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ついにメディア法採決、この日…

2009年07月23日 | 南域内情勢
全世界が皆既日食に湧いた昨日、韓国の国会は…。この悲劇の瞬間を,日本のメディアも一部伝えている。しかし、その報道姿勢の客観性、冷静さには、違和感すら感じる。
言論を掌握されるということは、何を意味するのか。今後韓国は、そして朝鮮半島はどうなってゆくのだろう。
以下、韓国メディアから拾った記事を訳してみた。


イ・ミョンバク-パク・クネ,‘朝鮮,中央,東亜日報放送法’蜜月共助
[ニュース分析]パク・クネ“国民も共感すること”…野党“表決処理源泉無効”

2009年07月22日(水)17:10:39柳亭民・チェ・フンギル記者( dongack@ediatoday.co.kr)


ハンナラ党の言論法強行処理は、パク・クネ前代表側の助けが決定的役割をした。
イ・ミョンバク大統領と親イ・ミョンバク系統が積極的な推進意思を見せた与党言論法処理変化の要素は、民主党や民主労働党の反対ではなかった。
ハンナラ党半分の責任を担う政治指導者のパク・クネ前代表の見解が、強行採決をひっくり返すことのできる変化の要素であった。 パク・クネ前代表はハンナラ党言論法に反対票を投げると主張して,親イ・ミョンバク系統を緊張させたが,結果的に‘朝鮮,中央,東亜日報放送法’ ‘財閥放送法’と呼ばれた与党言論法改正案処理で決定的役割をした。

パク・クネ前代表は22日午後ソウル,汝矣島国会本会議場周辺で記者らと会って、“合意処理したら本当に良かったが残念だ”としながら“ある程度は、国民の共感が得られると考える”と話した。

一部言論は親パク・クネ議員らが反対票を投じるか、表決に参加しなければ言論法改正が難しいという観測を出した。が,現実は全く違う姿だった。 親パク・クネ系統議員らはこの日午後2時を前後して、次から次へ本会議場周辺に姿を表わしたし,親イ・ミョンバク系統強硬派が主導した言論法改正案処理に同調する姿を見せた。

民主党はチョン・セギュン代表とイ・ガンレ院内代表が、議員職辞退を宣言した。他の議員らも議員職をかけた闘争に出るものと見られる。 民主労働党、創造韓国党、進歩新党も党の力を集中させて,荒々しい抵抗に出る展望だ。

野党ー"代理投票・再投票, 表決処理効力ない…源泉無効"

ハンナラ党議員らが表決に参加、ハンナラ党所属イ・ユンソン国会副議長が可決を宣言したが,代理投票論議と再投票論議など表決処理効力を囲んだ論議が続いている。

チョ・スンス進歩新党院内代表は,“新聞法投票過程でも代理投票疑惑が提起されたし, 放送法投票過程では議決定数が足りない状態で、副議長が投票終了を宣言したのに、その後も再投票を指示することまで起こった。
天人共怒する、話にもならない手続きを通じて進行されたメディア法は源泉無効”と主張した。

ハンナラ党が物理力を動員して無理に表決に出た状況で、法的効力を喪失した投票と結論、政治的打撃は避けられない。
パク・クネ前代表は言論法表決過程で、 ハンナラ党の言論法強行処理にブレーキをかけ国民的合意を強調したが、結果的に言論法処理を擁護した点は、今後論議の対象になろう。
イ・ミョンバク大統領の宿願である言論法処理に協力したパク・クネ前代表は、ハンナラ党内部の基盤を固めるのに一定部分成功したが, 無原則な言動に批判世論が起きる場合、大統領選挙街道に悪影響を及ぼすものと見られる。

イ・ミョンバク大統領と政策的差別性を強調するのにも限界があるように見える。 野党と市民社会が言論掌握永久執権陰謀法案だと規定した与党言論法処理に貢献したパク・クネ前代表が、次期大統領選挙過程でイ大統領と違った道を歩いたと主張するならば、それはまさに茶番!
パク・クネ前代表が展望したように国民がある程度共感しない状況が広がるならば、パク前代表にも無視できない政治的負担を抱くことになると見られる。

野党は今回の事態を議会クーデターと規定、全面的な場外闘争に入ると宣言した。
チョン・セギュン民主党代表は“院内で言論悪法を防げなかった。今は外に出て,この政権の誤ちを審判し、その法がまともに制定されないように戦う”と語り、“私とイ・ガンレ院内代表は、議員職辞退を決行する”と明らかにした。

イ・ガンレ院内代表は“ハンナラ党議員らは自分たちの良心をだまして代理投票をした。 代理投票は不正行為だ。 これからも写真資料を通じて代理投票を立証し,3ヶ法案を基本的に無効ということを立証する”と念を押した。
最初入力:2009-07-22 17:10:39