人吉駅から歩くこと約10分、山間の小京都といった趣の街並みの中にある、創業90年を誇る老舗うなぎ屋です。店内に入ると…狭っ!!店員さんにいきなり喫煙か禁煙かを聞かれます。こんな狭い店でどうやって分けてるのかと思うのだが、実は奥に長いんですね。これぞまさしく鰻の寝床。お昼のピークをちょっと過ぎたあたりで訪れたのだが、それでも店内はいっぱい。人気店であることを窺わせます。
うな重(2,900円)の肝すい付きは、鰻の旨みが染み込んだ甘いタレが特徴。皮がパリパリの蒸しが入らない手法はワタシ好みで、身がふっくらしているのがいいな。この店では注文を受けてからさばいて焼いているらしく、なので身が縮まないんですね。このブログに独立したカテゴリーを設けるぐらい鰻好きのワタシだが、こんな遠くまで来て鰻を食える嬉しさのあまり、写真がピンボケになってしまった…悔やむなぁ。
朴葉焼き(1,900円)は、飛騨こん炉の上で野菜や味噌と共にうなぎを焼いた香ばしい一品。甘辛い味噌味はご飯を進ませるが、鰻がこの味噌に負けずに主張しているのが見事です。ただ、濃厚すぎて関西人にはちょっと厳しいかな。
人吉は熊本県南部、球磨川中流にある静かな都市です。市内には温泉も多数あるのだが、今回は時間がなく、泣く泣く人吉駅から次の目的地に向かいました。ピンボケ写真とともに心残りです。
- 営業時間 10:00~15:00 17:00~22:00
- 定休日 年中無休