世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

“学校選択制”は反対です!

2007年07月31日 | 議員活動
7月28日東京新聞の記事。“学校選択性”の弊害が述べられていました。

(赤字部分●選択制を導入しないと明示している世田谷区の熊本哲之区長は「地域に根ざした教育を目指す。生まれ育った地域で学ぶことが郷土愛をはぐくむ」と理由を説明した。●「学校、家庭、地域という教育のバランスを、学校選択制が崩している。政治はよく考えてほしい」)

私を始めウチの会派「せたがや政策会議」では、最初から一貫して“学校選択制”は地域を崩壊させる!として反対してきました。

世田谷区において熊本区長が「学校選択制はとらない」と方針を打ち出したことは、こうした議会での我々の主張も大いに影響したと思いますし、結果的に大正解だったと思います。

また、若井田正文教育長も当初から、「学校選択制はとらない」と意思表明されていました。

議会質問の会議録を「学校選択制」で検索していただけるとわかりますが、学校選択制の導入にはっきりと反対を表明しているのは、ウチの会派(小泉たま子議員、私)と青空こうじ議員。

積極的にという感じではないけれど区の決定を受けて評価しているのは、自民党、公明党、生活者ネットワーク、社民党。(公明党は中学校においては選択制の導入を検討すべき、と言っていましたが)

逆に、「学校選択制という劇薬で治療せよ!」と選択制の採用を何度も強く求めていたのは下条忠雄前区議。

「保護者ニーズからいっても、行きたい学校を自分自身で選択できるようにすることに必要性を感じざるを得ない。世田谷区は特色ある学校づくりに積極的に取り組んでおり、生徒が自由に行きたい学校を選べるようにするというのは自然の流れ。学校選択制の導入を検討するよう求める」と、民主党の主張として何度も発言しているのがすがややすこ議員。

「世田谷区は、“学校選択制”は採用していないけれど、“指定校変更”が認められ、実質的に選択制と同じではないか」という主張も、民主党と下条前区議はしていましたが、それは基本的・根本的な考え方が全く違う、と思います。

すべてをフリーにして、「はい、どうぞ、好きな学校をお選び下さい」とやるのと、「事情がある場合(その事情が認められれば)指定校を変更できる」という制度のどこが同じなのでしょう?結果的に変更している子どもたちの%が近いとしても、方針や考え方というものが大事であり、それこそが政治判断なのだ、と思います。

何でもそうですが、“机上の空論”とはよく言ったもので、特に「教育問題」は、現場を経験していない人には絶対にわからないことがある、と、私は思います。

また、公立学校の保護者の立場を経験していなければ、区立小中学校のことはわかりません。

「公教育がどうのこうの、と言っている議員の子どもは私立の小中学校に通っているのよね。なんだか興ざめ」という声を区民の方からよく聞きます。確かに、言われてみればそういう人(議員)、結構いるかも・・・。

また、教員の立場というものも、知っていると知らないとでは大違いです。私は少ない経験ながら、公立中学校の教員をしていたことが、今、大いに役立っている、と実感しています。

現在は、会派の事情で、所属しているのが「企画総務委員会」(区の政策経営や財政問題等を取り扱うところ)なので、教育問題を専門に議論する委員会にはおりませんが、「教育と子育て支援」を標榜し、選んでいただいた私としては、常に機会を捉えて、教育委員会所管の担当者と議論をしていますし、保護者の皆さん方のご意見も伺っております。

今後も必要なことは議会質問に取り上げていきたいと思っておりますので、皆様の教育に関するご意見、ぜひお寄せ下さい。
setagaya@tanakayuko.net

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参院選

2007年07月30日 | 議員活動
参院選が終わりました。

「自民党、歴史的な大敗!」というタイトルが踊る今朝の新聞、テレビ。確かに、すごい結果でした。(でも予想されていたことですが)

これから、国会は大変なことになりそうですね。衆院の解散総選挙はいつだろう?と、もうそんなことが気になります。

“政治とカネ”の問題に、私達たち国民はいい加減にしろ!!と、ほとほと呆れ果てていました。その結果が、今回の選挙に現われていると思います。

でも・・・。

前回の衆院選(小泉郵政民営化選挙で自民党の圧勝)にしても、今回の参院選(政治とカネ、年金問題で民主党の圧勝)にしても、何かおかしくない?

