NPO法人 三千里鐵道 

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林東源、南北和解賞受賞

2009年01月15日 | 南北関係関連消息
「南北首脳会談への道」の著者・林東源氏が民族和解賞を受賞した。授賞式での写真



第6回民族和解賞、イム・ドンウォン, ワールドビジョン受賞

今年民族和解賞受賞者は、個人部門にイム・ドンウォン前統一省長官, 団体部門にはワールドビジョンをそれぞれ選定した. 審査委員会は 1990年代から対北交渉家で南北基本合意書, 6.15 共同宣言などを採択するのに大きい役目をになった前長官と、 1994年から種芋生産など北朝鮮食糧難の解消を支援するために、各種対北開発支援事業を広げて来たワールドビジョンの功労を高く評価して、民族和解賞受賞対象に選定した.

<個人部門 : イム・ドンウォン

イム・ドンウォン前統一省長官(現ハンギョレ統一文化財団理事長)は、対北和解・協力政策の設計者だ。 アジア太平洋平和財団事務総長時代に、キム・デジュン前大統領の統一論を理論的に裏付けし, 青瓦台外交安保首席, 国情院長, 統一省長官, 青瓦台外交安保統一特補などを経ながら対北政策の政策立案者, 政策執行者として活動して来た.

冷戦時代は軍人、外交官として戦争を抑制して平和を守る ‘ピースキーパー’の役目を遂行し, 冷戦体制が解体された 1990年代からは南北関係を改善して韓半島の冷戦終熄のため交渉者, 政策執行者, 平和を作って行く ‘ピースメーカー’として活動して来た.

特にイム・ドンウォン前統一省長官の業績の中で、去る 1992年南北基本合意書締結当時、南北高位級会談代表として南北基本合意書を締結するのに寄与した功労も含まれなければならないでしょう.

また国政院長在職時代には、南北首脳会談を準備するための大統領特使として金正日総書記との会談を通じて歴史的な南北首脳会談実現の基盤を用意した。また アメリカブッシュ行政府の対北敵対政策と北朝鮮核問題によって南北関係悪化を防ぎ、‘原状回復’のため努力した.

彼の業績は、南北関係が政治的状況によって激変する状況にあって、特に大きな意味をなす. 公職を退いた以後にも、世宗財団とハンギョレ統一文化財団理事長に在職しながら, 各種講演などを通じて韓半島平和と南北和解協力への政策提案をして来ているし, 南と北が進まなければならない望ましい方向を提示するのに努力している.







ニュースレター13号、発刊

2009年01月15日 | NPO三千里鐵道ニュース


ニュースレター三千里13号が、会員・賛助会員様には今日、読者には明日発送します。

主な内容は
理事長ー新年の辞
各国に広がる北域緑化支援運動
三千里と私ー岩崎さん
サラムー西條さん
新春インタビューー李ボンウさん
第2回ツアー募集
等など

デザインも新たにお目見えしました。ブログ共々ご愛顧ください。












【キバノロ、マナヅル…漢江河口の湿地は「動植物の楽園」】

2009年01月15日 | 北域緑化関連消息

アパートが足りないわけじゃない。
ようは、土建工事が国家経済の動脈になってしまったことから、次から次へと工事需要を作り出しているにすぎない。
いい加減にしてもらいたいのだが、
特に非武装地帯近くにまでブルドーザーが近づいているのは何とか止められないものか。
本当に憂うことばかりだ。


【キバノロ、マナヅル…漢江河口の湿地は「動植物の楽園」】
JANUARY 15, 2009 08:34 東亜日報

http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2009011556788

零下10度の厳しい寒さのうえに、川風まで吹きつけた11日午前、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)の漢江(ハンガン)河口の湿地。

記者たちを乗せた車が、川辺に沿って1分ほど徐行して出会った雄と雌のキバノロは、鉄条網のすぐ下にいた。自由路を走り去る車の騒音でうるさかったが、人間が足を踏み入れないことを知っているのか、のんびりと草を食んでいた。

キバノロのつがいは、取材車両をじっと見つめるだけで、逃げなかった。

犬歯が口の外に飛び出した雄は、カメラをじっと見つめて、ポーズを取っているようだった。しかし、近付くと、つがいはピョンピョンと4、5回飛び跳ねて、柳が生い茂った林に姿を消した。

