金まみれの検察総長候補者が候補者を辞退した。
李アキヒロ政権によって推薦されながらも、国会における『検察総長人事聴聞会』で火だるまになったことで、自ら辞退せざるを得なくなったわけだ。
これを民主主義の勝利というのはたやすいが、肝心なのは、そういうシステムがあったということだ。
この制度は、2003年に導入された。もちろん盧武鉉大統領の時代だ。
彼は、この制度を作りながら、最初の検事総長に『コード』の違う人物をあえて指名した。これが盧武鉉流であった。
そのことが後に、文字通りの命取りになろうとは夢にも思わなかったろう。
民主主義を信じる者の愚直さが私は好きだ。
そして、そういう信念をあざ笑うに等しい李アキヒロ政権を本当に情けないと思う。
by red maneappa
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ハンギョレサランバンからの転載です。
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/711994.html
チョン・ソングァン “責任痛感” 自主的辞退
原文入力:2009-07-14午後10:07:59
“大統領と国の荷物になった…不徳の致すところ”
2003年 聴聞会導入後 初めて総長候補者辞退大統領府, 後任者まもなく内定するもよう キム・ナムイル記者,ソン・ヨンチョル記者 チョン・ソングァン検察総長候補者が14日夜、電撃的に自主的に辞退した。
チョン候補者の辞退は国会の検察総長人事聴聞会が行われて1日ぶりになされたもので、子女教育のための偽装転入と贈与税脱漏,資金出処が不明確な江南高価アパート購入などの疑惑に対する批判が広がったことに伴うものと見られる。
検察総長に対する国会人事聴聞会が2003年に導入された以後、大統領の任命を受けることができずに総長候補者が辞退したのは今回が初めてだ。
大統領府はチョン候補者の辞意表明直後、これを直ちに受け入れた。
チョ・ウンソク大検察庁スポークスマンは14日夜8時40分、緊急報道資料を出しチョン候補者が自主的に辞退意思を明らかにしたと伝えた。チョン候補者はチョ スポークスマンを通じて発表した ‘辞退の弁’ で「今回の人事聴聞会過程で国民の皆様に心配おかけした点に対して責任を痛感し公職候補職を辞退する」と明らかにした。
チョン候補者は辞退を表明した後<聯合ニュース>との通話で「大統領と国の荷物になり国民の喪失感が大きかった。全て私の不徳の致すところ」と話した。
この日チョン候補者の辞退に先立ち民主党など野党はもちろん、与党内部からも彼の自主辞退を要求する声が強く提起された。ハンナラ党の親イ核心重鎮議員は「どう選べばそのような人が選ばれるのか分からない」として「検察総長は法執行の象徴なのに、こういう深刻な疑惑を持って出発することはできない」と話した。
ハンナラ党のあるソウル地域再選議員は「大統領府人事システムがこの程度とわかって本当に失望した。大統領府人事検証チームを総入れ替えしなければならない」とし、大統領府民政ラインなどの責任論も提起した。
チョン候補者は先月21日検察総長に内定したが、去る13日国会人事聴聞会で集中的にふくらんだ個人不正疑惑の高まりを越えることができなかった。
一方、大統領府はチョン候補者辞退の波紋を減らすために後任者内定作業に直ちに入ると発表された。
後任としてはチョン候補者内定と共に辞任したクォン・ジェジン ソウル高検長,ムン・ソンウ大検察庁次長などチョン候補者の司法試験先輩グループから出る可能性が高いと見られる。
パク・クンヨン参加連帯司法監視センターチーム長は「チョン候補者のように不正が多い人の辞退は当然のことであり、大統領府はこういう欠陥を検証過程で確認できなかったことに対して国民に謝らなければならない」として「時間がかかっても国民が信頼でき検察改革に積極的にでられる新しい人物を出さなければならない」と話した。
キム・ナムイル,ソン・ヨンチョル記者namfic@hani.co.kr
原文: http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/365862.html 訳J.S