「私、班長になっちゃった。」
「ふーーん」と聞き流したのは、クラスの中の4人一組の班の班長だとばかり思ったから。
「六年は二人しかいないから。」
って、もしかすると縦割り班の班長かい!!!!
どうやら、もう一人の6年生(男の子)が「やりたくない」というのでお鉢が回ってきたようだ。
「班長って何するの?」
ってきくと、
「班をまとめたりするんだよ。」って、大丈夫なのかのんびり娘。
意見の集約、色んなことの伝達。全て「言葉」を使うんじゃないのよぉ。
事態の深刻さをわかっているのかいないのか、
のんびり娘は、
「副班長のほうが良かったのになぁ。」ってさ。
母もその方がどんなにか気が楽だったのに。
まぁ、過ぎた事をうだうだ言っても始まらないので、取って置きの方法を伝授する事にした。
「あのね、班長ってさ偉いんだよね。皆にいろいろと頼んで良いんだよね。」
「うん。そうだよ。」
「だからね、うまく言えなくて困っちゃった時は、A君に、
『じゃぁ、A君代わりに話してください』って言って良いんだよ。」
「えっ、そうなんだ。」
「そうそう。それでA君が『やだ』って言ったらね、
『班長が頼んでいるんだからやらなきゃ駄目だよ』って言うんだよ。」
さぁ、この1年彼女の縦割り班(12班だそうです)はどうなる事でしょう。
担当の先生、頑張ってね。