NPO法人 三千里鐵道 

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"団体事務室に電話したら、国家情報院の案内アナウンスが出ます"

2009年01月21日 | 管理人のつぶやき

大変なことになってきた。
実は、私が親しくしている韓国の青年の電話にも異常がある。
私は韓国に電話するときには、SKカード電話を利用しているのだが、昨年末以来、短縮電話では通話ができない。いったん呼び出し音が鳴った後すぐに次のようなアナウンスが流れるのだ。
『今かけた電話は当分間受信が停止されています』
私はてっきり彼の身辺に異常があったのかと心配で、その日から数日間何度も電話をかけた。そして同じことの繰り返しだった。

そのまえの電話で彼が実際に何度か公安に呼び出されていると聞いていた。彼が以前民和協で仕事をしていた時に何度も日本に来ていて、その時に民団や総連、韓統連の人たちとたびたび接触していたことについて審問を受けているというのである。だから本当に心配した。

で、一週間ほどして、短縮ではなくて番号を普通に回すとかかったのである。
しかし、そのあとも短縮ではつながらないままである。
どういうことがあるのかよくわからないのだが、気が騒ぐ。

by maneappa

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"団体事務室に電話したら、国家情報院の案内アナウンスが出ます"

公安, 統一団体監視日常化... 団体活動力はむしろ 'UP'

2009年 01月 21日 (水) 12:33:38 鄭ミョンジン/高ソンジン記者 mjjung@tongilnews.com



▲ 統一運動団体に対する公安機構の弾圧と監視が日常化になっている. [統一ニュース-資料写真]

少し前に、ある統一運動団体幹部は荒唐な事件を経験した.。
一放送社作家と携帯電話で電話通話をしたところ長くなったので、事務室に電話してくれと言った。 ところが、何分待っても電話のベルが鳴らなかった.。
それで放送社作家に電話をかけたら, 放送作家が言うには、"○○○-○○○○と事務室電話番号を確かに押したが、何回かけても国家情報院の案内アナウンスが出たんだけど?"

このような事は国家情報院が統一関連団体に対して暗々裏に盗聴をしているという点を端的に見せているのだ。
この団体幹部は "その後、事務室に電話通話する度にぽつりぽつりと切られるとか、途中で見知らぬ男性の声が聞こえるなど混線が起きたりする"と伝えた。

去年実践連帯に対する大々的な押収捜索をはじめとして本格化された統一運動団体に対する公安弾圧と監視は、ますます拡がっている。ある統一団体関係者は "合法的に活動していても李明博政権が常識を超越する公安弾圧行動を見せていて心が休まることがない"と打ち明けた。

初めから携帯電話の待ち受けに "この電話は国情院によって盗聴されることがありますから留意してください"というアナウンスが流れるように設定しておいた活動家もいる。
'通信秘密保護法改正案反対キャンペーン'の 中の一つだが、 国情院の盗聴が日常化された団体活動家にはキャンペーンではなく現実だ。


公安弾圧の日常化 '団体活動萎縮? むしろ強化されている'

このような日常的な公安機構の監視は、統一運動団体の萎縮を意図したことだという指摘が出ているものの、実際には公安弾圧に対する反発で団体の結束力や活動力がもっと強まっているというのが統一団体側が伝える言葉だ。

公安弾圧の '示範ケース'と言われた'実践連帯'の李ジェスン執行委員長は "公安弾圧が、実践連帯が李明博政権に脅威として映っているということを見せてくれることだと思っている"とし、 "内部的に雰囲気は良い。 'わざわざ私たちに触れるなんて' という風に思っている"と言った。

実践連帯は弾圧直後、普信閣の前で三ヶ月間の間座り込みを実行したし、 年初からは李明博政府の信任可否を問う汎国民投票を進行するなど '李明博政権の退陣'を全面に掲げている。

検察からろうそくデモの背後と指目された韓国進歩連帯もかなりの数の指導、執行部が拘束されたが、地域と部門から活動力が補充されながら、むしろ下半期には明洞 '無限挑戦×2', 普信閣ろうそく打鐘などの集会を通じて弾圧を突き抜けてている。

韓チュンモッ進歩連帯共同運営委員長は 、"弾圧が来た時、常に団結して来た"と "今年もっと大きい弾圧に対抗して市民社会運動が何を革新してこれを克服せねばならないかという課題として残っている"と明らかにした。


統一運動団体自主的な '体質改善' 努力も

いわゆる 'MB悪法'で公安機構をもっと強化しようとする兆しを見せながら、市民社会団体は直接的にこれを防ごうとする一方で、自主的な '体質改善'を通じて公安弾圧を勝ち抜けようとする努力も併行されている。