とても議員がまともに選ばれているとは思えません。これほどまでに、運・不運に左右される選挙でいいのだろうか?と、何かとてもしっくりしない、非常に気持ちの悪い感じがします・・・。

一方、国政と違い、地方議会は着実に区民のためになる施策を展開していく、予算をチェックする、不正を正す、それが仕事です。

国政の勢力とは無関係のところで、トップ(区長)が率いる執行機関(行政)と議会が相対してしっかりやっていくこと、それが「せたがや政策会議」のスタンスです。今後もその姿勢で取り組んでいきたいと思います。常に、区民全体の利益を考え、政党の理屈ではなく区民の立場、区民の目線で。


追伸:「東京選挙区の結果」と「世田谷区の得票順位」は微妙に違います。以下、注目の7位までを比べると・・・(左が結果、当選は5位まで。右が世田谷区での得票順位)

1、大河原雅子 [民主党]  大河原雅子 
2、山口那津男 [公明党]  鈴木  寛
3、鈴木  寛 [民主党]   川田 龍平
4、丸川 珠代 [自民党]  丸川 珠代 
5、川田 龍平 [無所属]  保坂 三蔵
6、保坂 三蔵 [自民党]  山口那津男
7、田村 智子 [共産党]  田村 智子

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地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会

2007年07月29日 | 心の健康&自殺対策
今日は、「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」の勉強会と総会でした。

まず、内閣府の自殺対策推進室の高橋広幸参事官に講師をしていただき、国が進めている「自殺総合対策大綱」について、勉強会をしました。

その後、議員同士の情報交換を含め、地方議会において新たな動きをどのように作るかのディスカッション。裏話も含め、色々な話ができて有意義でした。

今回、講師を引き受けて下さった高橋参事官は、ある自治体で助役をした経験があるということで、地方議会や地方議員のことをよくご存知で、とても親しみが感じられました。

今回は、新しいメンバーも増え、福岡県から、神戸から、と、遠くからかけつけてくれた議員もいて嬉しい限りです。

みんなで智恵を出し合い、それぞれの議会で頑張ろう!(社会の大きな損失である自殺をなんとかして減らしていこう!)と思います。

今日の勉強会の内容は、9月議会で生かしたいと思っています。


夜、食事会があって、帰宅したら、もう参院選の結果がある程度出ていてびっくり!やはり、予想通り、でした。この結果を受けての今後の国政の動きがどうなるか、今から楽しみです。

3年前の今頃は、深夜まで中村敦夫選挙事務所で開票を見守っていたっけ・・・。

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コミュニティ・サロン“オーストラリア・プリザーブドフラワーで癒しのひとときを”

2007年07月28日 | コミュニティ・サロン
      

今日は、「田中優子のコミュニティ・サロン」第3弾、“オーストラリア・プリザーブドフラワーで癒しのひとときを”を開催しました。

オーストラリアと言えば“ユーカリ”ですよね。“ユーカリ”にも、写真(左下)のように色々な種類があるそうです。写真(右下)は、“カンガルーポー”。この黄色は自然な色だそうです。

オーストラリアでは、先住民アボリジニが“ブッシュメディスン(薬草)”として、このプリザーブドワイルドフラワーを使用してきたそうです。殺菌作用があったり、癒し効果があったりするとのこと。



参加者の皆さん、それぞれお好きな花を選んでアレンジメントしていらっしゃいました。同じ材料を使っても、全く違う個性豊かなフラワーバスケットができて、見ごたえがありましたー ホント、どれも素敵でしたよ。

ゲスト講師として来ていただきました渡辺玲子さん、ありがとうございました!

