NPO法人 三千里鐵道 

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ミサイルよりも怖い言論

2009年07月04日 | 東北アジアの平和

『北が日本海に向けミサイルを発射』

明日の朝刊には、1面トップにこういう見出しが載るのであろう。ひょっとししたらトップ記事かもしれない。

しかし考えてみよう。

北は、別に、『日本海』にミサイルを撃ち込んでいるわけではない。
北は、朝鮮半島の東側に位置する公海に打ち込んでいるにすぎない。
その呼び名は、韓国では『東海』というが、北では多分、『朝鮮海』であろう。
(※推測  古来からこう呼ばれていたのであるから)

問題は、日本海という呼称から、ほとんどすべての日本人が、ミサイルが日本に打ち込まれたというような錯覚に陥るであろうということだ。
残念なことだ。

しかも、これは、客観的には、誰からも責められるべき話でもない。

私は、それが北のものであれ南のものであれ日本のものであれ米国のものであれ、すべての軍事訓練には反対だ。

しかし、北の軍事訓練だけが刺激的に取り扱われる日本や韓国の言論状況には、深刻な脅威を感じる。

軍事訓練そのものよりも深刻な脅威を。

by maneappa 


国際アムネスティ“表現・集会の自由侵害 深刻”

2009年07月04日 | 南域内情勢

ハンギョレサランバンからの転載です。

韓国の人権状況が悪化していることはだれの目にも明らかだ。
アムネスティが報告書を出したことで、李明博政権も少しは反省するのだろうか。

答えは残念ながら、NOであろう。
李明博の執権1年半を見ててはっきりとわかったことは、彼には『耳』がないということだ。

実は、私は、彼がこんな人物だとはわからなかった。自らの不明を恥じるばかりだが。

問題は、韓国国民がなぜ、そのような人物であるのを知りながら!! 彼を大統領に選んでしまったのかということだ。
そこに『ファシズム』の臭いを感じ取ることはたやすい。

これから3年半、韓国は、民主対独裁の時代を過ごすことになる。その時に、同時に、なぜ彼を選んでしまったのかという自問を絶えず行わなければならない。これは苦痛を伴うことだが。

by maneappa

http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/698391.html

2009年07月03日
国際アムネスティ“表現・集会の自由侵害 深刻”
原文入力:2009-07-03午前01:31:37

国際アムネスティ東アジア地域担当調査官のノーマ ガン ムイコ(写真)は2日「韓国の民主主義は深刻な挑戦を受けている」と話した。
英国,ロンドンにいるムイコ調査官はこの日<ハンギョレ>との国際電話通話で「国際アムネスティは今年、韓国の人権状況を非常に細かくモニタリングしてきた」として「韓国の人権状況が昨年より悪化していることに憂慮せざるをえない」と話した。

彼女は「その中でも警察力乱用と表現と集会の自由が侵害されている部分が深刻だ」と付け加えた。 ムイコ調査官はまた「去る5月韓国で明洞集会現場に行ったが、市民数十人が集会をするのに警察官数百人がこれを阻んでいた」として「こういう一連の事件のために韓国の市民は自分の意見を表現し集会に参加することに心配と恐れを持つようになっており、これはとても不幸なこと」と話した。

彼女は「現政権は批判を聞くことを恐れてはならず聞く耳を持って国民と対話しなければならない」と付け加えた。
先立って、ムイコ調査官は1日(現地時間)ロンドンのシンクタンク チェタームハウスで開かれた‘韓国の人権時計は逆回りしているか’という題名の発表で「韓国で最近言論・集会の自由が侵害を受けるなど人権状況が後退している」と話した。
チェタームハウスは世界的に権威ある英国のシンクタンクで、今回の発表はこの研究所のアジアプログラム主催で開かれた。

彼女は<YTN>に政府と関連ある人士が任命された後、これに抗議する労組員4人が警察に逮捕され狂牛病問題を報道した<文化放送> ‘PD手帳’製作陣5人が検察に起訴された事例を例にあげ、韓国で最近言論の自由が侵害を受けていると評価した。
ムイコ調査官は去る4月、YTNなどを訪問し言論人解雇にともなう人権侵害有無などを調査した。
ムイコ調査官はまた当局が昨年ろうそくデモ鎮圧命令に反発し、部隊復帰を拒否した義務警察官と‘インターネット論客’パク・デソン(ペンネーム ミネルバ)氏を起訴したことは無理な法執行だと指摘した。
彼女はこの日、ろうそく集会展開過程と警察の鎮圧過程に対する国際アムネスティの報告書内容もスライドとともに紹介した。

パク・スジン記者,聯合ニュース
jin21@hani.co.kr 原文: http://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/363642.html
訳J.


「朝鮮半島の平和」講演会の反響

2009年07月04日 | NPO三千里鐵道ニュース

6月28日、講演会が終わった後も手紙や電話などで感想が寄せられています。
もし当日時間が足りずアンケート記入ができなかった方は、FAXででも事務所にお送りください。今後の活動の参考にしたいと存じます。
尚、講演会の報道はニュースレター14号で特集します。ご期待下さい。発行は今月中旬を目指しています。(ニュースレター編集部より)


金大中, ボンハに追悼辞を寄せた

2009年07月04日 | 南域内情勢
果たせなかった追悼辞の代わりに

“キム・デジュン大統領が、ノ・ムヒョン大統領告別式当日できなかった追悼辞の代わりに、追慕のお言葉を3日送ってきました。 東橋洞で、<オーマイニュース>オ・ヨンホ代表の新刊推薦のことば形式を通した追慕のメッセージを公開します。” <管理者 注> ノムヒョンサイト・ボンハマウルより