参加政府からも公安弾圧を受けた '韓国青年団体協議会(韓青)'は去年 2審裁判でも '利敵団体'に規定されると、組職を再整備してして体質改善に出た。

李スンホ韓青議長は "去る 8年間、韓青が自主統一運動で献身的に闘って来た伝統を維持しながら、青年生存権を死守する先鋒部隊として青年運動を鮮明にすること"と明らかにした。

韓青が注目しているのは、昨年の 'ろうそく運動'の経験だ。現時期を '6.15時代', '国民主権時代', 'ウェブ2.0時代'と規定して、これに適した青年運動を作るというのだ。
李スンホ議長は "このための事業を通じて、 2008年のろうそく運動に出てきた青年大衆たちと結合を模索すること"と明らかにした。

大衆の問題に積極結合して支持基盤を堅くしながら、公安弾圧の '震源地'である李明博政権に直接的な打撃を与えることで、これらの弾圧を勝ち抜けるという抱負だ。

逆説的に統一運動団体がますます強化される李明博政府の公安弾圧を、一段階質的発展を成すことができるきっかけにすることができるか注目される部分だ。


逆噴射する韓国

2009年01月21日 | 管理人のつぶやき


憤激と悲痛の叫び声が聞こえるようだ。

韓国の逆噴射はこういうところにも表れている。
軍事政権時代に逆戻りしたような錯覚を覚える。
いや、もはや錯覚などではない。

民間出身であれ、国民を虫けらのように扱うこの政権に怒りがおさまらない。

朝鮮日報の記事でさえ、このように警察権力を批判している。

牛肉にかかる蝋燭デモには批判的だった私だが、この事件については許しがたい怒りを覚える。

今すぐにでも韓国に飛んで、抗議デモに加わりたい。

by maneappa

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【社説】立てこもり鎮圧作戦の悲惨な結末

記事入力 : 2009/01/21 09:01:00
朝鮮日報

 ソウル竜山第4再開発地区で、十分な補償金の支払いを求めビルに立てこもっていた立ち退き対象地区の住民らに対し、警察は20日になって強制排除に乗り出した。すると鎮圧の過程で火災が発生し、立てこもりを続けていた住民5人と警察官1人が死亡、さらに警察官17人、住民6人が重傷を負った。住民らは5階建てビルの屋上で鉄パイプと鉄板を結び付けてバリケードを築き、その中に立てこもっていた。警察はクレーンを利用して特殊急襲部隊(SAT)員を乗せたコンテナ二つを屋上に引き上げ、鎮圧に乗り出した。屋上まで乗り込んだ隊員と、立てこもりを続けていた住民がにらみ合いを続けていたところ、バリケードの中から突然火の手が上がって崩壊し、今回の惨事が起こったのだ。


 5階建てビルの屋上とバリケードの中には、シンナーが詰められた缶数十個が準備してあったという。シンナーはいったん火が付くと激しく炎を吹き出す引火性の強い物質だ。住民側は火炎瓶や空気銃で警察の放水に対抗し、どちらも激しい興奮状態にあった。三十数人の興奮した住民と数百人の警察官が一度にもみ合えば、何らかの不祥事が起こることは当然予想できた。住民がビルを占拠したのは前日の19日午前5時30分ごろで、特殊急襲部隊が投入されたのはそれからわずか25時間後だ。この短い時間に特殊急襲部隊を投入する必要があるほど事態は急迫していたのか、という疑問は今も残る。鎮圧に乗り出す前に、現場にシンナーが保管されていたことを警察が把握していたのかも疑わしい。


 これまで警察は今回のような事件が起こると、まずは説得を行って事業主側との交渉をあっせんするなどの努力を行ってきた。2003年にソウル市銅雀区上道洞で起こった立てこもり事件でも、立ち退き対象となった住民は今回のようにビルの屋上にバリケードを築き、手作りの銃まで発砲して1年半も立てこもりを続けたが、結局は対話によって解決した。05年に京畿道烏山の宅地開発地区で立ち退き対象となった地区の住民が立てこもりを行った際にも、警察が強制排除に乗り出したのは54日が過ぎてからだった。鎮圧とはいっても、住民側が肉体的、精神的に疲労して抵抗が難しくなるまで様子見を続けたため、不祥事が起こることなく事態を収拾できた。