フラワーアレンジメントの前には、私から区政報告をさせていただきましたが、今回の選挙後のこと(色々ありましたからねぇ・・・)と、平成18年度の決算を元にした世田谷区の区民税と区政の関係についてお話ししました。

皆さん、関心を持って聞いていただき、よかったです。なかなか見えない区政のことをもっと伝える努力をしなければいけないなー、と改めて感じました。


ところで、先日「視察報告・食文化編」でご紹介したお寿司、「佐賀でお寿司は“大村寿司”では?」と、友人からメッセージが。

“大村寿司”とは、佐賀から長崎にかけて大村湾の周りで作られる郷土料理で、いろいろな具材を入れて何層かに重ねた押し寿司だそうです。(でも、私が食べたのは押し寿司じゃなかったよなー)

で、ネットで調べたら、“岡山の郷土料理・まつり寿司”、というのがそれでした。佐賀で食べたけれど、岡山の料理だったんですね。

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議会運営委員会理事会(議会改革検討会)

2007年07月27日 | 議員活動
(写真:ムラサキアスパラ。茹でたらフツウの色になりましたが。夏は野菜がおいしい!特に、アスパラ、ジャガイモ、トウモロコシは、茹でてちょっと塩を振るだけでとってもおいしいですよね。幸せ~  )

さて、今日は、「議会運営委員会の理事会」がありました。内容は、“議会制度に関する検討”(議会制度改革について)です。

まず、先日マスコミ報道された「森元議員経歴詐称事件を教訓として、再発防止のための条例を作ろう」という動きに関して、他会派で誤解が生じていた部分があったということで、川上和彦・自民党政調会長より説明がありました。

諸星よういち・公明党幹事長とせたがや政策会議幹事長の私も関係していることだったので、それぞれ、この議会制度検討会で項目に挙げ、すべての交渉会派で話を進めていけるようにしてもらえるとありがたい、ということを訴えました。(この件は、それぞれの会派に一度持ち帰って検討することに)

続いて、前回の宿題となっていた、「質問時間と意見開陳の時間配分について」。

一人会派の3議員より、「質問時間を減らすことのないように」という要望が出され、それも踏まえての検討&議論となりました。

●本来の8分を基本として、全議員平等の時間配分とする。
●これまで一人会派の議員は9分だったのだからそれを新たな基準として全員を同じ時間にする。

この二つの意見に分かれました。

ウチの会派としては、8分でも9分でも、とにかく全議員が平等であればいい、という意見です(これまでは、一人会派の議員が9分、交渉会派の議員は7分15秒~7分45秒と、かなり少なくなっていましたから)。

でも、一人9分を基本にすると、一日の予算委員会、決算委員会の時間がこれまでに比べとても長くなり、実際、休憩時間も多くとる必要があるでしょうし、人間の集中力の限界を超えてしまうのではないか?(それでは議会の質が落ちる)と、懸念する声が(ウチの会派では)ありました。

また、議員の仕事は、「質問するだけ」、ではありません。

予算・決算委員会における他会派の議論や審議をも聞き、行政側の答弁も聞いた上で、自分たちの主張がどうなっているかを検証したり、次の質問に生かしたりしなければならない、わけです。

次の日、翌々日にまた質問があったりしますから、その準備もしなければなりません。そういうことを考えると、夜までかかる審議というのは非常に厳しいかなぁ・・・と。

実際、長い時間離席したままで、他会派の議論を聞いていない、という議員も一部にいます。次の質問の準備をしている、ということを聞いたことがありますが、それでは、本来の仕事である“予算・決算の審議”を聞いていないわけで、本末転倒ですよね。

やはり、「自分が質問したら終わり」ではなく、本当の意味で議会の活性化、予算・決算委員会の全体的な質の向上、ということを考えたら、集中力がどれだけ続くか、ということも重要な要素だと思います。

朝10時~夕方6時の今の時間でも、相当疲れますからねぇ・・・。ホント、今の時間でも限界かなぁ・・・という感じ。

結局、この質問時間と意見開陳の時間配分については、それぞれ二つの案が出され、「議会運営委員会」で諮ることとなりました。

また、今回は、一人会派の議員から傍聴の申し出がありましたが、理事会全体の合意が得られず見送られました。

ウチの会派は、傍聴を阻むものではありませんが、大事なことは、会全体の合意を図ること、だと思っていますので、そのように意見しました。


議会改革の検討、まだまだ続きます!!

