今ちょうど、小泉総理と前原民主党代表が論戦を繰り広げています。
「米百票とうたった小泉総理は、この5年間教育に関してどんな事をしてきたのか、そしてどんな事がし足りないと思うのか」
これが民主党の前原代表の質問でした。
それに対して小泉さんは、
「私は悪平等がいけないと思っている。皆いっしょではなく習熟度別がよいのだ」というようなお話。
でもね、習熟度にするためには、より細やかにクラス分けをするべきで、そのためには予算が必要なのに、「教育に予算をつける」とは決して言わない。
前原さんは、子育て世代だからかな、一つ一つの提案が具体的でした。
「公共投資が他の国の倍。教育予算は他の先進国に見劣りする。コンクリートにはお金を使い、教育には薄いのは、この国の将来にとってはマイナスだ」と指摘。
「週5日制も元に戻したらどうだ」という要求は、小泉総理に「週5日制が学力低下の原因とは思わない」と一蹴されていましたが、私は多いに関係があると思うんですよ。
学校で子ども達を見ていると、本当に早いペースで色んな事を学んでいく。
ゆっくりと咀嚼したり、できる様になるまで繰り返す時間は本当に短い。
出来る子はそれでもちっとも困らないんですけど、身につくまでに時間のかかるのんびりちゃん、ゆっくりさん達はすっかり割を食ってしまったように思います。
自治体によっては土曜日に色んな名目で授業をしているところもあるし、私立は土曜授業を売り物にするくらいだし、「週5日制でいい」という総理の論理は既に現実として崩れてきて、そのことで「機会の不平等」(入った学校次第で習熟の時間が大きく違う)を生んでいるのに、そういう事は総理の耳には入らないのかしらね。
なんというか「大人の論理」「できる子の側の論理」でね、「出来る子はその能力を伸ばし、そうでない子も別の分野でがんばればいいんだから」という小泉総理の考えには私は賛同できません。
それは「出来る子は出来る。出来ない子は出来ないまま」と固定する考え方の裏返しだから。
私の中では、今日のところは民主党の前原さんに軍配。
でも、昔の私だったら、
「小泉総理はいいことをいうなぁ。そのとおりだよ。」って思っていたかもしれません。なんたって「天才」を育てる気でいたんですからね。(笑)
「米百票とうたった小泉総理は、この5年間教育に関してどんな事をしてきたのか、そしてどんな事がし足りないと思うのか」
これが民主党の前原代表の質問でした。
それに対して小泉さんは、
「私は悪平等がいけないと思っている。皆いっしょではなく習熟度別がよいのだ」というようなお話。
でもね、習熟度にするためには、より細やかにクラス分けをするべきで、そのためには予算が必要なのに、「教育に予算をつける」とは決して言わない。
前原さんは、子育て世代だからかな、一つ一つの提案が具体的でした。
「公共投資が他の国の倍。教育予算は他の先進国に見劣りする。コンクリートにはお金を使い、教育には薄いのは、この国の将来にとってはマイナスだ」と指摘。
「週5日制も元に戻したらどうだ」という要求は、小泉総理に「週5日制が学力低下の原因とは思わない」と一蹴されていましたが、私は多いに関係があると思うんですよ。
学校で子ども達を見ていると、本当に早いペースで色んな事を学んでいく。
ゆっくりと咀嚼したり、できる様になるまで繰り返す時間は本当に短い。
出来る子はそれでもちっとも困らないんですけど、身につくまでに時間のかかるのんびりちゃん、ゆっくりさん達はすっかり割を食ってしまったように思います。
自治体によっては土曜日に色んな名目で授業をしているところもあるし、私立は土曜授業を売り物にするくらいだし、「週5日制でいい」という総理の論理は既に現実として崩れてきて、そのことで「機会の不平等」(入った学校次第で習熟の時間が大きく違う)を生んでいるのに、そういう事は総理の耳には入らないのかしらね。
なんというか「大人の論理」「できる子の側の論理」でね、「出来る子はその能力を伸ばし、そうでない子も別の分野でがんばればいいんだから」という小泉総理の考えには私は賛同できません。
それは「出来る子は出来る。出来ない子は出来ないまま」と固定する考え方の裏返しだから。
私の中では、今日のところは民主党の前原さんに軍配。
でも、昔の私だったら、
「小泉総理はいいことをいうなぁ。そのとおりだよ。」って思っていたかもしれません。なんたって「天才」を育てる気でいたんですからね。(笑)