ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

完璧に完璧はない

2019-02-04 18:28:20 | 日記
 
完璧はない

「完璧はない」くさるほど書いているのですが。かといって、妥協すればいいっていうものじゃない。自分が今できる最大限を、目の前の時間・場所・材料でできるかどうかだと思う。......
 

ないですねー。完璧。

追求すれば追及するほど難しくなっていく。

そんなもんですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホワイトカラーとブルーカラー

2019-02-04 15:56:30 | Office
「なんで前の会社辞めたん?」

出稼ぎに出ると決まって聞かれる質問。

「金のために働くんだったら辞めないでしょうね」

と答えることにしている。

前職はいわばホワイトカラー。
研究職で、知的労働というイメージ。

そんな人間が現場のブルーカラーに落ちて来るの?

という疑問があるらしい。


ものづくりというプロセスを考えると、考えること(ホワイトカラー)と作ること(ブルーカラー)を分離する方が不自然なのですよ。

いいものは、考えるだけでもつくるだけでも、作り出すことはできないはずなんです。

「こういういいものを作り出したい!」という想いと、現場の創意工夫があってこそできるのであって、優れたアイディアと優れた加工技術が融合して、はじめて作り出せる。

そこにブルーカラー、ホワイトカラーの区別も肩書も地位もある訳はない。

同等ですよ。

かの本田宗一郎でさえ、自動車修理会社に丁稚奉公していた技術の鬼です。

社長であっても社長を辞めても、現場に来て部品を触って油で手を汚すぐらいのね。

なんで本田技術研究所を本田技研工業と分離したか?は、収益を出さずに大量に赤字を垂れ流す研究所を株式会社として分離独立させないと、経営として成り立たないからですよ。

その代わり本田技研工業の売上の数%を本田技術研究所の株式購入費として支払う。100%株式子会社ですよと。

本田技術研究所は一切販売できる製品は作り出さない試作するだけの会社なので、ひたすら赤字を垂れ流し、税務署としては難儀する会社の位置付け。

藤沢武夫渾身の分社化だけど、「売上に直接関わってはいけないものづくり」をするからと言って、ものづくりそのものを考えなくなってはいけないんですよ。

本田宗一郎という天才を研究所で補うわけですから、生産技術もしっかりと考えてものづくりしなきゃいけない。

でも現実は現場現物現実と原理原則が乖離して、会議室にこもり続ける愚行が横行していた。


世界的な商品戦略とかは成功していると思いますよ。売れる商品展開とかね。非常に無難になりました。

逆に冒険できる商品戦略展開できるか?といえば難しいですよ。

全世界何万人という雇用を生み出しているんですから、コケられないんです。

そういうのはテスラモーターズとか、新興企業に期待したほうがいいですよ。


一度本田技術研究所に入れば下手な役人より生涯安定ですよ。給料はね。
そこがゴールだからそれ以上頑張らなくていい。


新しいことを本気でやろうと思ったら辞める選択一つです。

現場現物現実を原理原則で考える課題は、世の中にたくさん転がっているんですから。


「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」
天空の城ラピュタより
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする