の世界などでも使われているいい技術なのだ、とおっしゃる方がいらっしゃいます。その通り、すべてが害悪ではないのかもしれません。

しかし、我々の体に入る食べ物に使われる、ということはどうなのでしょうか?

実際、以下の絵のような実験結果が出ています。

 

“遺伝子組み換え”の技術とは、“種”の枠を超え、遺伝子を組み替えることによって、自然界には存在し得ない新たな物質を作り出す、というものです。

それによって、農薬に強い大豆やとうもろこし、花粉症が治る米、等々が開発されていますが、ちょっと聞くとすごくいいもの、利便性の高いもの、という気がしますが、様々な実験結果を見ると、安全性は確保されているとは言い難いものがあります。

また、それだけでなく、もっと恐ろしいことは、“ターミネーター・テクノロジー”と言って、一度発芽したら二度と種が使えないように、発芽する前に種子が自殺するという遺伝子を組み込んでいるものがあります。

それは、毎年、毎年、種を買わなければならないということで、種子会社に農業が牛耳られてしまう危険性がある、ということなのです。

日本の食糧自給率の低さ(約40%)は、それだけでも国としては大変恐ろしいことなのに、今後、遺伝子組み換え食品の実験の場とされ、種子の制限やコントロールまでされたら・・・??

「国民保護法」やら「保護計画」やら、テロ対策を踏まえた法整備も必要かもしれませんが、それにも増して重要なことは、日本が一国として成り立つかどうか、という問題です。

他国にそっぽを向かれたら、直ちに食糧確保ができなくなってしまう輸入頼みの食糧政策ではあまりにも心もとないと思いませんか?

アメリカの大手企業によって、日本の農業が潰されないように、そして、自然界には有り得ないような作物(例:さそりの毒素の遺伝子を組み換えたとうもろこし。二度と発芽しないように種を自殺させるための毒素)は食べなくて済むように、一人ひとりがこの問題を知る必要がある!!と思います。ぜひ、皆様も、DVDと解説書で勉強して下さい。

       


ドキュメンタリー「食の未来」DVDと開設テキストの注文は『日本有機農業研究会事務局」へ 
(送料込み5000円)
  〒113-0023 東京都文京区本郷3-17-12 水島マンション501
  TEL 03-3818-3078  FAX 03-3818-3417

また、このドキュメンタリーDVDの上映会が一番近いところでは、12月2日(土)18:15~21:30に、下北沢タウンホールにて開催されます。興味のある方はぜひ観てくださいね。「目からウロコ!」の恐ろしさ、ですよ。

  参加費:前売り 1200円 当日 1500円
  申込み:FAX 03-3818-3417
       E-Mail yoyaku@syoku-no-mirai.net
  問合せ:E-Mail info@syoku-no-mirai.net
      TEL 03-3818-307
  主催:日本有機農業研究会科学部
     『食の未来』日本語版委員会


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