最近は復活東京駅の話題が多いのですが、北の玄関の様子も少しばかり見てきました。中央
改札口の上には、すっかり馴染みになっている猪熊弦一郎作壁画「自由」が掲げられています
ね。昭和26年(1951)に設置されましたが、戦後あの不自由な生活から解放されて「自
由」な毎日がどれほど有難かったことか。今もしみじみと思い起こしますね。
中央改札に向かって右側、切符売り場の上には平山郁夫氏の「ふる里日本の華」が描かれて
います。これは昭和60年(1985)に東北・上越新幹線が上野駅まで開通した記念に、ス
テンドグラスに華麗に日本の華が咲いたものです。
中央改札に向かって左側には、朝倉文夫作の「つばさの像」があります。これは初の東北特
急「はつかり」の運転開始と、上野駅開業75周年を記念して台東区が寄贈したもので、当初
は広小路口に設置されていたのを記憶しています。