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完全復活ダイワメジャー

2006-10-29 17:20:12 | 競馬(レース回顧・反省)
天皇賞の反省

6番トリリオンカットの放馬(除外)で、波乱の予感があったレースは、
9番インティライミ(15着)の予想外のハイペースの逃げ、という展開。

終始インティライミの離れた2番手で追走した14番ダイワメジャーが、
そのスピードとパワーにものを言わせて押し切った。
のど鳴りの手術後、今年に入って、安定した成績を残してきたが、
前走の完勝に続き、皐月賞以来のGⅠ制覇となり、完全復活を果たした。

近年、毎日王冠で好タイム(1分45秒台)で勝った馬が天皇賞に出られるケースが少なかったので、4番人気と、割と低評価だったが、このパターンは、かなり安定性のあるローテーションであり、結果であると考える。

母が、「スカブー」の愛称で人気のあったスカーレットブーケ。
当時からのファンにとってはまさに、血統という面で、競馬の楽しみ方がより大きくなったのではないだろうか?

一方、純粋にレースを推理する立場からも、今回の結果は溜飲の下がる思いであった(笑)。

しかし・・・。

2着に突っ込んできたのは、7番人気、10番スウィフトカレント。
またしても、横山典騎手だ!
メンバー屈指の持ち時計を甘く見てしまった。
前走オールカマーでも、差の無い競馬をしていたのに、「4着」という着順だけを見てしまって、今回は軽視していた。
むろん、横山典騎手の好騎乗は言うまでもないが、こういう馬を見つけられなければ、いい予想とは言えない。

3着に3歳馬、15番のアドマイヤムーン。
道中、中団でレースを進め、上がり34.2の最速で突っ込んで来た。
斤量的に恵まれているとはいえ、今後に繋がるレースだったと思う。
やはり武豊騎手が乗り続けている馬であるし、目が離せない。

8番コスモバルクは4着。
欲を言えば、もう少し前でレースを進めて欲しかった。
直線、ちょっと、よれたりもしていたが、最後まで伸びていたと思うし、
十分、力は発揮できたと思う。
このレース振りなら、2400m(次走JCのこと)でも何とかなるのではないか?
一度でいいから、武豊騎手を乗せたい。
いや、五十嵐冬樹騎手が、どうこうではなく、馬の可能性を引き出してくれるのではないかという、期待感である。

7番スイープトウショウは、昨年と同じ5着。
この馬のリズムが、東京コースに向いていない気がする。
絶対的な能力値は、現役馬の中では間違いなく、ディープインパクトに次ぐものであろうと思う。
ただ、今日は、パドックでちょっと元気が無さそうだった。
馬体重もマイナス12kg・・・輸送の問題かもしれない。

6着に終わった4番ダンスインザムードは、終始ダイワメジャーをマークする形での3番手追走。
どうだろう、この馬的には、ダイワメジャーより前の位置取りの方が、リズムが良かったのではないだろうか?
ダイワより、ちょっと速めのペースがこの馬には、向いているように思う。
コメント (1)
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