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企画総務委員会

2007年07月26日 | 議会報告
(写真:視察中のもの。事務局が撮影してくれたものをもらいました)

今日は、「企画総務常任委員会」でした。報告事項は4つでしたが、どれも重要な案件でした。


(1)東京厚生年金スポーツセンターの保全に向けた取り組みについて

議会からも要望が出ていた「厚生年金スポーツセンター」の保全(取得)ですが、今日の報告で、世田谷区としては、“都市計画公園事業の認可取得と用地取得”という位置づけで準備を進めることが決定しました。

ここは、砧公園、大蔵運動場とも隣接した場所であり、体育館、テニスコート、屋外プール(流水プール・幼児用プール・ウォータースライダー)、アスレチック、ゴルフ練習場などのスポーツ施設のほか、レストラン、喫茶、会議室、宿泊施設(6室)、駐車場があり、大変充実した一角です。

137億円という路線価が示されていますが、都市計画事業であれば国庫補助金(3分の1)、都市計画交付金(4分の1)、それに財調(都区の財政調整制度)が使えるということ。区民の方々から、スポーツ施設が足りない!といつも言われているだけに、ぜひとも取得に向けて最大限の努力をしてほしいと思います。


(2)旧世田谷区立三浦健康学園の敷地及び建物の売却について

平成17年3月末で廃止した三浦健康学園を、利用目的を限定して売却することが決定しました。教育、児童福祉、高齢者福祉、障がい者福祉など公共的、公益的目的の施設に限定して一般競争入札をかけることが決定。


(3)平成19年度工事請負契約締結状況(6月分)について

6月の契約18件はすべて「希望指名入札」ですが、相変わらず、落札率は97%、98%がほとんどで非常に高い状況です。

ちょうど、明石市に、入札制度改革についての視察に行ってきたこともあり、そのことも含め、世田谷区においても入札制度改革を進める必要がある、という役所の意思を確認しました。


(4)受益者負担見直しの検討について

「施設使用料」「認可保育園保育料」「区立幼稚園保育料」の見直しを検討する、という報告がありました。

考え方としては、多くの公共施設が古くなって来ているため、今後、維持していくためには、改修改築等が必要になって来ます。そのため、利用している区民の方々にも適正な負担をしていただくよう求めるもの。

また、保育料については、税負担とサービスを受けている人の負担のバランスを取る、ということです。

この問題については、簡単にコメントできないので、また議会を通して会派としての意見を含め、質疑していきたいと思います。


というわけで、非常に重要な案件ばかりでした。

報告事項終了後、視察の感想や意見が各会派から述べられましたが、「行ってみて話を聞くことができたからこそわかったことがありとてもよかった」「入札制度、人材育成の取り組みなど、今後世田谷区でも議会を通して視察の成果を活かしていきたい」という意見がどの会派からも出されました。

委員の皆様、同行した平谷副区長、齋藤総務部長、城倉地域情報政策担当部長、事務局の小池さん、雨宮さん、そして山口委員長、みなさん、本当にお疲れ様でした。いい視察ができてよかったです。


追伸:私のブログを見て、一緒に食事をした里吉由美共産党幹事長と山木きょう子生活者ネットワーク幹事長が、「あのお寿司の名前、何でしたっけ?忘れちゃうものですねー!ばら寿司?まつり寿司?」と、早速、コメントしてくださいました。

そうだ、“まつり寿司”だったかも??!!(笑)

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委員会視察報告「自由視察編」

2007年07月25日 | 議員活動
     

佐賀県での視察を終えて、解散した後、私は、「吉野ヶ里歴史公園」へと足を伸ばしました。

ここは、弥生時代の遺跡を発掘しては、その上(埋蔵品が出てきた土地)に当時の建物や道具などを復元している公園です。

     


たいてい、地方に視察に行って解散した後は、もう一足伸ばして周辺を視察して帰ってくるのですが、私は結構、日本のあちこちに友人や知人がいるので、これまでにも、案内してもらうことが多くありました。

実は、私、知る人ぞ知るひどい“方向音痴”なので、知らない土地を一人で行動するのはかなり苦手。

今回も、帰途、博多まで出るのなら、下関の知人に会って案内してもらおう!と思ったのですが、下関は行ったことがあるので、せっかく佐賀にいるのだから佐賀の名所に寄ってみよう!とチャレンジしました。

率直な感想としては「あ~、なんか、一人旅っていうのもいいなぁ~!」というもの。これは、私としては、新たな発見(感覚)です。

帰る方向の電車を勘違いし、逆方向の時刻表を見ていて、1分差で乗るべき電車に乗り遅れ、次まで40分も待ったり、と、失敗はありましたが、でも、すごく楽しかった!我ながら、成長したなぁ~!(笑)

