(先日、知人のお宅でご馳走になった手作りの “ぼた餅”。
とーっても美味しかったです!)
さて、今日は、昨日の理事会に引き続き、「議会運営委員会(議運)」
がありました。
私は、会派幹事長を
おおば正明議員と交代したので、このブログでも、
「理事会」や「議運」の報告が少なくなっていますが、おおば幹事長か
ら随時、報告は受けています。
さて、今日の議運では、「議員の海外視察」と「海外姉妹都市交流」に
一定の結論を出した、とのこと。
この問題については私が幹事長の時からずーっと懸案になっていたこと
です。特に4月からは専門の検討会を設け6月までに議論を詰め、それ
を再度、理事会にかけ、やっと、本日の議運で最終決着に至った…わけ
です。
実はこれまで、「議員の海外視察」と「海外姉妹都市交流」はセットに
なっていて、姉妹都市交流を兼ねて、近隣の海外視察を行うということ
でした。
しかし今回はこの点について、姉妹都市の近隣に視察地が引っ張られ
るということは、本来の視察目的が不明確になるのではという意見等
が出て、基本的に「議員視察」と「海外姉妹都市交流」は分けて考える、
ということになりました。
そこで検討会では議論百出したのですが、「議員視察」については現在
の経済状況等からして自粛(中止)ということで理事会では意見の一致
をみたのです。
で、残る「海外姉妹都市交流」についてですが、交流そのものに理事会
では反対する会派はなく、どの程度の規模(議員数)で行くかというとこ
ろで意見が分かれました。
それが昨日の理事会までのことです。そして本日の議運では一人会派
や無所属を含む全会派が出席し、意見を表明できる場所です。
(採決については交渉会派だけ)
↓
(ただし、現在では非交渉会派の議員が増え、交渉会派だけの多数決
がそのまま本会議での多数決につながらない場合もあります。このこと
は理事会機能の合理性に疑義があるのではと、おおば幹事長は会派
内で指摘していますが・・・)
議運では「議員の海外視察」の中止については特に異論もなく、また、
「海外姉妹都市交流」について行うことについても異論はなく、結局、
理事会での争点となった「海外姉妹都市交流」の調印式に「何人行くか」
ということが話し合われました。
具体的には、議運正副委員長の提案という形で、理事会での自民提案
と同じ「8人枠の議員団で行く」という考えを“叩き台”にして話し合われ
ました。
私たちの会派は、あくまでもセレモニーが中心なのだから議会の代表で
ある議長ないしは副議長までの2人で十分ではないかと主張しています。
生活者ネットと共産は議長一人で十分という意見でした。
公明は理事会の時から自民案に同調していました。
さて本日の議運で注目を浴びたのは民主。
理事会での主張は、「これまでは10人の議員団で行っていた(視察も
兼ねて)のは多すぎるので、この人数は例えば半分くらいに減らして、
その分の予算を子どもたちの交流に充てるべきだ」、というもの。
「だから何人? 半分くらいって5人なの? 具体的に何人にしろって民主
は言っているの? 」
昨日の理事会で、うちのおおば幹事長が民主の幹事長に、 「で、民主
は行くの?」と尋ねたら「行きます!」って答えだったそうで…○△※??
うちのおおば幹事長が一晩考えてわかったのは、結局、民主の幹事長
の考えは、「政策会議」も「生活者ネット」も「共産」も、議長および副議長
だけで十分と主張しているのだから、この3会派は行かないだろう。
だったら8人枠を設けても(3会派が行かないのだから結果として)5人に
なるじゃん! それでいいじゃん! …ということ。
ええっ?? 民主の幹事長は人数を減らすべきと言っておきながら、自分
たちは参加して、他の会派の辞退分を当て込んで、「結果として減らす」、
ですって!!
私はこのことを聞いて我が耳を疑いました。
確かに公式の場で会派の意見として議長ないしは副議長の2人で十分
だと主張しておきながら、参加するのはあり得ないことでしょう。
しかし、そういう他会派の意見を聞いて、「行かない会派があるんだから
減るじゃない。それって私たちの会派の主張(人数を減らすということ)
と合っている」、なんて “主張” するんですか?
しかも「自分たちは行く」と言っているんですよ。
こういう言い方はしたくないですが、でも、他にぴったりの言葉が見つから
ないので言いますが、「あまりにも厚かましくない?」。
この点について、おおば幹事長が議運で問いただしました。
実は、昨日の理事会では、民主の幹事長だけが出席しているのですが、
議運は民主の政調会長と副幹事長も出席しています。おおば幹事長の
指摘に、民主の政調会長と副幹事長は “寝耳に水” のような状態で、
さすがに 「そんな虫の良い論理は成り立たない、少なくとも減らすべき
と主張するからには自らの会派からも減らさなくてはおかしいだろう」、
という表情だったそうです。
実はそこから、民主の幹事長と政調会長の間で、議運そっちのけの私語
が展開され、政調会長の声は冷静で聞き取れなかったそうですが、幹事
長の声は委員会室に響き渡り、
「・・・そうやって、いつも土壇場でひっくり返すわけ!」
「いいわよ、私が退席すれば・・・どうせ・・・」
のような大きな私語が聞こえたそうです。
結局、休憩を挟んで、「議運」が再開されたのですが、民主の幹事長は
採決の前に荷物をまとめて議運の委員会室を出て行ってしまったのだ
そうです。委員会の途中なのに…?!
残ったのは民主の政調会長と副幹事長。
そして議運での採決。8人枠案に賛成したのは「自民」と「公明」そして
「生活者ネット」の3会派で多数で決定となりました。
「生活者ネット」は、「議長一人で十分という主張はするけど、8人枠でも
賛成」という行動に。(なんか理解に苦しみますが…)
「8人枠は多すぎる」というのは民主(退席した幹事長を除いて)と私たち
の会派「せたがや政策会議」と「共産」ということでした。
ふー、幹事長から聞いた報告の報告って結構大変です。
確認ですが、要するに、「海外姉妹都市交流」は、「自民党」、「公明党」、
「生活者ネットワーク」の賛成により、「8名派遣」という案が決定した、
ということです。
日程は7日間とのこと。
でも、海外視察を切り離したのに、なぜ、7日間も必要なのかな?
経費削減が目的の一つにあるとしたら、姉妹都市交流だけなら5日ぐらい
で十分だと思います。私も行かせていただいたことがあるのでよくわかり
ますが、これまで、海外視察を2カ国ぐらい入れて10日間という日程
だったのですから。
あれこれいろいろあり、またこのような会派のハプニングもあり、 日々、
議会は動いていますが、やはり最終的には、本当に区民の税金が生か
される形で使わなければいけない、と思います。
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