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李時雨、記者活動開始!

2009年01月09日 | 東北アジアの平和

イルサン軍部隊に白燐弾保存。
イスラエルのガザ地区攻撃で使用、問題視されている

      2009年 01月 09日 (金) 12:28:53 李時雨記者


イスラエルがガザ地区を攻撃する過程で白燐弾を使ったことが、英国インターネットサイトに載った。こんな最中、韓国でも京畿道イルサンにも白燐弾(焼夷弾)が保存されていることが国防省の公式資料を通じて確認された.

1995年サライェボで反乱軍が使用したという疑惑を根拠に、アメリカがユーゴ内戦に介入する。また, アメリカのイラク戦争期間中、ファルージャ攻撃過程で米軍が使ったという疑惑が、イタリア放送によって報道された。今度
が三番目の疑惑?になる.

白燐弾は国際化学武器禁止条約で使用を禁止されているリストには無いが、 なによりも武器自体が非人道的で大量殺傷をもたらす特性のため注目されているのだ.


*白燐弾の有害性

爆発すると風にのり白燐パウダーが四方に散る。 この時白燐が細胞組織に深く入いるとか, 煙を深く吸いこむと死傷者が発生する. 白燐は極少量でも人体に 2~3度の火事を誘発することができる.
白燐はそれ自体が劇毒物である。




李時雨さんが活動を開始した。統一ニュース専門記者として。写真中央は有毒ガスの所在を知らせるマーク。韓国内での撮影である。
記事の内容は大部分省略した。彼の活動開始を知らせたくて…。namsang







「南北首脳会談への道」、今読み終えました。

2009年01月09日 | 東北アジアの平和


午前6時50分、読み終えて窓を開けると外は雨。昨日は早々と寝た。明けて1時過ぎに目がさめ、読みだした。疲れて横になり仮眠、再び読みだして少し前に読了!

昨年末、都相太氏から紹介された。読んだら見せて、と応えたら、これは貸せない、と拒まれた。早速、精文館に注文、年末なので年明けでないと来ない、と言われた。
読み始めてすぐブログに載せた。すると都さんの書き込みが…。すでに2回目の精読をしていると。

僕が最初に興味を持ったのは著者の経歴。
林東源
1933年、平安北道生まれ。朝鮮戦争のとき、南に渡り志願して軍人になる。70年代、軍事境界線に配属、最前線で北と対峙した。80年、陸軍少将として予備役編入、その後は外交官になり、蘆泰愚政権下で南北高位級会談代表、95年金大中と出会い、平和財団事務総長、大統領外交安保首席秘書官、統一相、国家情報院長を歴任、朝鮮半島のピースメーカーとして、「太陽政策」を理論的に支え、身をもって実践した。
朝日新聞記者であった本書の訳者は、著者を温厚な方、実直な方と表する。

読み進む中で、2000年6月平壌に降り立った金大中大統領を、 韓国軍総司令官が、今人民軍の儀仗を受け赤い絨毯の上を歩いている…、と記した下りだ。軍人出身の著者が平壌に降り立った状況を、万感を込めてそのように描写した。著者の歩んできた過去と、ピースメーカーたらんと執念を燃やしてきた著者の壮絶な生き様が、歴史のワンカットをそのように表現せしめたのであろう。

受け止めたものがあまりにも重くて、感想になりそうにない。

読めば、今の南北関係、北・米、日朝関係の今と以降の方向が見えてくる。
著者退任後、親北左派と罵倒され、2度も法廷に引きずりだされたという。軍人らしく、悔しさを殺して淡々と語る姿を見ながら、今を思う。
そして間もなく退場するブッシュが、彼を支えた米ネオコンが、朝鮮半島に残した
ならず者の足跡を、思う。そして、就任直後、ブッシュと会い得意満面の笑顔を見せた李大統領と、今後の南北関係の行く末を思う。

都さんは、この書を自分にとってバイブルのような存在と表現した。
皆さんに、是非一読されることをお勧めします。namsang