ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

窒素のように

2017-03-05 22:36:24 | 日記
窒素の存在をありがたがる人はあまりいない。

でも窒素がないと生物は生きられない。

窒化物によって生命は支えられている。

大気から窒素だけスカッとなくなっても困ることになる。

78%の窒素が消えれば、21%の酸素と、水蒸気、残りのガスは1%程度。

酸素は活性ガスなので、化学反応が爆発的にすすむ。

線香も一瞬で燃える。
ろうそくもろうを飛び散らかしながら燃える。
細胞は酸化され老化がすすむ。
ものの傷みも早い。

窒素酸化物は有害だが、酸素だけというのも困ってしまうものなので。

一見無駄なように見える不活性ガスである窒素があって、初めて地球の生存圏が保たれている。

音の伝わり方、気温の変わり方、風の強さ、自然の光、その他諸々の当たり前の感覚は、当たり前にあり続ける環境にあるからこそ成り立つ。

当たり前に繰り返される日常。
同じ時間に流される天気予報。
何十年も変わらないもの。
常に変わり続ける水の流れ。
勝手に動いてくれる心臓と肺などの臓器。
供給される水や電気。


きっとそんな当たり前にありすぎて誰も気づかないようなものこそが愛なのであって、それを探し求めても見つからない。

だってそれは常に目の前にあるのだから。

かき集めてもかき集められないし、血眼になっても見つからない。


そんな当たり前を当たり前にするために、私は動いて寝る。

おやすみなさい。
コメント
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