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委員会視察報告「食文化編」

2007年07月24日 | グルメ
今日は、視察報告の「食文化編」です。

写真左は、レストラン「佐賀風土館・季楽」で食べた“佐賀牛のせいろ蒸し”。
せいろに野菜とキノコを敷き詰めて蒸した上に、薄切りの佐賀牛を乗せます。2分程度待ち、牛肉の色が変わったら、ポン酢、ゴマだれで、野菜と一緒に食します。

牛肉というと、“しゃぶしゃぶ”、“すき焼き”、“鉄板焼き”等はポピュラーですが、“せいろ蒸し”というのは初めてだったので、知らない文化に触れることができ、しかもとってもおいしくて、幸せな気分でした。(これ、自費です)



ちょっと調べてみたら、銀座にも支店がありました

佐賀牛・季楽
(中央区銀座5丁目4-6 銀座並木通り ROYAL CRYSTAL GINZA 5F)
 TEL:03-5568-7080

せいろ蒸しランチ 3800円だそうです。ランチにしては高いですが・・・、試してみるのにはいいかもしれません。

それから、写真右は、最終日のお昼に食べた、佐賀のちらし寿司。名前、忘れてしまいました。こちらもおいしかったです。

この日の昼食は各自で摂ることになっていたのですが、男性陣はラーメンを食べに行った人が多かったようです。とんこつギトギトのラーメンだった模様。九州地方ってそうなんですね。とんこつ好きの人はいいですが、私は、脂が苦手なので、ラーメンにしなくてよかった・・・!(このランチも自費です)

いつも思うのですが、視察で色々な地方を訪れると、日本って、いいところがたくさんあるんだなぁ、ということ。

行政視察の時は時間がないので、その街の案内パンフをもらってもほとんど素通りです。

今回訪れた佐賀県庁の職員の方は、「佐賀には視察に来ていただいても、近隣都市に宿泊して、視察が終わったらすぐ次のところに移られるパターンばかりなので、今回、世田谷区の皆さんは佐賀に泊まっていただき、佐賀で食事をしていただいたとのこと、本当に嬉しいです」と仰っていました。

あちこちの町並みを見て歩いたり、文化財に触れたり、食文化を楽しんだり、いつか(いつの日かわかりませんが・・・)時間ができたら、日本のいいところを探索してみたいなー、と思いました。

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委員会視察報告「佐賀県の人材育成・コンピテンシー」

2007年07月23日 | 議員活動
     
(立って挨拶しているのが山口ひろひさ委員長、その隣が私)

“人材育成”は世田谷区でも結構進んでいるので、佐賀県はどうかな?と思っていたのですが、いやもうそれは比べ物にならない大改革が行なわれていてびっくりでした!!

“コンピテンシー”という言葉も初めて耳にしたのですが、これは「仕事のできる人の行動特性。企業の人材採用や人材評価に用いられる」ということだそうです。

佐賀県では、この“コンピテンシー”を、県職員の政策能力や経営能力再生のためのツールにしよう!と、全職員に取り入れ、人事異動等にも活用しているそうです。

また、異動の時期には“フリーエージェント宣言”ができ、プロポーザルシートをメールで提出。必ず返事がもらえるシステムも取り入れているとのこと。希望通り異動できなかった場合はその理由がきけるそうです。

これは、“人事のブラックボックス”を解消した画期的な制度だと思います。

さらに、早期退職希望者の“人材バンク”を設置。50歳以上の職員には民間への転職支援をして、新陳代謝を進めているということでした。天下り(押し付け)ではなく、明白なルールの下、民間企業が望む人材を適正配置できるようなシステムとなっているようです。

それから、もっとすごいのは、“総務部”の廃止。

「えらそうにして威張っている総務を組織の一番下に持って行って、“経営支援本部”という名称に変えた」というのです。

いやー、すごい!そんなことができるの?!と、驚きの連続でした。

現在、まだこれらの改革が始まってから2年目なので、職員の抵抗ももちろんあり、定着するまでには4、5年かかるだろう、というお話でしたが、説明してくださった人事担当の方からは“本気”が感じられ、感動しました。

視察に同行した平谷副区長と齋藤総務部長は果たしてどのように感じたことでしょう?

