散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

京鹿子娘道成寺

2011-06-17 06:20:27 | Weblog
 

      

 浅草奥山参道商店のシャッターに描かれているものです。お店が閉まっていないと見られな

い歌舞伎ですね。  

 白拍子の花子が道成寺の鐘供養に訪れ、舞を次々に披露するうちに鐘に飛び込み、蛇体とな

って現れるという設定です。内容はいくつかの部分に分けられ、恋にまつわるさまざまな女性

の姿を踊り分けることが主題となっています。 

 歌舞伎には道成寺物という作品群があって、これらは能の「道成寺」からとったものといわ

れています。古くは元禄時代から上演され、集大成したのが宝暦3年(1753)に初代中村

富十郎が初演した「京鹿子娘道成寺」だと伝えられます。綺麗な絵ですね。