のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

長さのはかり方

2006-06-13 13:37:10 | 2年算数
去年の2年生も,この単元に苦戦する子が多かったのですが、
今年の2年生も、只今大混乱中です。

目盛りの読み取り方も良くわからないうちに、
実際にものさしを使わせる事が、混乱に拍車をかけているようなので、
私としては、まずはプリントなど(教科書に、ものさしの絵の上に計るものが書いてある問題などがありますよ)で、目盛りの読み取り方、答えの書き方を
習得してから、ものさしの使用に入ることをお薦めします。

目盛りの読み取りの混乱の元は、「CM]と「MM」の混同です。
この二つを同時にどう扱っていいかがわからないんです。

時計の読み方が入ってるお子さんでしたら、
「時」と「分」の関係を思い出させてあげると良いと思います。
「cm」と「mm」も同じ用に考えるといいです。

初めのうちは、
cmとmmを離して書いておいて上げて、そこに数字を書き入れるようなスタイルで
何問も計る問題をすると、「答え方」が掴めます。
掴めたら、自分でcmやmmも書くようにしていきます。

さて、実際に目盛りを読むときですが、
cmを計る目盛りがどれなのかを毎回しっかり確認していきます。

ものさしにはいくつもの線が入っています。
mmの線のほかに、5mmごとにちょこっと長くかかれた線。
1cm毎の線。
一般的なものさしの場合、
1cmの線は、横に1本引かれた線のところまで届いています。
視覚に混乱が少ないお子さんには、「この線にくっついているのがcmの線ね」と教えます。
混乱が出てしまうお子さんには、いっそのこと、その線だけ色をつけるなど、印をつけちゃうことをお薦めします。

数える時は、必ず「0スタート」を強調します。
これをしておかないと、スタートを1としてしまう子がいるんです。
「スタートは0」これが大事です。
そして、これからの学習で楽ができるように、数える度に、
5mmの線や、5cmの印(大概点がついています)、10cmの印(派手な点です)に注目させ、5飛びで数えられる事を刷り込んでいきます。

cmで、いけるところまでいったら、数字を書き込みます。
「あと少しは、cmの目盛りで計れないから、チビ目盛りで読むよ!」
と、mmの目盛りを数えます。このときも0スタートです。
数えた数字を書き込んでおしまい。
何回か繰り返すと、パターンで掴んでくれます。

あと、「言葉」や「意味」の刷り込みのために、こんな声がけもします。
教科書にはcmとmmの長さを、書いてあるところがあります。
そのページを見せながら、
「これが、大きな目盛りでしょ。この長さが、1cm。
それが、○個あったんだから、○センチメートル。
こう書きます(と書いてあるところを見せる)。
cmで、ギリギリまで計ったら、あとはチビ目盛りを数えたね。
それは、どっちの目盛り?(指差させます)
そう。これはmmだね。
1mmが何個あった?「□個!」
そう。だから□mmだね。
○cmと、□mmをこうやってくっつけて書けばいいんだよね。

という感じです。

ちなみに、家で練習に使うものさしは、学校に持っていくものと同じにしてあげてください。目盛りの書き方が違っていると、せっかく覚えたものが役に立ちません。
プラスチックの定規は、教科書と違うのでお勧めできません。
教科書に載っているのとなるべく同じ竹のものさしを使う事で、
無用な混乱が避けられると思います。