世田谷区でも取り入れられることはぜひ進めたいものです。本当に、実りある視察でした。


※コンピテンシーとは・・・
「高い業績を達成する人の行動特性」または「業務の遂行能力」のことで、高い実績のある人たちはどのように感じ、考え、そして行動しているのかを明らかにして、その事実から高い業績に結びつく要因を探し出す。そして、その要因についての新しい尺度を作成することで、成果主義における人事考課を確立しようというもの。

(これ、スパイ育成にも使われているものだそうですね)

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蔵元を囲む会( by 朝日屋酒店)

2007年07月22日 | 日常生活&プライベート
7月17日に、朝日屋酒店(赤堤1-14-13 TEL:03-3324-1155)主催の“第1回蔵元を囲む会”があり、行って来ました。


お店の一部分、普段は陳列されているお酒のボトルをどかして、利き酒用の日本酒とおつまみの料理が並んでいました。

お酒が全く呑めない(下戸の)私ですが、最近、本当になめる程度(味見だけ)ならできるようになったんですよ。(でも、お酒より“仕込み水”の方がおいしいなーと思いますけど・・・笑)

ひとくちに日本酒と言っても、製造元、醸造方法、水、アルコールの強度、等々によって、全く味が違ってくるんですねー!辛かったり、甘かったり、麹の香りが強かったり、と、不思議です。

店主の小澤社長は、「ノミ(飲み)ニケーションが大事!」とよく仰っていますが、本当にその通りですね。飲み会の席で知り合った人はすぐ親しくなれる、という効果って、確かにあると思います。

下戸の私の今後の課題です。(おいしくお酒が飲める人っていいなー)


さて、日曜日の今日は、知人が出演したコンサートに、石橋メモリアルホール(上野)まで行って来ました。

曲は“ヨハネ受難曲(第4稿)”、イエスの受難を福音書に沿ったストーリー仕立てにした曲(歌)です。大作でした。

上野駅付近では、参院選の選挙カーが街宣していました。行きと帰り、別の候補者でしたが、3年前の参院選では、私も中村敦夫選挙で上野にも来たなー、となつかしく思い出しました。

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委員会視察報告「明石市&岡山県」

2007年07月21日 | 議員活動
7月9日~11日、企画総務常任委員会の視察報告第1弾です。

     

明石市では、入札制度改革を行なっていて、様々な工夫がなされていることがわかりました。

以前にも書きましたが、予定価格の85%~87%を超えていたら談合の疑いがある、と言い切る人がいます。(元宮城県知事の浅野史郎氏の勉強会でもそのように言われていましたし、今回の明石市職員の方も同じように仰っていました)

今回の視察でわかったことは、残念ながら入札制度に完璧はない、ということ。

改革をしても、また、新たな問題や課題が生じる、というのが“入札制度”の難しさ。しかし、やはり、“指名”しない、“一般競争入札”に変えること、が、談合をしにくくする基本でしょう。

一方で、産業振興の立場から、「区内業者の育成」という命題があります。

それとの兼ね合いをどうしたらよいか?ということですが、世田谷区では、区内業者と大手ゼネコンが組むJV(ジョイントベンチャー)制度を取り入れていますが、明石市では廃止した、ということでした。

その代わり、大手ゼネコンには、必ず市内業者に何かしら仕事を分担させる(委託する)という条件をつけていました。(割合等は指定しませんが)





もうひとつ、難しいのは、予定価格とは何か?ということ。

予定価格が適正な見積もり額であれば、落札率が100%に近くても問題ないはず。そもそも、予定価格とは、最初から高めに見積もった価格なのか?(上限、という考え方なのでそうなのかもしれませんが)

価格だけでなく、品質をどう確保するかも問われますから、入札率だけでなく、プレゼンを導入したり、様々な工夫が必要になってくると思いました。やはり、現在の世田谷区の入札制度には、まだまだ改善の余地があるな、と、参考になりました。



翌日の岡山県では、「インターネット施策について」お話を伺いましたが、災害弱者対策や医療の遠隔治療に活用するなど取り組みを始めようとしているところでした。ITマイスター制度の導入など、こちらも工夫していることが伺えました。

(集合写真:岡山県議会議場にて)

