つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

続きが読みてぇ~!

2007-02-22 20:15:28 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、これ読んでるとやりたくなるんだよなぁの第814回は、

タイトル:キング・オブ・ザ・ハスラー(第1集~第4集)
著者:谷津太朗
出版社:講談社 KCスペシャル

であります。

扇:ビリヤードはナインボールしかやらないSENでーす。

鈴:ふつうのアミューズメントスポットにはポケット台しかないんだよなと諦めているLINNで~す。

扇:つーか、ドシロートがアーティスティックやっても自滅するだけだぞ、と突っ込むSENでーーーす。

鈴:ブリッジをまともに組めないヤツに言われたくないLINNで~~~~~~~~すっ!

扇:ブリッジ組めなくても九番が入りゃいいんだと言い返すSENでーーーーーーーーす!

鈴:ちっ……これだからナインボールは……。

扇:まぁ、ブレイク後に2→9を狙うのはさすがに無粋だとは思うがな。

鈴:え? 私はそんな酷いことはせんぞ。

扇:もっと酷いことをするのか……。

鈴:当然、ブレイクのあとにどれかひとつでも落ちれば1→9を狙うに決まっているだろう。

扇:それは無粋の極みじゃ。(怒)
せめて三番ボールまでは待てよ。

鈴:いやじゃ
ナインボールは9番を落としてナンボ。
1~8まではおまけじゃ~~~~~~!
……しかし、1~8まで落として9番を落としきれずに負けたことは多数あり(爆)
中途半端に知識と経験があるとこういうことがよくある(T_T)

扇:フッ……以前やった時、私が完勝したことは黙っておいてやるよ。

鈴:まぁ、落としたボールの数は確実に私のほうが上なんだがな。(く、苦しい……(笑))

扇:ナインボールは9番を落としてナンボ。
(LINN語録 第百二版より抜粋)

鈴:おのるぅぇぇっ!!!!
……いいや、前言撤回。やっぱり9番落とすのが勝ちでもそこそこ数落としたらOKにする。

扇:まー……何と言えばいいんでしょうか……いわゆる一つの自己満足って奴ですね。
(音声は一部変更してあります)

鈴:いーんだよっ、それでもっ!
ずぇったいに私のほうがうまいんだからっ!!
……ゼッタイに次は完勝してやる……。

扇:次があるならな。(笑)
最近は、木劇のネタ探しのために漫画喫茶に行くのが定番だし。

鈴:なに、大丈夫だ。
たいていそういうところには、ダーツとか、ビリヤードとか置いてあるし。
……つか、いつも行ってるマンガ喫茶が入ってるビルで、ビリヤードやったじゃん(笑)

扇:そんな昔のことは憶えていない。

鈴:2年経ったか、経たないかくらいなんだがなぁ。
相棒にとってはそんなに昔だったのか……。
(事情により、画面を某俳優に差し替えております)

扇:昔を語るようになったら、もう歳だぜ、とっ×ぁん。
(音声を某大泥棒の孫に置き換えております)

鈴:貴様に言われたくないわぁっ、ル○ぁぁぁぁンっ!
(音声を某大泥棒の孫を追いかけまわすのが趣味のおっさんに置き換えております)
……さておき、そろそろ本題に戻すか……。

扇:ああ、サイドワインダーとか、ドモン・スペシャルだとかゆー無茶な必殺技を使って、主人公が強敵を打ち破っていく、異次元ビリヤード漫画だな?

鈴:それはブレイクショットやっ!!
あんな少年マンガ的必殺技満載ビリヤードマンガで荒唐無稽すぎるのと一緒にするでない。

扇:同じマガジンKCなんだけどなぁ。
仕方ない、真面目にやるか。
通背拳という防御無視の極悪技を使う主人公が――。

鈴:それは「鉄拳ミンチ」やっ!!
ったく、ぜんぜんネタがちゃうやんけ。

扇:その言い間違い、みんな言ってたよな……わざと。(笑)
ともあれ、前回の記事は君が書いてるんで、真面目な話は任せよう。

鈴:では、ストーリー紹介を。
あるプールバーで賭けビリヤードで常勝無敗を誇っていた的場ヒロ。そこに現れたおっさん=世界ビリヤード選手権前年度優勝者岡部雄志に負けたことをきっかけに、ナインボールの日本代表を賭けた選手権へ出場することに。
日本の並み居る強敵を打ち破り、世界選手権へ向かうヒロ。
さらなる強敵との戦いの果てに、世界選手権を制したヒロは、ナインボールから一転、新たな競技であるアーティスティックの世界へと挑む……!

扇:……どこのストーリー解説から引っ張って来たんだ?

鈴:いや、いま考えた。

扇:真面目過ぎてつまんな~い。

鈴:いーじゃん、たまにはっ!!
つか、いいからとっととCMとキャラ紹介しなはれっ!

扇:それでは、今週のコマーシャル行ってみよ~!
ポチっとな。


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扇:では、お馴染みのキャラ紹介に参りましょう。
まずは、主人公の的場ヒロ。
スーツとタキシードが似合う高校三年生(後に卒業)で、賭けビリヤードで無敵を誇っていたが、前述の岡部雄志に破れて一般競技の世界に足を踏み入れる。
賭けの世界で生きてただけあって度胸と根性は抜群……ただし、年相応に熱くなりやすい面も持っており、それが原因で追い込まれるシーンもあった。(もっとも、こいつの場合、追い込まれてからの方が強かったりするが)
ヒロインのセレンとは、くっつきそうでくっつかない少年漫画的関係を続けていたが、アーティスティックのペアを組んだ際、『ある重要な会話』をきっかけにお互い相手を愛していることを認めたようだ。
彼の悲惨なところは、その重大なシーンが単行本未収録な点である。
さらばヒロ……格好いい主人公だったんだけどなぁ。

鈴:では、本作ヒロインのセレン・エンフィールド。
ナインボールの世界選手権では、唯一の女性プレイヤーとして登場。当初は、不可思議な……本当は静電気を用いた磁力を操る……技で「魔女」とすら呼ばれて、ヒロの前に立ちふさがった選手だったが、ヒロに破れてからは何かとかまうようになる。
中国代表の選手が惚れていたりと、いかにもヒロインらしいところを見せつつも、本業であるアーティスティックのほうではヒロをパートナーに選ぶなど、その辺のステロタイプのヒロインとはちょっと違うヒロインとなっている。
とは言え、反則まがいの行為にキレたヒロをぶん殴る、誤解にもかかわらず応援の言葉を継げたヒロの足を踏んづける、ヒロと喧嘩をして口をきかなくなる、などなど、ヒロよりも年上の割に、妙に子供っぽいところがかわいい(笑)

扇:良くできたキャラだったな、セレン。
では、ヒロの師匠役の岡部雄志。
世界ビリヤード選手権のタイトルホルダーであり、才能を無駄にしているヒロを日の当たる世界に引きずり出した、食えないおっさん。(笑)
飄々とした人物であり、当然ながらビリヤードの腕前も相当なものだが、世界戦の決勝でヒロと戦うという約束を果たせずに終わり、舞台から去っていった。
準決勝でメサ・ブローシャに破れた後、怒りと悲しみの混じったヒロの叫びに対し、「すまん……」とだけ答える場面は、記憶に残る名シーンである。

鈴:あー、あのシーンはよかったねぇ。
きちんとセレンも出番作ってもらってたし。……つーか、あの後の決勝前のセレンとヒロって、その後のアーティスティックの話より、ラブラブだったような気がするんだが……(笑)
だいたい、決勝前の「勝利の女神の前祝いだ」っつって、セレンにキスたりしてたかなぁ、ヒロ……。

さて、あと出すとすれば、アーティスティックのほうにも顔を出してるジョニー・フッカーあたりかな。
スリークッション出身で、ナインボールの大会にも出場したキャラで、当初、ラスベガスの場末のプールバーで、道化を演じてヒロに勝負を挑み、おどけて勝利をもぎ取る、と言うことを演じた食えないおっさん。
しかし、トーナメントではスリークッション出身のプライドが邪魔をして、ヒロに負ける、と言う味のあるキャラを演じているが、素直に勝ちゃいーじゃん、と思ったのは私だけはあるまい(笑)

扇:また食えないおっさんかい。(笑)
つーか、キャラだけでなく、内容的にも年齢層高めを狙った作品だったよな、これ。
そもそも、アーティスティックをやっちゃってる時点で、普通の少年漫画ではない。
まあ、そこが面白いのだがな。(笑)

鈴:せやな。
だいたい、少年マンガなら(前出)「ブレイクショット」がいかにもな少年マンガだしな。
そう言う意味では、アーティスティックに流れて、まじめなビリヤードマンガをやった稀有な作品だよなぁ、これ。
そのぶん、完結してないのが極めて残念なマンガだよなぁ。
あるサイトでは、単行本未収録の連載分まで掲載しているが、単行本メインの人間にとって、ここはかなり続きがどうなる!? ってのを解消してくれたところではある。
少年マンガの中で、これほど続きをマジで書いてくれと、思った作品はいままでないわなぁ。

扇:あるサイトってな……お前。
感謝しているならちゃんと紹介せんか馬鹿者っ!

今回参考にさせて頂いたのはこちらのサイトです。

『それでもあなたは玉を撞く』

撞球資料館の漫画の項にて、本作単行本未収録の物語について、かなり詳しく書いて下さっています。
というわけで、単行本で悔しい思いをした方、是否続きを楽しんで下さい。
ではでは、今日はこんなところで、さようならー。

鈴:いーじゃん、あるサイトでも行けばわかるんだし……(爆)
まぁ、ともあれ、手に入れにくいマンガで、しかも完結していないと言うとんでもないマンガですが、極めてまじめなビリヤードマンガで、ビリヤード好きなLINN的にかなりオススメです。
とりあえず、単行本を読み、上記サイトで少し完結していない鬱憤は晴らせます。
と言うわけで、今回の木劇はこの辺で。
再見~


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