国際的な絶滅の危機種として保護されている3、4羽のマナヅルは、田んぼでえさを食べていたが、記者たちの訪問に驚いたように頭を持ち上げて、警戒していた。


●鉄条網が作りあげた森と渡り鳥

漢江河口の湿地は、軍事施設保護区域で、二重の鉄条網が設置され、民間人の立入りが厳重に統制されているため、各種動植物が人間に干渉されることなく、過ごすことができた。

この鉄条網は、1968年の「金新朝(キム・シンジョ)侵入事件」後、1970年から、武装共産軍の侵入を防止するために設置された。そのお陰で、マナヅル、オジロワシ、トビなど、国際的な絶滅危機種を含む動植物が、平和を享受することができた。

しかし、高陽市と金浦市(キムポシ)では、一山(イルサン)新都市をはじめとする大規模な宅地開発が続き、住民たちは漢江河口の湿地を利用できるよう鉄条網の撤去を求めた。

軍当局は、作戦を理由に、鉄条網の撤去に否定的だったが、これに取って代わる最新の境界装備を開発し、昨年12月17日にこの要求を受け入れた。

高陽市の区間(幸州大橋~一山大橋)12.9キロと金浦市区間(金浦大橋~一山大橋)9.7キロに設置された鉄条網の撤去工事は、4月から始まる。


●キバノロとタンチョウヅルなどの天国

湿地は、マナヅルやオオヒシクイなど、渡り鳥の天国だった。

マナヅルは、シベリアから飛んできて、ここで冬を過ごす。現在、約100羽が冬越えをしている。

オオヒシクイは、川辺で数百羽が群れをなして休息し、えさを食べるのに余念がなかった。オオヒシクイはこの湿地に、韓国で最も多い1万羽が棲息するものと推定される。これらの渡り鳥を含め、漢江河口に棲息する鳥類は、約70種と把握されている。

トラやクマなどの野生の猛獣がいないため、絶滅危機種のヤマネコが、植物連鎖の頂点に立ち、イタチ、タヌキ、アオダイショウなども棲息している。

植物の種類は、かなり多彩だ。

湿地の盟主に上げられる柳をはじめ、ママコノシリヌグイ、アブラガヤ、ヒトツバハギ、オオイスタデ、キンエノコロなど、名前も美しい植物約160種が生息している。

人間が足を踏み入れない漢江河口の湿地では、動植物が自生しやすい天恵の環境が造成されているが、梅雨のシーズンに流されてくる莫大な量のゴミと増え続ける外来植物が、環境破壊の要素として浮上している。

ここでは、渡り鳥が好む「イセウキヤガラ」が生息していたが、ゴミが堆積し始めた7、8年前から影をひそめ、今は姿を消してしまった。





ヒラリー、対北姿勢言明

2009年01月15日 | 南北鐵道関連消息


ヒラリー,聴聞会で北米関係正常化の前提條件提示
2009年 01月 14日 (水)

ヒラリーは、ブッシュの「ハードパワー外交」から、スマートパワー外交優先を打ち出した。
対北政策については正常化への4つの前提条件を提示した。

北米関係正常化の 4つの前提條件

北米関係正常化に対して “関係正常化は北朝鮮が核兵器開発を完全で検証可能な方式でとり除かなくては不可能だ”と △プルトニウム生産 △ウリニュム濃縮 △核拡散活動を充分に説明しなければならないと釘をさした. それだけでなく “関係正常化の条件である北朝鮮の人権侵害に対して問題を提起する”と言った.

この北米関係正常化のための 4種前提條件は、 13日北朝鮮が外務省代弁人談話を通じて表明した “非核化を通じる関係改善ではなくすぐ関係正常化を通じる非核化という原則的立場”とは完全に相反すること。今後の北米間のつばぜり合いが熾烈になることが予想される.

また、“もし北朝鮮が彼らの義務を満たさなければ、解除した制裁もまた加えなければならないし, 新しい制裁も考慮しなければならない”とも言った.

平壌訪問に対しては “まだ決まったことはない”と言いながらも “もしアメリカの国益を増進させることができたら, オバマ当選者と同じく私はどんな外国リーダーともいつどこでも喜んで会うでしょう”と言って、平壌訪問の可能性を示唆した.







韓国、イスラエル人権決議案に棄権

2009年01月15日 | 東北アジアの平和


韓国, イスラエル人権侵害糾弾決議案を棄権
    2009年 01月 14日 (水)

韓国がUN人権理事会が 12日採択したイスラエルのガザ地区人権侵害糾弾決議案に棄権した。 李明博政府が '普遍的人権'を強調して北朝鮮人権決議案に積極的動きを見せたことと対照をなすと、非難がおこっている.