【視察に参加した企画総務委員会の委員】
山口ひろひさ委員長(自民党)、私(副委員長、せたがや政策会議幹事長)、宍戸のりお議員(自民党・議会運営委員会委員長)、畠山晋一議員(自民党幹事長)、諸星よういち議員(公明党幹事長)、高久則男議員(公明党)、稲垣まさよし議員(民主連幹事長)、中村公太朗議員(民主連)、里吉ゆみ議員(共産党幹事長)、山木きょうこ議員(生活者ネットワーク幹事長)・・・この委員会は、6つの交渉会派すべての幹事長が所属しています。

※区議会議員は「世田谷区議会」のホームページに写真付きで紹介されていますので、クリックしてご覧下さい。

【行政からの参加者】
平谷憲明・副区長、齋藤泰蔵・総務部長、城倉茂・地域情報政策担当部長、小池篤・区議会事務局議事担当係長、雨宮恵理子・議会事務局調査主任主査

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田中優子の「コミュニティ・サロン」のお知らせ

2007年07月20日 | お知らせ
(写真:タイ産のライチ、大粒でおいしいジャカパット種)


田中優子の《コミュニティー・サロン》7月

【オーストラリア・プリザーブドフラワーで癒しのひとときを】

★世田谷区議会議員・田中優子の区政報告(ウラ話も!)&専門職としての技術を持ち合わせた友人・知人、地域で様々な活動していらっしゃる方々をゲストにお迎えして交流をはかる《コミュニティー・サロン》。

★第三弾は、先住民アボリジニがブッシュメディスン(薬草)として使用してきた、オーストラリア・プリザーブドワイルドフラワーでアレンジメントセラピーを体験する講座です。講師は“ポコ・フラワーヒーリング・アカデミー”の渡辺玲子さん。

★メッセージ「アロマ効果に非常に優れているお花に自然体で触れることで、心や体がリラックスしていきます。アレンジメントが始めての方でも楽しく参加できます」

★本当は高価なプリザーブドフラワーですが、今回は、特別企画で格安でやっていただきますので、ぜひこの機会にフラワーアレンジメントセラピーを体験してみて下さい。お子さんと一緒に夏休みの課題としてもどうぞ。

日時 7月28日(土)午後2時~4時 
場所 あーとすぺーすmasuo(井の頭線池の上駅・徒歩1分)

参加費(お茶&茶菓子付き)1000円 + 材料費1500円 = 2500円
(中学生以下のお子様は参加費500円と材料費で2000円)

※あと4、5名の参加枠があります。お早めにお申し込み下さい




田中優子の《コミュニティー・サロン》8月

【脳のとことんトレーニング ~ドリル体験で、脳を活性化!~】

★8月のゲストは、小野裕子(ゆうこ)さん
日本大学大学院芸術学研究科修士課程修了・芸術学修士号取得
五感を使ったイメージワークを軸にすえ、個人、法人を対象に脳力開発、組織変革に携わっている。オリジナルツールを使ったセッション、研修、セミナーの受講者は1000人を超える。
有限会社GMJコンサルティングサービス代表取締役

★小野さんからのメッセージ
イメージを使って右脳開発。筋道をたてて考える左脳強化。脳を右と左に分けて、さまざまなメソッド、トレーニングがあります。でも、大事なのは「全脳」ってことだと思うのです。わたしたちは生活のなかで、右脳のみを使っている状態もなければ、左脳のみで思考していることもありません。右脳も左脳も一緒にトレーニングするドリルで、その連携プレイを強めます。記憶力、発想力、創造力を刺激して、脳を活性化しましょう!

★こちらも、超破格でセミナー(セッション)をしていただきます。この貴重な機会に、ぜひ体験してみて下さい

日時 8月25日(土)午後2時~4時  
場所 あーとすぺーすmasuo(井の頭線池の上駅・徒歩1分)2階

参加費(お茶&茶菓子付き)1000円(場所の関係上、先着14名様まで)
※参加される方は4色(何色でも可)のサインペンか色鉛筆をご持参下さい。


以上、二つとも要予約です。(お申し込みは田中優子までお願いします)
メール setagaya@tanakayuko.net  TEL&FAX 3322-8131   

皆様にお会いできるのを楽しみにしておりまーす!