 再開発地区から立ち退きを要求された住民が抗議行動を行う際には、極端な行動に走ってしまうケースが非常に多い。彼らは多額の権利金を支払って店を開き、その上毎月の家賃まで支払っている。彼らなりに多額の資金をつぎ込んできたのだから、立ち退きを求められた際、一方的に提示された補償の額に納得し、おとなしく引き下がることはほとんどない。竜山第4再開発地区でも、そこで自営業を営んできた住民890人のうち、14%に当たる127人が補償は十分でないとして反発してきた。ソウル市内では今後26地区219区域でニュータウンの開発計画が進められる。これらの事業を行うに当たっても、立ち退き対象となる住民らが一方的に損害を被ったという思いを抱くことがないよう、交渉は慎重に行う必要がある。


 今回の鎮圧作戦に当たっては、次期警察庁長内定者の金碩基(キム・ソッキ)ソウル警察庁長が直接承認したという。特殊急襲部隊はソウル警察庁の直轄部隊だ。警察は違法な暴力デモなどに対しては、法と原則に従って秩序を守らなければならない。しかし今は経済危機の中にあり、国民の生活も非常に苦しくなっているはずだ。今年1年間は労使対立、圧力団体による激しい要求、階層間対立などが数多く起こることも容易に予想できる。警察の強硬な態度や鎮圧作戦などで火の手が上がると、その影響は社会の見えないところに渦巻く不満や不安などといった引火物に燃え移り、社会全体を燃やし尽くす結果をも招きかねない。そのため政府は一丸となって社会安定政策を提示すると同時に、警察も知恵を絞って慎重に対応する必要があるだろう。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


さらばよブッシュ、ようこそオバマ

2009年01月21日 | 朝米関係関連消息

就任演説をするオバマ大統領

昨夜寝たりおきたりしながら、ワシントンから流される大統領就任式の様子を観た。史上初の200万人の群衆が、初の黒人大統領の発する声に、動きに反応し揺れた。
60年前レストランに入れてもらえなかった父の息子が、…宣誓を行っている、と話したとき、200万の群衆が一瞬静まり返った。そして、万雷の拍手と感動が広がった。
まさに米国再生のスタートにふさわしい一大セレモニーであった。

就任演説の傍らに佇むブッシュ夫妻…。茶目っけのあるテキサスボーイの大統領は、どこか寂しそう。ヘリポートに移動するときまで見送ったオバマ夫妻と抱擁してヘリコプターに乗り込み、ホワイトハウスを去った。
この8年、彼を狂わしたのは就任間もない9.11テロ?…その後ネオコンに支えられ、振り回され、世界をテロとの戦いの戦場にした。そのあおりをくらって朝鮮半島にも何度か未曾有の危機が…。北を悪の枢軸と呼び、核施設へのピンポイント爆撃を真剣に検討していたとの話も漏れ聞こえてきた。(林東源著「南北首脳会談への道」参照)本当に危機一髪の状況、首の皮1枚で平和が維持された。
そのような狂気の時代にあっても、朝鮮半島の北と南は想像を絶する忍耐と犠牲、そして希望をもって南北和解を切り拓いてきたのだ。
悪の枢軸からテロ支援国家指定解除の転換は、朝鮮半島の南と北の、和解と統一を願う人々によってもたらされたと、僕は思いたい。これをブッシュの残した置き土産などと絶対に思いたくない。

大統領就任式の最中ニューヨークでは、ブッシュの人形に靴を投げつける市民の群れがいた。イラクの記者に連帯して行われたイベント。この映像と、イラク戦争直後、倒されたフセインの銅像にまたがり、少年が元大統領の頭を靴でペンペンしていた映像が重なる。大量破壊兵器はなかった、ただ倒したいから始めた戦争…。フセインも今はいない。おそらく今後米軍が撤退しても、憎悪は残る。
それでも強気な元大統領は、自分の8年は歴史が判断するであろうとうそぶく。
因みにある世論調査によると、アメリカ史上最悪の大統領と記録されるであろう、とあった。

さて、ここからが問題。任期切れ前のブッシュと、就任式後サマにならないオーバーアクションで破顔大笑カメラに収まった李明博大統領は、オバマとも会うのだろうか。ブッシュのネオコン、李明博のニューライト…。今も韓国の正統性を前面に出し国家体制、国民統制、経済と南北問題をリードしよとしている。
逆チェンジをかけた彼が、チェンジしようとするアメリカのリーダーとどのような折り合いをつけようとするのだろう。


ウリエ ソウォヌン トンイル
クメド ソウォヌン トンイル
                     
南北と海外の8000万同胞が、白頭山の天地から世界に向けて祈ろう、歌おう!


namsang