私たちが目覚めていれば
ノ・ムヒョンは死んでも死にません。

私は今でもその日を忘れることはできない。 東橋洞でドイツ<シュピーゲル>紙とインタビュー中、秘書官からノ・ムヒョン前大統領の逝去の知らせを伝え聞きました。 その時私は“私のからだの半分が崩れたようだ。”と言いました。 なぜその時私がそのように表現をしたのか。

… 私は盧前大統領の生前、民主主義の危機的状況を見て、どうしても私たち二人出なければならない時が遠からず来そうだ考えてきました。 そのような折り亡くなったので、そのように言いました。
私は喪主側から告別式追悼辞要請を受けて心の準備をしていました。 ところが、できませんでした。 政府側で反対したと聞きました。 その時私はあきれ、そのような政府に憐憫の情を感じました。
胸中にある追悼辞は、できなくても決して消えません。 告別式場でできなかった胸中のその追悼辞を伝えます。

ノ・ムヒョン大統領, あなたは死んでも死んではなりません。 私たちはあなたが必要です。 ノ・ムヒョンあなたが、私たちの胸中にいて,民主主義危機,経済危機,南北関係危機,この3大危機を乗り越える上で力になって下さい。

あなたは冥土で,私は現世で力を合わせて,民主主義を守りましょう。

冥土があるならば、そこでまた会いましょう。 その時まで、冥土ででも最後まで国民を守って下さい。 危機に置かれているこの国と民族を守って下さい。


ノ・ムヒョン前大統領の逝去の報せに接して、私たち国民は途方もない衝撃を受けました。弔問客も500万に達しました。 それがあたかも恨と恨の結合のように見えます。 ノ・ムヒョンの恨と国民の恨が一つに結合したのです。
ノ・ムヒョン前大統領はくやしさにもがきながらあの世に行きました。 私たちの国民もくやしがっています。 私もくやしいです。 命捧げてきた民主主義が危機に置かれ、くやしくてくやしくてやりきれません。
私たちがどのように作った民主主義ですか。 1980年光州でどれくらい多くの人が死にましたか。 1987年6月抗争を前後して,パク・ジョンチョル学生,イ・ハニョル学生を含んで,民主化過程でどれくらい多くの人々が死にましたか。

独裁政権,保守政権50年余りの終わりに、国民の政府,参加政府が10年の間、民主主義をしてみようとしたが、今はいつのまにか戻っています。 民主主義が崩れ経済が両極化し,南北関係が危機を迎えています。 まるで夢をみているようです,本当に夢のようです。
盧前大統領は“覚醒する市民であってこそ、生きる。”,“市民が覚醒して,市民が指導者にならなければならない。”と話しました。 これは私が話してきた‘行動する良心’と同じです。 私たち皆行動する良心,覚醒する市民になりましょう。 それでこそ勝ちます。 それでこそ危機に処した民主主義を生かすことができます。

その道は決して難しいだけではありません。 自分ができる範囲内で行動すれば良いです。 何より正しく投票すれば良いです。 インターネットに文を載せることもできます。 世論調査で民主主義しない政府は支持できないと言えば良いのです。

国民の皆様,ノ・ムヒョン大統領は持って生まれた,卓越した政治的識見と感覚を持った私たちの憲政史にめったに見ない指導者でした。 ノ・ムヒョン大統領はどの大統領よりも国民を愛したし,近づけたし,友になろうと思った大統領です。
ノ・ムヒョン大統領は常に庶民大衆の人生を心配し、彼らが人間らしく生きる世の中を作るのを唯一自身の望みと決めました。 ノ・ムヒョン大統領は不当な調査過程で色々な恥辱とくやしさと偽りと名誉毀損にあい,結局国民の前に命を投げる他には自らの潔白を明らかにする方法がないと思い亡くなったのです。 私たちはそれを皆知って、500万人が号泣しました。

彼はめったに見ない快男児でした。 私たちは私たちの時代に、人間的でも政治的でもノ・ムヒョン大統領と同じ立派な指導者を持ったことを永遠に記憶しなければなりません。 そしてその方が望んだ人間らしく生きる世の中,南北が和解して平和的に生きる世の中,こういう世の中のために私たちが意をずっと継続して,ついに成就するように努力しなければならないでしょう。
もし私たちがそのように努力すれば、ノ・ムヒョン大統領は逝去したといっても逝去したのではないのです。 反対に私たちがいくら500万人も出てきて弔問したといっても、ノ・ムヒョン大統領のハンをほぐす努力をしなければ、その方の死は空しいことに終わることになるでしょう。 私たちは皆、ノ・ムヒョン大統領を歴史に永遠に生かすように努力しましょう。

民主主義を愛する皆さん,私はたとえからだは元気でないがそれでも最後の日まで,民主化のために命を捧げた人々が虚しいと考えないように,民主主義を守るために私がする仕事をします。

私とノ・ムヒョン大統領が自慢するものがあるならば、どんな抑圧にも屈しないで民主主義,庶民経済,南北平和のために仕事をしたことです。

ノ・ムヒョン前大統領は大統領になる前後に、国民の政府とキム・デジュンを勉強したといいます。 皆さんはこの本で、参加政府とノ・ムヒョンを勉強して下さい。

それで民主政治部10年の価値を再発見して継承して,克服するものがあるならばその代案を作り出して,結局民主主義を危機から救ってより一層豊かに作っていくことをお願いします。

私たちが目覚めていればノ・ムヒョン前大統領は死んでも死にません。


大韓民国第15代大統領キム・デジュン