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“ごみ問題”と“災害見舞金”について

2007年07月19日 | 政治&社会情勢
     

先週の土曜日(14日)に行なわれた「市民がおこなう松葉のダイオキシン調査」の報告集会のことが、朝日新聞に載っていました。

「99年度に続き、2回目の調査。その時と比べると、(世田谷、目黒、大田、品川、江東、江戸川)全域でダイオキシン濃度が改善している」ということ。

しかし「廃プラスチックの焼却についての懸念の声も聞かれた」とあります。私もそう思います。

そうなのですが、ごみ問題は、単純ではありません。

理想を言えば、発生抑制(生産者責任)でごみ量を減らし、埋め立ても焼却もしないで済むように、できるだけ減らすようにすべき、です。

しかしながら、今、現実を見ると、リサイクルプラスチックの中間処理施設が確保できない状況では、リサイクルすると言って容器包装プラスチックを集めても、結局はごみとして処分することになってしまいます。(それでは区民を欺くことになってしまいますよね。どこかの自治体では一部そういう状況にある、とも聞いていますが・・・)

そんな状況の中、「焼却反対!」だけを叫んでも、問題は解決できない、という、苦しく厳しい状況にあるのが現実なのです・・・。

とはいえ、ごみ・環境問題は放っておけません!これからも、できることを見つけて積極的に取り組んでいくよう、議会で取り上げていきたいと思っています。


今日、世田谷区と区議会では、ボロ市などで交流のある上越市と柏崎市に見舞金を送ることが決定しました。世田谷区としてはそれぞれに25万円ずつ。区議会としては、議員一人5000円の見舞い金を集め、15万円ずつ送る、というものです。

その他、物資の支援、職員の派遣等、東京都との連携で話が進んでいます。(でも、物資の支援は、上越市は辞退、柏崎市では照会中ということでした)

また、個人情報保護の問題が、新聞各紙で取り上げられていましたが、“災害時要支援者”リストがきちんと使われていなかった実態があるようです。人の命が助けられない個人情報保護法って何なのでしょう?!

“行き過ぎた個人情報保護”、“勘違いの個人情報保護”、大問題だと思います。

とにかく、一刻も早く、現地が復興できるよう祈っています。

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災害支援ボランティア

2007年07月18日 | 議員活動
今日の東京新聞3面に大きく載っていた記事、「善意殺到、悩む“選択”」。

災害時に多くの善意ある人たちがボランティアに駆けつけるのは奇特で貴重なことですが、被災者の方々だけでもトイレや水が不足しているような状況のところに、さらにボランティアの人たちが加わったら、かえって厳しい状況になってしまうこともあります。

ひとくちにボランティアと言っても、本当に現地で役に立てるかどうか(言い方は悪いですが、かえってお荷物になってしまわないか)が問われています。

これからは、災害時、支援に来てくれるボランティアの人たちをコーディネートすることが必要でしょう。

経験豊かなすぐれた“ボランティアコーディネーター”を、早急に育てなければなりません。

世田谷区でも“ボランティアリーダー養成講座”をやっていますが、本当に経験のある人たちからすると、とてもリーダー養成講座とは言えない内容だ、ということを聞いています。

災害対策の特別委員会に所属している立場としても、今後の“ボランティアコーディネーター”の養成については、本当に役立つものとなるように考え提案していきたいと思っています。

新聞の写真右下の、トラックから水を下ろしている(帽子を後ろ前にかぶっている)人が、昨日、私のブログに載せた写真を送ってくれた“中越応援団”の加藤さんです。現地で頑張っているようです。

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中越沖地震

2007年07月17日 | 議員活動
昨日起きた「中越沖地震」、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

今日、“中越応援団”の方々が撮った現地の写真が送られて来ました。(以下に掲載。“中越応援団”ボランティアの皆さん、ご苦労様です)





家屋の倒壊、悲惨ですね・・・。

私の親しい友人の実家が柏崎なので心配していたのですが、今日、その友人と連絡がついて、一人暮らしのお父様、無事だったということでホッとしました。でも、家の中はめちゃくちゃで、家自体も傾いてしまい、玄関のドアなどは閉まらない状態だそうです。

怪我はなかったものの、精神的ショックが大きく、心配だと言っていました。

友人からすると、テレビに映る映像が、自分の知っている道や家だったりして、あまりのことにおかしくなりそうだ、・・・と。

トイレや水の問題が早く解決し、避難所にいらっしゃる皆さんの不便が一刻も早く解消されるように祈るばかりです。

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