NPO法人 三千里鐵道 

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メディア法波乱は、韓国民主主義の脆弱性を象徴するものだ

2009年07月27日 | 南域内情勢
メディア法強行採決をめぐって韓国政界は大荒れ模様になってきた。それはとりもなおさず、韓国の民主主義の脆弱性が露呈したものだ。

韓国国民の7割以上の反対世論があり、審議に時間をかけなければならないのにもかかわらずにもかかわらず職権上程した議長。
民主党が議場封鎖したものを物理力で強行突破した上に、採決に際しては暴力的事態が発生。
あろうことか、議決においては代理投票が大量発生。
採決不成立となるやすぐさま再投票議決するという明確な法違反…

国会議場における事態のみをみて、「また暴力事態が…」とため息をついた国民は多いだろうし、海外のメディアで『興行』よろしく報道されて、恥ずかしい思いをした海外同胞も多いことだろう。
韓国の民主主義のお粗末さにがっかりしたものも多いに違いない。

しかし、これが韓国政治の現住所なのだと認めるほかない。

ただ、残念なのは、これが昔の残像のように思えることなのだ。ああ、こんな光景を昔ずいぶん見たなあと思い出すのだ。

韓国は民主主義を、血で贖って獲得したはずのものだったが、それはもう過去の遺物となり、その前の姿に逆もどりしてしまったのだ。

この議長、自分に責任があると言いながら、採決の無効を認めることはない。その代わりに自分が辞任する腹だというわけだ。茶番である。

徹底的に調査して、法を蹂躙した事実が確定し次第、メディア法採決の無効と自らの辞任、両方をすべきであろう。

by maneappa

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ハンギョレサランバンからの転載です。

http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/
キム・ヒョンオ議長“代理投票 容認できない”
原文入力:2009-07-26午後07:10:17
徹底調査 表明…“民主議員らの辞職願い受理しない”

ソン・ヨンチョル記者

キム・ヒョンオ国会議長が26日、言論関連法表決過程で明らかになった代理投票と関連して「徹底的に調査する」と明らかにした。
キム議長はこの日声明を出し「代理投票はいかなる場合にも容認できない」として「代理投票があったかどうかは事実関係に関することであるだけに、徹底的に調査するようにする」と話した。彼は再投票の有効性に関しては「野党が司法機関に依頼したので法的判断があると思う」と話した。キム議長はまた「民主党チョン・セギュン代表をはじめとする一部国会議員の議員職辞職願いは政治的問題として判断し受理しない考え」と話した。

キム議長は「今回の処理(職権上程)に対して、すべての責任は議長にあり社会的責任も回避しない」と話した。

ソン・ヨンチョル記者sychee@hani.co.kr

原文: http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/367862.html 訳J.S


http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/727923.html
2009年07月27日
民主党“新聞法 非正常的投票 34件 発見”
原文入力:2009-07-26午後07:30:33
チョン・ピョンホン議員“17件はハンナラ党代理投票疑惑”
ボタンで賛成後、再びタッチスクリーンで賛成も
国会事務局,‘閉回路TV’画面提出拒否

イ・ジョンエ記者,ホン・ソクチェ記者

←チョン・ビョンホン国会,文化体育観光放送通信委員会の民主党幹事(中央)が26日午前、国会で国会事務局から譲り受けた電子投票記録用紙を掲げ代理投票疑惑を提起している。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr

民主党は26日‘新聞法’代理投票疑惑を提起する一方、本格的な院外闘争に始動をかけ、言論関連法無効化のための全面的な対与党闘争に突入した。チョン・ビョンホン国会,文化体育観光放送通信委員会民主党幹事は去る22日、国会本会議で新聞法が通過した当時の‘電子投票ログ記録’を採証した結果、「非正常的な投票記録が34件発見された」として「特にこのうち17件は反復的な賛成が現れ、ハンナラ党議員どうしの代理投票疑惑がある」と主張した。

彼は「代理投票疑惑が事実とあらわれ、放送進出を許した新聞法改正案が無効化される場合、以前の新聞法どおり新聞の放送交差所有および兼営が不可能になり、放送法が実質的に無力化される」と説明した。

チョン議員が提示した事例を見れば、国会本会議場議席291番の場合、午後3時39分29秒と34秒に‘ボタン投票’を通じて在席と賛成を押した後、午後3時40分02秒と03秒に再び‘タッチ スクリーン’方式で在席と賛成投票がされていることが分かった。91番の場合にもボタン方式とタッチ スクリーン方式で続けて在席・賛成投票が行われた。本会議投票時は各々ボタンとスクリーンタッチ方式の二種類中一つで意志を表現することができるが、ボタン投票時は実際に投票をしても議席の前に置かれたスクリーンに投票行為結果が表示されない。これについてチョン議員は「ハンナラ党議員らが同僚議員が投票をしなかったと感じ代わりに投票をしたと見なければならない」と主張した。

また‘反対’投票を含めて24回も投票行為が反復されるなど、非正常的な記録も17件もある。これについて与野党議員らどうしが投票妨害行動をした可能性も提起される。

チョン議員は「電子投票ログ記録上、一度だけ投票行為がなされた場合でも該当議員が本会議場内にいない場合もあるため、依然として代理投票疑惑を消すことはできない」として「これは閉回路テレビ(CCTV)とログ記録時間を交差確認することにより検証することができる」と説明した。だが彼は「国会事務局が非常に重要な採証資料だと言える閉回路テレビ記録を相変らず提出しない」として「明日事務局に閉回路テレビ画面提出を要求する一方、行政法院に証拠保全申請をする計画」と話した。

民主党は電子投票ログ記録と共に去る24日に国会事務局から本会議速記録と国会放送カメラ9台がとった映像記録(DVD24枚分量)等を提出させ、代理投票可否に対する採証作業を継続することにした。

民主党は‘国民の中に’入る行動も強化している。民主党は去る25日ソウル駅広場で民主労働党・創造韓国党・進歩新党など野3党および民生民主国民会議など市民・社会団体らと共に‘言論悪法源泉無効国民宣言ロウソクのあかり文化祭’を開催したのを始め、院外闘争に始動をかけた。この日の集会には1万人余り(警察推算4千人余り)の市民が参加し"言論悪法源泉無効”等を叫んだ。議員職辞退願いを提出したチョン・セギュン民主党代表はこの日集会で「放送法再投票は落張不入,一手不退の規則にすら反したもの」として「言論法無効化のために野党と民主市民が連帯しすべてを賭けて戦おう」と提案した。

民主党は早ければ27日にも院外闘争の指令塔の役割をする‘言論悪法源泉無効闘争対策委員会’(仮称)をスタートさせる計画だ。チョン・セギュン代表を委員長とする闘争対策委には党最高委員と重鎮も参加し首都圏と嶺南,忠清,光州・全南,全北など5ヶ地域別に責任を分担する予定だ。

イ・ジョンエ,ホン・ソクチェ記者hongbyul@hani.co.kr

原文:http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/367882.html 訳J.S