さて、マンガのほうの単行本完結記念(?)の第346回は、
タイトル:陰陽師
著者:夢枕獏
出版社:文春文庫
であります。
言わずと知れた岡野玲子のマンガで有名な「陰陽師」の原作。
……つっても、マンガのほうは持ってないんだけど、読んだことはあるんだけど、この原作のほうはこれっぽっちも見向きもしなかったんだよね。
まぁ、ちょうどこの作家の小説って1冊も読んだことがなかったし、どんなもんかと思ってお買い上げ。
いやー、ものの見事にページが白いね(笑)
ここまで白いのは、かの○かほり○とる氏以来だと思うよ、絶対。
まるでマンガの1コマを1段落で書いたような感じだし、つながりや場面転換が唐突すぎるところも多々あるし。
この時代だからかもしれないけど、ホント、文章下手だね。
まぁ、逆に文章が軽いので読み進めるのには苦労しない。
場面転換のぶち切れ加減とか、これでもかってくらいの描写のなさを許せるなら、昨今のライトノベルも真っ青の軽さなので読みやすいほうなのかもしれない。
私の場合は、マンガのほうを知ってるので何とかついていけた感じかなぁ。
さて、この最初の巻は、短編集で6つの物語が入っている。
基本線は、主人公である陰陽師の阿部晴明に、親友の源博雅が京で起きる怪異を相談しに来る、と言うところから始まって、ふたり(?)で解決する、というもの。
各話は、
「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」
今昔物語に題材を取った話で、琵琶の名器である玄象が羅生門の鬼に盗まれ、それを取り戻すと同時にその鬼を退治する話。
「梔子の女」
出家した僧侶のもとへ夜な夜な現れる口のない女の怪異を収める話。
「黒川主」
博雅の遠縁の鵜飼いの娘が化生に見初められた怪異を収める話。
「蟇」
応天門に出た蟇の顔をした少年の化け物を、異界へ行って事情を知り、退治する話。
「鬼のみちゆき」
ある高貴な貴族と一度きりの関係を持った女が鬼となって、その貴族のもとへ会いに行こうとするところを成仏させる話。
「白比丘尼」
不老不死の比丘尼に身体に溜まって化生となったものを退治する話。
いやぁ、やっぱりこの晴明と博雅の関係っていいね、やっぱり。
文章はどうあれ、マンガを読んでると実直で単純な博雅の顔が、岡野玲子さんの絵で浮かんでくるから余計おもしろい。
やっぱりこれは先に1冊でもマンガを読むべきだね。
読んでからでないと、あまりの文章の薄さにきつくなるから(笑)
タイトル:陰陽師
著者:夢枕獏
出版社:文春文庫
であります。
言わずと知れた岡野玲子のマンガで有名な「陰陽師」の原作。
……つっても、マンガのほうは持ってないんだけど、読んだことはあるんだけど、この原作のほうはこれっぽっちも見向きもしなかったんだよね。
まぁ、ちょうどこの作家の小説って1冊も読んだことがなかったし、どんなもんかと思ってお買い上げ。
いやー、ものの見事にページが白いね(笑)
ここまで白いのは、かの○かほり○とる氏以来だと思うよ、絶対。
まるでマンガの1コマを1段落で書いたような感じだし、つながりや場面転換が唐突すぎるところも多々あるし。
この時代だからかもしれないけど、ホント、文章下手だね。
まぁ、逆に文章が軽いので読み進めるのには苦労しない。
場面転換のぶち切れ加減とか、これでもかってくらいの描写のなさを許せるなら、昨今のライトノベルも真っ青の軽さなので読みやすいほうなのかもしれない。
私の場合は、マンガのほうを知ってるので何とかついていけた感じかなぁ。
さて、この最初の巻は、短編集で6つの物語が入っている。
基本線は、主人公である陰陽師の阿部晴明に、親友の源博雅が京で起きる怪異を相談しに来る、と言うところから始まって、ふたり(?)で解決する、というもの。
各話は、
「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」
今昔物語に題材を取った話で、琵琶の名器である玄象が羅生門の鬼に盗まれ、それを取り戻すと同時にその鬼を退治する話。
「梔子の女」
出家した僧侶のもとへ夜な夜な現れる口のない女の怪異を収める話。
「黒川主」
博雅の遠縁の鵜飼いの娘が化生に見初められた怪異を収める話。
「蟇」
応天門に出た蟇の顔をした少年の化け物を、異界へ行って事情を知り、退治する話。
「鬼のみちゆき」
ある高貴な貴族と一度きりの関係を持った女が鬼となって、その貴族のもとへ会いに行こうとするところを成仏させる話。
「白比丘尼」
不老不死の比丘尼に身体に溜まって化生となったものを退治する話。
いやぁ、やっぱりこの晴明と博雅の関係っていいね、やっぱり。
文章はどうあれ、マンガを読んでると実直で単純な博雅の顔が、岡野玲子さんの絵で浮かんでくるから余計おもしろい。
やっぱりこれは先に1冊でもマンガを読むべきだね。
読んでからでないと、あまりの文章の薄さにきつくなるから(笑)